2018.07 2018.08→
水害についての情報をください。
今回の水害について
見舞金の支給について①
見舞金の支給について②
 「平成30年7月豪雨」レポート―NO1 西日本豪雨についてのレポート   
 梅雨前線の影響による記録的大雨被害についてのレポート-1 梅雨前線の影響による記録的大雨被害についてのレポート-2   
 「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO3 梅「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO4  「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO5 
 「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO6 「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO7  「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO8 
 西日本豪災害について 「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO9   「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO10  
「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO11  「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO12  「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO13  
【ボランティア募集情報あり】
「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO14 
【ボランティア足りません】
「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO15 
【ボランティアバス引率者募集】
「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO16  
2018.07 2018.08→

西日本豪雨災害情報


水害についての情報をください。

 ネットのみなさまへ

今回の水害は非常に範囲が広くなっています。
現在愛媛、広島の情報は入っていますが、その他の地域の状況がわかりません。
被害が出ている場合はゆめ風基金まで連絡ください。
また被害調査票や緊急支援用のリーフを添付します。


緊急支援のためのリーフ2.doc

被災地支援金助成要綱.docx

2018豪雨被災状況調査票.doc



よろしくお願いします。

                               ゆめ風基金 八幡

--
=====================
被災障害者支援NPO法人ゆめ風基金
〒533-0033大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662
http://yumekaze.in.coocan.jp/
yumekaze@nifty.com
=====================


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今回の水害について


みなさまへ

今回の水害で被害にあわれた方々へ心より、お見舞い申し上げます。
今回の水害はこれまでにないほど広範囲で甚大な被害をもたらしています。
ゆめ風基金には愛媛の作業所2か所水没、広島1か所水没などの情報が寄せられています。
(当初岡山も1か所と聞いていましたが、高齢者施設のようです)

愛媛ではネット松山の佐野さんが動いてくれていますが、情報は須賀さんのほうからもらっています。

以下ネットの須賀さんよりの情報を転送させていただきます。

------------------------------------------

お世話になります。
ゆめ風ネットまつやまの須賀です。
先程ゆめ風ネット愛媛の佐野さんから連絡ありました。
愛媛県西予市野村町の作業所2つと連絡を取り合ったところ、
屋根まで冠水してしまっているそうで、1つ目の作業所は全員の無事を確認。2つ目は、それもまだできていない状態とのこと。

自分のいるところは大丈夫ですが、愛媛各地(主に南予地域)で被害が拡大していて、僕の友達も、浸水被害を受けていたり連絡が通じなかったりの状態です。
障害あるなしに関わらず、今は人命救助の段階で今はどうしようもない状況ですが、今後支援の必要があるのかもしれません。
ひとまず、佐野さんのほうからゆめ風の方に連絡があると思います。
よろしくお願いします。

ケース報告①
宇和島の三間町に住んでいる方で、上水道が破裂して断水に追われている。
手、足が不自由な人。
給水車が来ても、体が悪いので取りに行けない。
近所に家族がいても、手伝って貰えない状況。
飲み水は、なんとかあるけど2日後にはなくなる様子。
避難所が近くに無い地域。
一番困るのは、トイレの水が確保出来ない事。
今は風呂場の水を、足が悪いけど引きずって流している。
上水道の直るのは、1ヶ月かかるらしい。
それまでの清潔な環境が保たれない。
→宇和島社協に支援要請を依頼。ひとまず地元のネットワークにつながった模様。「一人じゃないんだ」と思えただけでも救われた思いされたようです。
ケース報告②
先程お伝えした2つの作業所のうちのひとつ、たんぽぽ作業所は、一階まで浸水したものの、明日別の作業所が様子も見に来てくれるそうでひとまず大丈夫そう。
もう1つの野村福祉園 レインボーアグリは屋根まで冠水したところで、連絡も通じなくなった状態。おそらく充電が切れたか。
→ひとまずその状況を愛媛社協さんに伝えてはいる。しかし野村の社協も水没していて、手が出せない状況。無事を祈るばかりです。
-------------------------------------
今朝佐野さんと連絡を取りましたが、レインボーアグリの代表は未だ連絡取れず。事務局長さんによればその他の職員さん、利用者は命は無事だが、かなり家に被害がある方もおられるということでした。

