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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第111報
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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース

 

2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第111報

 水害から1月4日で半年が過ぎました。コロナ禍での複合災害となり、復旧活動は今もなお続いています。12月熊本でも寒さが厳しくなってきた頃、相良村にお邪魔しました。
相良村は、川辺川と球磨川の合流地点があり、その地点にある西村地区は21軒のうち19軒が被災し、相良村でも一番被害が大きかった地区になります。
相良村でもボランティア不足により、泥出しをしただけの家屋が手付かずのまま残っています。区長さんに案内してもらうと、遠目では家屋がそのままあるので一見すると被害がなかったような田園風景が広がります。よくよく見ると家の中は空っぽで、田畑には土砂が入り、近くを走るくま川鉄道の駅舎川村駅は影も形もなくなっていました。
駅の近隣は田畑が広がっているのですが、水害当時は一面まるで湖のように川から溢れ出た水が町を飲み込んだそうです。球磨川の水量が急激に増え、川辺川の水が球磨川に流れ込まずにバックウォーター現象を起こしたのです。住民の人たちもまさかここまで水が来るとは夢にも思わなかったそうです。

 ある住民さんのところへお邪魔しました。住民さんはこの寒さの中、被害にあった家屋の横のガレージに住んでいます。家は昭和57年の水害を受け、基礎をコンクリートブロック5つも重ね1m近くかさ上げし、これでもう大丈夫だと思っていたところ、今回の水害で床上まで被害に遭ってしまったのです。家には90代のお母さんが一人で暮らしていたのですが、息子さんが熊本の自宅から週6日は滞在し、お世話をしていたそうです。いまお母さんは福祉施設に入所しているのですが、息子さんは実家をどうしたらいいのか悩みながら、「慣れ親しんだ場所を離れたくない!」と実家の片隅にあるガレージで暮らしているのです。12月当時は最低気温8℃くらいだったそうですが、きっといまではもっと低くなっていると思います。お母さんも施設に入ってから動きが鈍くなってきたようで、自宅にいれば家の周りを散歩したり、身体もそれなりに動かせたようです。一人暮らしには大きすぎる自宅の再建に迷いも生じますが、実家を離れずにガレージに住み続けている息子さんの気持ちを思うと切なくなります。

 みなさんからお預かりしたお米をこの方と、この地区の区長さんに届けました。区長さんは毎週金曜日にはボランティアさんと一緒に野菜などを仮設住宅やみなし仮設に住む被災者の人にお届けしているそうです。そこで地域の人にもお米を届けてくれるそうです。区長さんは発災から休みなく被災された住民さんに寄り添い続けています。野菜などをお届けすると被災者の方から「生きる力がわいてくる」と言われ、「やめられないね」と照れ笑いを浮かべてくれました。
新型コロナウィスル感染症が深刻化していますが、被災地では被災者の人たちが取り残されているのも深刻です。今年もできることをしたいきたいと思います。
(増島 智子)

〈〈まだまだお米を集めています!〉
 みなし仮設住宅を含め、ぼちぼち仮設住宅に移行し、また家族や親戚のお家に避難されている方が増えてくる中で、お米は本当に喜ばれています。また直後は水、電気、ガスというライフラインが途絶され、不自由な在宅避難をされていた被災者もライフラインが復活し、在宅で調理をしたりされますのでお米は欠かせない食料になっています。
先日も被災者の方が、「今一番欲しい救援物資は何ですか?」と尋ねたら、「お米が一番嬉しい!」とおっしゃいました。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。引き続きご支援をお願いします。

【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。
--
*当センターの活動内容はブログで写真もぜひご覧ください。
http://ngo-kyodo.org/2020kyusyunanbu/
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■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
   https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
(新しいウインドウで開きます)

・クレジットカードでも寄付ができます。
   https://congrant.com/project/ngokobe/605
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・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556

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※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。
http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html
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 ※リンクはすべて別ウインドウで開きます。
 被災地NGO恊働センター
 E-mail info@ngo-kyodo.org
 TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702
 〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10
 【HP】http://www.ngo-kyodo.org/
 【Facebook】https://www.facebook.com/KOBE1.17NGO
-----
【東日本支援活動ブログ】http://miyagijishin.seesaa.net/
【☆脱原発ハンストを実行する有志のブログ】http://blog.canpan.info/stopnps/
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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第112報 

 昨年から新型コロナウィルス感染症第三派により厳しい状況に直面しています。経済活動を活性化することと感染症から命を守るということは、対立するものでもなく、まったく一体化したものであることが、どうも菅義偉政権には理解されていないと思います。つまり、コロナに感染し、陽性判定が出ればそのほとんどが大なり小なり隔離されます。その人たちは結局、ゼロではないですが経済活動にはほとんど参入できないのです。余裕をもって医療崩壊を招かない事態が安定して、再び経済活動をフル回転すればよいという、こんな簡単な理屈がどうして理解できないのか・・・・・、この国は大丈夫なのだろうかと心配するのは私だけではないでしょう。
 さて、あとわずかで迎える1月17日で阪神・淡路大震災から26年目を迎えます。26年前には、一日約2万人の被災者や被災住民が集まり「市民とNGOの『防災』国際フォーラム」を開催しました。そこで「神戸宣言 1995」を発表したこ
とはすでに紹介して来ました。このフォーラム実行委員会が1998年に『市民がつくる復興計画』を刊行しました。その中に小学6年生の女子が書いた詩を載せています。それが以下の内容です。
―「きっと神様の罰があたったんや」「もう、モノはいらん。ぜいたくはいらん」
「水も、電気も、何もかも、ムダに使うとった」
「消防も、警察もこうへん。いざというときは、やっぱり、ご近所さんや」
「これからは、自然をいじめんのやめとこ」―と。

