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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第170報
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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース

 

2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第170報

昨年7月の豪雨災害から1年が経過した被災地である大分県日田市や熊本県人吉市、芦北町、八代市坂本町を7月20〜24日にかけて訪ねました。数回に分けてレポートをお送りしたいと思います。

 まずは、大分県日田市の状況です。日田市は、昨年7月の災害で天瀬町と中津江村の2ヶ所が大きく被災しました。今回は、そのうち天瀬町を訪問しました。
 日田市では、NPO法人リエラがみなし仮設住宅の方々の支援を継続しています。また、天瀬町では元地域おこし協力隊の方が立ち上げた「天ヶ瀬温泉未来創造プロジェクト」が法人を取得し、一般社団法人あまみらとして活動を継続しています。当センターでは、災害発生直後から、この2団体をサポートする支援を行なってきました。

 NPO法人リエラでは、みなし仮設住宅の支援として、寄付金を元に家電を配布するという活動を行いました。これは、2017年の九州北部豪雨災害の際にも行われた支援活動ですが、家電配布のためのチラシを行政から送ってもらい、申込のあった方のところに家電をお届けしてじっくりと話を聞くというものです。行政からみなし仮設住宅のリストはもらえませんが、家電の申込先をリエラにすることで住所を把握し、郵送ではなく直接家電を届けるので、被災した方々のお話を丁寧に聞くことができます。こうして直接お話を聞きながら、気になる方には継続して見守りを行なっています。今回の7月豪雨災害では、日田市のみなし仮設住宅にお住まいの方が約50世帯と比較的少ないためなのか、支え合いセンターや生活支援センターのような、みなし仮設住宅の方などを対象に支援を行うセンターが日田市には設置されませんでした(人吉市などには設置されています)。そのため、行政の保健師さんや社協の方々と共に、平時の支援活動のなかでの対応となっています。こうした方々とリエラのみなさんも定期的に情報共有の場を設けるなどの工夫をしており、被災した方々が支援から抜け落ちてしまわないような支援を実施しています。

 みなし仮設住宅にお住まいの方々は、ようやく生活が落ち着いてきたのではないか、というような状況で、まだ次の住まいのことは考えていないという方もいらっしゃいます。いままでとは違うみなし仮設での生活で、ストレスを感じていたり、買い物が不便になってしまったり、駐車場が狭いなど、細かい困りごとがたくさんあります。災害からの時間経過はあっという間で、短い期間で将来の生活設計をしなければならない被災者の方々は、本当に苦労の連続です。天瀬町に流れる玖珠川の河川工事については、ようやくその計画が少しずつ明らかになってきた段階で、まだまだ不透明な部分も多く残されています。再び出水期や台風シーズンを前にして、次に雨が降ったら不安、という方もいらっしゃいます。
 被災した方々が生活を取り戻すまで、息の長い支援が必要です。地元の団体であるリエラやあまみらは継続して支援を行なっていますが、外部からの応援も被災者の方の力になります。引き続きのご支援・ご協力をよろしくお願いします。(頼政良太)


2017年で被災した小野地区のカフェの様子。リエラの本事務所は小野地区にあり、継続して地域の方々との関わりを持っています。

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。

【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

--
*当センターの活動内容はブログで写真もぜひご覧ください。
http://ngo-kyodo.org/2020kyusyunanbu/
(新しいウインドウで開きます)
--
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
   https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
(新しいウインドウで開きます)

・クレジットカードでも寄付ができます。
   https://congrant.com/project/ngokobe/605
(新しいウインドウで開きます)

・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

--
※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。
http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html
(新しいウインドウで開きます)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 ※リンクはすべて別ウインドウで開きます。
 被災地NGO恊働センター
 E-mail info@ngo-kyodo.org
 TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702
 〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10
 【HP】http://www.ngo-kyodo.org/
 【Facebook】https://www.facebook.com/KOBE1.17NGO
-----
【東日本支援活動ブログ】http://miyagijishin.seesaa.net/
【☆脱原発ハンストを実行する有志のブログ】http://blog.canpan.info/stopnps/
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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第171報 

