2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース
2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第99報
7月豪雨水害から間もなく5ヶ月を迎えようとしています。この間、被災者のみなさんはまだまだ家屋の片付けや清掃に追われています。坂本で活動を続けているコミサポひろしまのみなさんと一緒に家屋の片付けや清掃を行いながら、みなさんからお預かりしたお米を被災者の方へお届けしてきました。 一昨日被災地に入った村井も、昨日坂本に行き、栃木から頂いた餅米と白米を届けてきたようです。 球磨村では、OPENJAPANのメンバーのみなさんが活動するの多武除という地区にお邪魔しました。ここで活動しているリーダーさんは東日本大震災の時に石巻で被災してそこからボランティアで全国の被災地に駆けつけ重機部隊で活躍しています。土砂にまみれたお宅を丁寧に重機を使って、被災者の方に寄り添いながら思い出の品を救出しています。 こうして、広島や宮城、もちろん熊本、大分などこれまでの被災地からもボランティアが駆けつけ被災地から被災地へのリレーがつながっていることに感動します。 この日の現場は家屋の1階が土砂で埋り、その土砂を重機で取り除いたあと、再建に向けて、壁を剥がしたり、換気扇や台所の収納棚を取り除く作業でした。そこに住む、高齢の女性は現在八代市に避難生活をしているなかで、「人生辛いことばかりじゃないから、必ず再建して自宅に戻る」と涙を浮かべながら力強く話してくれました。「お嫁に来てから60年以上、自然豊かなこの土地を離れたくない、春はワラビなどの山菜をとり、秋には栗をとって昔は700㌔も売りに出したこともあった。ここの栗は特別大きくておいしいのよ」と話しがとまりません。そして80歳を過ぎても病気一つしたことがないそうで、昔、子とり(お産婆さん)は生まれたばかりの子どもにふきの汁を吸わせたということで、そのかいあってか、丈夫な体になったと嬉しそうに話してくれました。年齢からすると再建をあきらめそうになるけど、やはり慣れ親しんだ土地を離れることはそれ以上に大変なことなのでしょう。お米を手渡すと、ありがとう!ここで炊事ができればみなさんに手料理ごちそうするんだけど。。。と お隣のお宅でも、1階まで土砂に埋もれ、大切な写真や思い出の品を取り出す作業が続いていました。天井まで埋め尽くされた土砂は人が一人這いつくばって通れるほどの隙間しかありません。その中から、家財道具や思い出の写真を救出します。お父さんも鍬を持って参戦してくれます。話を聞くと山仕事をしていたということで、鍬を持つ手が職人です。土砂と言っても石ころが多く、スコップでは歯が立たず、鍬で石ころの混ざった土砂を掻き出していくのです。慣れない私たちは指にまめができたりと大変な作業です。 それでも少しずつ掻き出していくと、水害を免れた布団や鞄などが救出されて、お母さんも「鞄が一つしかなかったから、よかった。」と笑顔がこぼれます。またご夫婦が救出してほしかったというお孫さんたちの写真が奇跡的にもずいぶんとよい状態で見つかりました。思わずハイ、ポーズ!!もぐって救出したボランティアもなんだか誇らしげです。住民さんの笑顔が私たちボランティアにとっての何よりのご褒美です。 地域の人も仮設に入ったりとバラバラになってしまって、寂しそうでしたが、大切なものが救出でき、家の中から土砂がなくなっていくのを見ていると、気持ちが和らいでいきます。 どの地域にもいてもみなさん仮設やみなし仮設などコミュニティがバラバラになってしまっているので、復旧作業にあたりながらも、まちの再建や悩みや想いを話せる場が必要だと感じました。神瀬では毎週土曜日に、集落の人たちが集まって話し合いがもたれています。そこで久しぶりに顔を合わせて近況報告などをしています。各地域でもそんな取り組みが広がりつつあります。 (増島 智子) -- *当センターの活動内容はブログで写真もぜひご覧ください。 http://ngo-kyodo.org/2020kyusyunanbu/ (新しいウインドウで開きます) -- ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・Yahooからも募金ができるようになりました!! https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/ (新しいウインドウで開きます) ・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605 (新しいウインドウで開きます) ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。 -- ※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。 http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html (新しいウインドウで開きます) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ※リンクはすべて別ウインドウで開きます。 被災地NGO恊働センター E-mail info@ngo-kyodo.org TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702 〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10 【HP】http://www.ngo-kyodo.org/ 【Facebook】https://www.facebook.com/KOBE1.17NGO ----- 【東日本支援活動ブログ】http://miyagijishin.seesaa.net/ 【☆脱原発ハンストを実行する有志のブログ】http://blog.canpan.info/stopnps/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第100報