 私たちフォーラム関係者はじめ参加者は、この詩を受け止め、「敗戦から立ち上がるために、ひたすら生活の豊かさをめざし、さまざまなことがらを後回しにして、階段を上りつづけてきた。まだまだ豊かさを手にしていないとあせり、つぎつぎとモノを求め、他の人よりもよい生活があるはずだと押しのけ、競い合った。そして、あの日、私たちが見たものは、戦後50年の巨像ではなかったか。ユートピアがまぼろしであっても、あの短い日々に見たことは、これから私たちが求めていくべきものが何かを指し示してくれている。」と災後の羅針盤として心に刻みました。

 冒頭で書いたように、この1年間「GoTo・・・・」に象徴されるように、菅義偉政権は的外れの経済対策しか為していません。こうしたコロナ禍にあって、先述したこの詩を思い出さざるを得ないのです。こうして26年前、すでに大量生産、大量消費、大量廃棄の経済活動を見直し、脱成長を示唆していたのです。温暖化による地球の危機をどう乗り越えるのかが、今を生きる私たちの最大の命題です。この26年を猛省しつつ、脱成長を根底に、経済再建と脱地球温暖化を両立させたグリーン・リカバリー(緑の復興)を基軸にした暮らしを取り戻すしかないと思うのです。
(続く 村井雅清)

〈〈まだまだお米を集めています!〉〉
みなし仮設住宅を含め、ぼちぼち仮設住宅に移行し、また家族や親戚のお家に避難されている方が増えてくる中で、お米は本当に喜ばれています。また直後は水、電気、ガスというライフラインが途絶され、不自由な在宅避難をされていた被災者もライフラインが復活し、在宅で調理をしたりされますのでお米は欠かせない食料になっています。
先日も被災者の方が、「今一番欲しい救援物資は何ですか?」と尋ねたら、「お米が一番嬉しい!」とおっしゃいました。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。引き続きご支援をお願いします。

【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第113報

 前号112報で、「脱成長を根底に、経済再建と脱地球温暖化を両立させたグリーン・リカバリー(緑の復興)を基軸にした暮らしを取り戻すしかない」と言ったものの、おそらく「財源はどのようにやりくりするのか?」というご意見がおありでしょう。
しかし、その応答について、私たち自身が答えを出さなければならないことでしょうか?私たちボランティアが巨額の財源をやりくりする方策を提案するのは、かなり難題です。そもそも「ボランタリー経済圏」といいましょうか、非営利の経済活動を担っているのはボランティアです。具体的には、グリーン・リカバリーを基軸にした球磨川の再生のための経済活動を支えることはできます。またボランティア一人ひとりが日々の暮らしの中で取り組むことが最も求められていることであり、その実践を広く世間に発信することで、一人でも多くの賛同者とつながるお手伝いをすることが役割でもあると思います。その成果はアソシエーション=人と人の連帯として現れるでしょう。ちなみにボランティアの起源はアソシエ―ション
からという説もあります。つまり、冒頭の脱成長を根底に、グリーン・リカバリーを基軸にした暮らしを取り戻すことを以って、アソシエーションを築くことによって社会を変えることができるのです。ボランティアはアソシエーションを築く媒体となることが役割の1つです。球磨川の再生に伴って、流域住民が分断されるのではなく、連帯する媒体となることも可能でしょう。

 ただ、現コロナ下において、都市に緊急事態宣言が発令され、飲食店などが打撃を受けていることは深刻な課題です。この人たちが最低限でも生業を維持するためには、政府が発表した月6万円では立ち行かないのは明らかです。緊急事態宣言で自粛を要請するなら、補償とセットで援助をしなければ、やがて廃業者が増え、借金まみれになって、取り返しのつかない事態にもなりかねないでしょう。経済再建を掲げるなら、まず補償することが最優先課題です。
緊急の課題としてやはり財源問題が課題です。宮内義彦オリックス元社長が昨年12月30日の朝日新聞で下記のように発言しています。
―企業はためこみ、お金は家計に行き渡らない。経済政策の失敗が証明されたんだから、変えて行かないといけません。
・財政は危機的ではない。私なんかにも10万円が配られるでしょうが税金でめしあげたらいい。
・コロナでわかったのは、もっと政府がカネをださんといかんということ。ちょっとだして家計に使わせようとか、せこいことせず、みんな静かにしろ、カネは不自由させない、とこれしかないんです。―と、

 とにかく菅義偉総理は、一人ひとりにしっかりと響くメッセージを出し、迅速に行動することを通して信頼を取りもどすことでしょう。ないものねだりになりますが、ニュージーランドの女性首相ジャシンダ・ケイト・ローレル・アーダーンさんを見習って欲しいものです。 (続く 村井雅清)

〈〈まだまだお米を集めています!〉〉
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