またネット広島、てごーすの松尾さんからも連絡をいただきました。「広島は広範囲で被災していて道路も寸断され、食料が空輸でしか運べない地域がある。作業所等の状況は不明で、今後調査します。」ということでした。

このほかの地域もたくさん被災しておられると思います。
障害者の被災状況があればゆめ風までお知らせください。

ゆめ風への連絡は yumekaze@nifty.com までメールください。

                                  ゆめ風基金

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見舞金の支給について①


 みなさまへ

今回の水害を受けてゆめ風基金では、被害を受けた障害者のいる世帯にお見舞金を支給することで、少しでも支援になるかと考えるとともに被災障害者の状況を把握しようと考えています。


ただ水害の範囲が広すぎて広報の方法が難しく、みなさまより被災障害者のいる障害者団体、事業所等へ情報を流していただきたく、お願いするものです。


見舞金の支給に関しては直接ゆめ風金へメール(yumekaze@nifty.comまで)をいただくか、電話、FAX等でお問い合わせください。

よろしくお願いします。

                                ゆめ風基金 八幡


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見舞金の支給について②


ゆめ風ネットのみなさまへ

今回の水害を受けてゆめ風基金では、被害を受けた障害者のいる世帯にお見舞金を支給することで、少しでも支援になるかと考えるとともに被災障害者の状況を把握しようと考えています。


ただ水害の範囲が広すぎて広報の方法が難しく、ゆめ風ネットのみなさまより情報を流していただきたく、お願いするものです。


見舞金の支給に関しては別紙にある通りです。

豪雨支援申請書.docx

以上よろしくお願いします。

                                ゆめ風基金 八幡



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「平成30年7月豪雨」レポート―NO1


ブログはこちら
http://ngo-kyodo.org/201807gou/

今回の梅雨前線による大雨は、標記のように「平成30年7月豪雨」と命名されましたので、本号よりレポートも標記のようにさせて頂きます。

さて、この豪雨災害による被害実態が、日々刻々と深刻な実態が浮き彫りになり、身につまる思いです。水が引き、遺体が確認されたという報道には、声も出ず手を合わせるしかございません。一方、ボランティアの受け入れ態勢も少しずつ整いつつあるようですが、交通網が寸断されていることもあり、厳しい状態のようです。

当NGOには、災害発生直後から東日本の被災者はじめいろいろな方面から支援や激励の電話が入り、すぐさまご寄付も頂戴している次第であります。ほんとにありがたいことです。今朝から代表頼政良太が広島に入り、続いて13日(金)から増島智子を広島に派遣します。また、兵庫県丹波市の支援に14日(土)村井はじめ5人で入ります。

昨日は東日本大震災の際、後方支援でお世話になった遠野市および遠野市社会福祉協議会から大量のタオル、土嚢袋が、また高野山真言宗社会人権局から、片道3時間半をかけてタオル、水、スコップ、土嚢袋などを届けて下さいました。加えて宅急便にて、岩手県釜石市不動寺や同県陸前高田の被災者からタオルや土嚢袋が送られてきました。今日も、朝から続々と事務所に救援物資が届いています。(神奈川:総持院、和歌山:佐々木様、北海道:阿部様)
こうした被災地リレーの支えあいが広がりつつあることを実感しながら、いろいろな豊かな人のつながりによって、「支えあいの輪と和」が広がっていることを実感させられます。
ほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。

しかし、被災地は水や泥との格闘で、更にその上に連日過酷な猛暑との戦いであり、ほんとに意地悪な“おてんとさん”です。今は、少しでもボランティアとしてお手伝いや寄り添いしかできないが・・・・・、ため息が出るばかりで地団駄を踏んでいます。
是非みなさま、どんな小さなことでも、各々のできることをしましょう。募金をすることも支援、メールで励ますのも支援です。でも、一方でもし自分が被災者になったらどうすればよいのかということもこの機会に考えておく必要があるのではないかと痛感します。
なんとか踏ん張りましょう。“まけないぞう!!”
(村井雅清)