コロナ禍によりボランティアが不足する中、八代市の秀岳館高校は発災直後の7月7日から坂本町などでボランティア活動を続けています。これまでに延べ6000人近くの生徒が被災地で汗を流しています。地元で活動している他のボランティア団体の人からも「坂本で一番土砂を掻き出したのは秀岳館の生徒だ!」と言われるくらい、とても感謝されています。 もともと秀岳館がボランティア活動に携わったきっかけは阪神・淡路大震災でした。その時の募金活動以来被災地で活動を続けてきているのです。ここで出会えたのも何かのご縁を感じます。 この度の7月豪雨災害では、当初はコロナ禍により、学校側もボランティア活動をためらっていたそうですが、生徒たちが「私たちもできることをしたい」と直談判をして活動に行けることになったそうです。もちろん、作業の際には手洗い、うがいと消毒は厳重にしています。 実際に、現場に入るとコミサポひろしまの小玉さんたちメンバーとともに、若い力と笑顔で被災者の方の心がほぐしていきます。土砂に埋まった家屋をみて、再建をあきらめそうになっている被災者の人たちが、泥がなくなりきれいになっていく自宅をみて、これならもう一度再建しようかなと、生徒から元気や勇気をもらうのです。被災者の方の中には在校生のお宅や卒業生の方もいて、母校の生徒に支えられ希望が湧いてきます。部活動ごとに現場に入っているので住民さんは「今日は何部の生徒さんかな?」と心待ちにしています。秀岳館はスポーツも盛んで、全国大会にも出場しています。地元の人たちも「もし高校生に戻れたら、絶対に秀岳館に入学したい!勉強だけはでなく、学べることがたくさんある」と大人気です。 そんな元気な高校生が被災地に行くと泥だらけだった家屋がみるみるうちにきれいになっていきます。「人の役にたててうれしい」、「ボランティア楽しい」と生徒の顔も晴れ晴れとしています。今後も活動を続けたいと言ってくれている生徒たちの言葉に被災者もいきる力が湧いてきます。 御年89歳ながら中川校長先生は矍鑠としていて、ボランティア活動では、毎日お昼休憩にお弁当を届けながら、生徒の健康状態を確認するために自らの運転で被災地の現場まで赴き、生徒をねぎらいます。生徒には“おじいちゃん校長先生”と慕われ、生徒がハグをしに駆け寄って来ます。 また、不登校だった生徒が秀岳館に入学して、生徒会長までなった子もいて、卒業してからも校長先生を慕って学園祭などの催しに遊びにきています。そんな素晴らしい教育環境について「何か特別な指導があるのですか?」と取材で尋ねられた時に校長先生は「指導なんて何もないよ!学校の環境がいいからです」とお応えになったそうです。そして、校長先生は「ボランティアは命の教育」と言われています。 今年はコロナという災害に見舞われ部活動も全国大会など多くの活動が自粛や中止に追い込まれ特に3年生は最後の試合に出場できずに悔しい想いをしました。そんな逆境の中でも、この災害ボランティアを通してたくさんのことを経験できたのではないでしょうか?だからこそこんなにも長期で生徒の意志でボランティアを続けているのだと思います。まさに校長先生の言われる「命の教育」だと感じます。 秀岳館高校に訪れると、地元だけではなく全国から集まる生徒も先生もまるで大きな家族のような存在で、温かい気持ちになれます。 私も秀岳館のみなさんから多くのことを学ばせて頂いています。ありがとうございます。 (増島 智子) 〈〈まだまだお米を集めています!〉〉 まだ避難所生活をされている方もおられますが、被災地では今後の復興ビジョンづくりのための動きが活発になっています。こうして、被災者の復興への足音が聞こえてくる段階に入ってきたように感じます。全国から送られてくるおいしいお米を味わいながら、じっくりと将来のことを考えて下さることを切に願います。まだまだお米は喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。 【送り先】 〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701 「被災地NGO恊働センター」まで (注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。 -- *当センターの活動内容はブログで写真もぜひご覧ください。 http://ngo-kyodo.org/2020kyusyunanbu/ (新しいウインドウで開きます) -- ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・Yahooからも募金ができるようになりました!! https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/ (新しいウインドウで開きます) ・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605 (新しいウインドウで開きます) ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。 -- ※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。 