 昨年7月の豪雨災害から1年が経過した被災地である大分県日田市や熊本県人吉市、芦北町、八代市坂本町を7月20〜24日にかけて訪ねました。数回に分けてレ
ポートをお送りしたいと思います。

 今回は、日田市天瀬町の現場をお伝えします。日田市天瀬町は、玖珠川が氾濫して大きな被害が出ました。天瀬町で大きな被害があったのは、天ヶ瀬温泉街という観光地です。天瀬町は平成になって日田市に合併した旧郡部で、川と山の恵みのある自然豊かな町であり、大きく3つのエリアに分かれています。昨年7月の災害では、3つのエリアのうち、温泉街のみが大きな被害を受けました。温泉街の旅館組合には14軒の旅館が加盟していましたが、そのうち7つの旅館が大きな被害を受け、お土産屋さんなど地域のお店もかなりの被害を受けました。温泉街といっても、地域に住んでいる方もいらっしゃり、川沿いにお住まいの家には大きな被害が出ています。この天ヶ瀬温泉街の地域では、一般社団法人あまみらが、地域でのイベントの実施や、住民さんの意見交換の場づくり、避難マップづくりなどの防災の取り組みなど地域づくりの活動を行っています。

 玖珠川は河川の構造上、大雨が降るとすぐに水位が上昇します。旅館や地域の方にとって、少々の水に浸かることは毎年のことだったようです。旅館の中には、川の中にある石を目印にして、そこまで水位が上がれば避難するという目安を決めていた方もいたそうです。大きな被害を出した玖珠川ですが、現在、河川改修の工事計画が進められています。

 玖珠川の河川改修工事は、災害復旧事業で行うのではなく、通常の河川改修事業として行われます。玖珠川は氾濫したものの、護岸等に大きな被害が出たわけではなく、水位が上がって溢れてしまったという被害でした。そのため、災害によって壊れた箇所を修復する災害復旧の事業ではなく、平時のスキームで進められます。まずは、測量をして計画を作り、国がその内容を審査し、OKが出れば着工できるという順番になります。国の審査も災害復旧のように迅速にというわけにはいかず、時間がかかってしまいます。玖珠川についても、現在ようやく計画が朧げに見えてきたというところで、実際の工事の着工までにはまだまだ時間がかかります。今回の計画では、河床掘削は極力行わず、川幅を広げるという形になっています。川の底に温泉の湧き出る泉源あるため、旅館にとっては死活問題であるからです。しかし、川幅を広げるという形になっても、約30軒が立ち退きになってしまったり、旅館の駐車場も削られてしまったりする可能性があるようです。ある旅館は再開に向けて復旧工事を進めておられ、目の前にかかる吊り橋も修復されていますが、川幅を広げることでその吊り橋もかけ直さなければならなくなる可能性も出てきているそうです。旅館を経営する人たちにとっては、この河川改修工事が及ぼす影響が大きく、工事を考慮せずには将来は決められません。しかし、なかなか進まない工事に対して、再建のための 補助金は早く執行するようにと催促があるので、ますます悩みが深くなっています。一方、地域の住民のみなさんは、安全に住みたいという希望が大きく、旅館経営の方々との意見が食い
違ってしまうこともあり、今後の地域づくりはそれぞれの意見を十分に聞いていくことが大変重要になってくるのではないかと思います。当センターでも、天ヶ瀬温泉街を中心にまちづくりを支えている一般社団法人あまみらの活動を引き続きサポートしていきたいと思います。
(頼政良太)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。

【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その
場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

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http://ngo-kyodo.org/2020kyusyunanbu/
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■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
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・クレジットカードでも寄付ができます。
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・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。
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 TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702
 〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10
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