http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html (新しいウインドウで開きます) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ※リンクはすべて別ウインドウで開きます。 被災地NGO恊働センター E-mail info@ngo-kyodo.org TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702 〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10 【HP】http://www.ngo-kyodo.org/ 【Facebook】https://www.facebook.com/KOBE1.17NGO ----- 【東日本支援活動ブログ】http://miyagijishin.seesaa.net/ 【☆脱原発ハンストを実行する有志のブログ】http://blog.canpan.info/stopnps/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第101報
八代市坂本町では、地元のみなさんも水害支援に奔走しています。「坂本町復興支援チーム桃ちゃん」もその一つです。構成メンバーは「コミサポひろしま」「レスキューアシスト熊本」「道野カンパニー」「水俣Hub-Power」です。 被災当初から活動を続け、現在もみなさん活動を続けています。 被災地では、まだ流された建物がそのまま、川にも漂流物が流れ着き、その爪痕を色濃く残しています。東日本大震災の被災地岩手県大槌町吉里吉里のミュージシャン「RIA+ノリシゲ」の曲「歩きましょう」が頭に浮かびました。 ♪♪♪♪♪♪ 色失ったこの町のガレキかきわけて 泥にまみれた荷車押す背中照らす太陽 さぁ 歩きましょう 歩きましょう 思い出集めて さぁ 築きましょう 築きましょう 愛するこの町を ♪♪♪♪♪♪ いま坂本町では、そんな色を失ったまちに色を添えてくれるプロジェクトを進めています。チーム桃ちゃんのメンバー水俣Hub-powerさんが運営のお手伝いをしています。それは、地元で被災した峯苫医院の院長の奥様のアイデアで始まった「さかもと花いっぱいプロジェクト」~笑顔ある暮らしを地域とともに~です。 そのプロジェクトには「令和2年7月4日の豪雨災害により私たちの坂本町は一変しました。発災から4ヶ月秋を迎えた坂本町に例年咲いていたはずの秋の花が少ないことに気が付きました。花いっぱい、笑顔をいっぱいの坂本に少しでも戻したいと願っています。坂本町コミュニティ再生のためにも、是非皆様方のご協力をお願い致します」という想いが込められたプロジェクトです。 水害後の被災地には前段の歌詞にあるように町は色を失います。その光景を見ていると心がふさぎ込んでしまいます。被災者の中にも「公費解体を待っているけどいつになるかわからないし、流れてきた流木や家財などがそのままだと、気が滅入るから」と一人黙々と片付けをされている人もいました。そんな姿を見かねてボランティアがお手伝いすると「ちょっとでもきれいになると、これで前をむける」と。。。「花壇まで作ってきれいにしてもらって」と。。。 そして、チーム桃ちゃんは先月「第2回 坂本で会いましょう~くつろぎの時間~」を開催しました。これは、いまは仮設やみなし仮設や親せきの家などに身を寄せバラバラになっている住民さんが集う場です。集まったみなさんは久しぶりに大声で笑い、子どもたちは思いっきり体を動かし、悩みを打ち明けたりしています。こんないままで当たり前にあった語らいの時間を過ごすことで、また少し前に向けたのはではないでしょうか。 東日本大震災の被災者が歌った歌のように、いま坂本、九州、そして他にも被害に遭われた被災地の方が、花を植えながらゆっくりゆっくり歩いて、愛する町を築いていってほしいと願わずにはいられません。 チーム桃ちゃんの代表諸橋桃子さんは、熊本日日新聞(2020/11/6)で「『やっぱり坂本がいい』。被災して町外へ出ざるを得なくなった住民と話すと、必ずといっていいほどみんなこの言葉を口にする。どんなに辛く、大変な思いをしても、それでも、たくさんの住民がまたあの集落に、坂本に帰って暮らしたいと本音では願っている。そんな声をいつまでも大切にしたい。」と話しています。 (増島 智子) 〈まだまだお米を集めています!〉〉 まだ避難所生活をされている方もおられますが、被災地では今後の復興ビジョンづくりのための動きが活発になっています。こうして、被災者の復興への足音が聞こえてくる段階に入ってきたように感じます。全国から送られてくるおいしいお米を味わいながら、じっくりと将来のことを考えて下さることを切に願います。まだまだお米は喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。 【送り先】 〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701 「被災地NGO恊働センター」まで (注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。 -- *当センターの活動内容はブログで写真もぜひご覧ください。 http://ngo-kyodo.org/2020kyusyunanbu/ (新しいウインドウで開きます) -- ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・Yahooからも募金ができるようになりました!! https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/ (新しいウインドウで開きます) ・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605 (新しいウインドウで開きます) ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。 -- ※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。 http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html (新しいウインドウで開きます) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ※リンクはすべて別ウインドウで開きます。 被災地NGO恊働センター E-mail info@ngo-kyodo.org TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702 〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10 【HP】http://www.ngo-kyodo.org/ 【Facebook】https://www.facebook.com/KOBE1.17NGO ----- 【東日本支援活動ブログ】http://miyagijishin.seesaa.net/ 【☆脱原発ハンストを実行する有志のブログ】http://blog.canpan.info/stopnps/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第102報
水害から5ヶ月が経過しました。避難者数は89人(12月3日現在)となり、仮設やみなし仮設では1,675世帯3,954人(11月25日現在)が暮らしています。いまだ2次災害などの恐れから八代市坂本町33世帯、葦北郡津奈木町10世帯に対し避難指示が継続しています。 現在も各被災地では、少ないながらもボランティアが毎日汗を流しています。いまだに家屋に入った泥出しなども行われ、時に被災者の方は途方もなく延々と続く作業に心折れそうになることもあります。そんな被災者にいつもボランティアがそっと寄り添っています。 コミサポひろしまもその一つです。私たちも微力ながら家屋の清掃、修復などのお手伝いをさせて頂いてます。リーダーの小玉さんはメンバーの人たちと丁寧に作業を進めていきます。泥だらけの家屋を前に再建をあきらめかけていた家主さんと「一度片付けをさせてもらえませんか?もし解体になっても構いませんから、お手伝いさせてください」と被災者の背中を押しています。秀岳館高等学校(八代市)の生徒も加勢して、住み慣れた家がみるみるきれいになっていきます。そのうちに被災者の方の心が晴れ渡った空のように、すっきりとした笑顔がこぼれはじめ、「もう一度再建してみようかな?」と…。そこに小玉さんたちが「お手伝いしますよ」とそっと声をかけます。被災者の人も自ら率先して、片付けを手伝ったり、 家屋のリフォームに取り組んでいきます。 ボランティアの人たちも格段に技術があがり、まるでプロ顔負けの作業です。その時々の災害に柔軟に対応して、被災者のお困りごとに寄り添っているのです。災害の都度いろいろ勉強をされながら技術を磨き上げていくのです。 家の再建を考えている住民さんには、見積もりを拝見させてもらって、ボランティアでできる範囲のお手伝いをして、中には最終的に数百万円という金額が安くなったりします。大工さんも足りない中なので、大工さんが入ってすぐに作業が始められるように、壁を剥がし、壁や天井の断熱材を外したり、釘やビスを抜いたり、しっかり乾燥、消毒をして引き渡します。そうすると大工さんは、すぐに新しい壁を張ったり、建具を付けたりと工期も早く、料金も安くなるのです。 リーダーの小玉さんは長い間被災者の人たちとお付き合いしています。茨城県常総市の水害の被災地などにもいまだに足しげく通い、住民さんと家族のような間柄を築いています。災害が次々多発する中でも、小玉さんは“いま”の現場で納得いくまで活動をしないと次の現場にはいきません。現在の熊本では少ないながらも個性豊かなメンバーたちと、笑ったり泣いたり、試行錯誤しながら被災者のみなさんと一緒に活動を続けています。 *コミサポひろしまのFBページ https://www.facebook.com/comsup.hiroshima (新しいウインドウで開きます) (増島 智子) 〈まだまだお米を集めています!〉〉 まだ避難所生活をされている方もおられますが、被災地では今後の復興ビジョンづくりのための動きが活発になっています。こうして、被災者の復興への足音が聞こえてくる段階に入ってきたように感じます。全国から送られてくるおいしいお米を味わいながら、じっくりと将来のことを考えて下さることを切に願います。まだまだお米は喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。 【送り先】 〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701 「被災地NGO恊働センター」まで (注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。 -- *当センターの活動内容はブログで写真もぜひご覧ください。 http://ngo-kyodo.org/2020kyusyunanbu/ (新しいウインドウで開きます) -- ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・Yahooからも募金ができるようになりました!! https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/ (新しいウインドウで開きます) ・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605 (新しいウインドウで開きます) ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。 -- ※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。 http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html (新しいウインドウで開きます) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ※リンクはすべて別ウインドウで開きます。 被災地NGO恊働センター E-mail info@ngo-kyodo.org TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702 〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10 【HP】http://www.ngo-kyodo.org/ 【Facebook】https://www.facebook.com/KOBE1.17NGO ----- 【東日本支援活動ブログ】http://miyagijishin.seesaa.net/ 【☆脱原発ハンストを実行する有志のブログ】http://blog.canpan.info/stopnps/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第103報
今年もあと10日ほどで1年の幕を閉じます。しばらく支援ニュースが途絶えていました。当NGOもスタッフが少なく、忙しくレポートを書く時間がありませんでした。申し訳ありません。 |
2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第104報
昨日の本支援レポートで、最後に「1・17から7・4」ではなく、「7・4+新型コロナウイルス感染症から1・17へ」だからと言いました。この根底にあるのは、私の中では25年前に行われた「市民とNGOの『防災』国際フォーラム」(組織委員会委員長・高村勣・当時コープこうべ名誉理事長、実行委員会委員長・芹田健太郎・当時神戸大学大学院国際協力研究科長)での神戸宣言です。 |
2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第105報
前号で触れた「市民とNGOの『防災』国際フォーラム」は、-くらし再建へ「いま」見すえてーというテーマで議論を続け、10年間は毎年発表する都度の宣言で、被災者支援の提言をしてきました。私たちが被災者(地)と向き合う時は、常に被災者の暮らし再建を最も優先的に取り組んできました。25年前は、暮らし再建を緊急課題として取り上げ、そのためには「とにかく住まいが必要!」ということで、公的支援の必要性をアピールしました。(阪神・淡路大震災後に被災者生活再建支援法が施行されましたが、阪神・淡路大震災の被災者には遡及適用がなされませんでした。) |
2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第106報
一昨日、熊本での活動を終え神戸に戻りました。今回もコミサポひろしまのみなさんと家屋の再生などのお手伝い、みなさんからのお預かりしたお米の配布などをしてきました。 |
2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第107報
蒲島郁夫熊本県知事は、11月19日「球磨川流域 治水の方向性」について、「命と環境の両立」と題し、県議会で「緑の流域治水」構想を発表しました。「今後は、不退転の決意で、球磨川流域に安全と恵みをもたらす『緑の流域治水』に取り組み、日本の災害復興をリードする新たな全国モデル、いわば『球磨川モデル』-として、必ずや、球磨川流域の創造的復興を成し遂げる」と締めくくりました。 |
2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第108報
前号で「本来貝原俊民兵庫県知事が掲げた『創造的復興」の理念は、その趣旨が浸透しないまま言葉がひとり歩きした感があるように感じます。」と書いたのは、どうも最初に創造的復興を唱えられた貝原俊民前兵庫県知事の願いと、国連防災世界会議での「Build |
2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第109報
前号でボランティア元年の意義ついては次号で、と予告しました。次のように二人の識者がメッセージを出されています。一人は、亡くなられた評論家でもあり、医師でもあった加藤周一さんの言葉で、もう一人はノンフィクション作家の柳田邦男さんです。 |
2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第110報
前号で書きましたように、最前線で活動するボランティアが被災者の代弁をする(アドボカシー)という役割は大変重要な役割だと考えています。被災者主体で課題を解決するには |
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