★災害救援金を募集しています。
ゆうちょ銀行一一九(イチイチキュウ)店 当座0068556、郵便振替:01180-6-68556
口座名義:被災地NGO恊働センター
*「201807豪雨」と明記下さい
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被災地NGO恊働センター
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西日本豪雨についてのレポート


みなさまへ

昨日ネット愛媛・松山のメンバー被災現地を訪問してくれましたので簡単な報告をいたします。

八幡も早急に現地周りをしたいと考えています。

------------------------

 *西予市(野村)
【レインボーアグリ 就労継続支援B型施設】
事務局長 西岡真人さん(窓口)
愛媛県西予市野村町野村12号102番地1
info100pin@ma.pikara.ne.jp

代表取締役 和氣數男さん

2階屋根まで浸水。現在農協の建物を借りて作業所は再開しているが、足らないものが多い。


【NPO法人れんげ草 地域活動支援センター たんぽぽ工房】
渡邊サチ子さん
ライフラインが復旧するまで当面事業の再開見込めずということで不在。
ゆめ風ネットメンバーが電話でやりとりをしていたのは
NPO法人れんげ草 地域活動支援センター まつば共同作業所の小出康子さん。
渡邊さんの連絡先を確認する必要がある。
同じNPO法人ではあるが、まつば は宇和町。たんぽぽ は野村。にある。
宇和町は被害なし。

*大洲市
【NPO法人 歩】
障がい福祉サービス事業所
障害者生活介護事業所 あゆむ苑
障害者相談支援事業所 あゆむ苑
放課後デイサービス あゆむ
理事長 白石美月さん

パソコン機器や車などすべて駄目になった
早急に物資の支援をする必要がある。

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またきょうされん大野さんより次の情報も来ています。

国務大臣を本部長とする「非常災害対策本部」の第1回が7月8日(日)に開催されており、その資料の「社会福祉施設等関係」が下記となります。

(1)高齢者関係施設の被害状況

大阪府吹田市、八尾市、兵庫県神戸市、岡山県高梁市、倉敷市、広島県広島市、三原市、府中市、東広島市、江田島市、熊野町、坂町、愛媛県八幡浜市、大洲市、西予市、福岡県北九州市、沖縄県八重瀬町、嘉手納町の特別養護老人ホーム18か所、養護老人ホーム2か所、軽費老人ホーム3か所、認知症高齢者グループホーム10か所、介護老人保健施設7か所、小規模多機能型居宅介護事業所2か所、老人短期入所施設5か所、有料老人ホーム10か所においてシャッターの破損や雨漏り、床上浸水等の被害あり。また、これらの施設のうち、一部に停電・断水があり、サービス提供に影響があったが、停電については復旧済み。断水については給水車で対応。岡山県倉敷市の老人保健施設において、冠水により入居者らが取り残されており救助待ちの状況ではあるが、水、食料はボートで移送できており、備蓄に問題ない状況。人的被害はなし。引き続き情報収集に努める。

(2)障害児・者関係施設の被害状況

福岡県宮若市1か所、赤村1か所計2か所の障害者支援施設及び沖縄県大宜味村の1か所のグループホームで擁壁の一部が崩れる等の軽微な被害あり。岡山県倉敷市1か所のグループホーム、京都府舞鶴市の1か所の生活介護事業所で床上浸水の被害があり、利用者が避難中。佐賀県伊万里市の生活介護事業所の利用者1名が行方不明のため、警察等が捜索中。引き続き情報収集に努める。

(3)児童関係施設等の被害状況

大阪府吹田市の保育所11か所、岡山県岡山市保育所1か所、愛媛県西予市、宇和島市の保育所2か所、福岡県糸島市、筑後市、長崎県大村市の放課後児童クラブ3か所、沖縄県沖縄市の母子生活支援施設1か所、児童養護施設1か所において、雨漏り、床下浸水、窓ガラスの破損等の被害あり。岡山県岡山市、倉敷市の児童館2か所、保育所1か所、小規模保育事業所2か所、愛媛県大洲市の保育所5か所において床上浸水、西予市の放課後児童クラブの1か所において、教室内に土砂流入117し、サービス提供に影響がある被害あり。岐阜県高山市の母子生活支援施設1か所において、避難指示発令。近隣の児童養護施設に避難中。人的被害はなし。引き続き情報収集に努める。

----------------------------------------------

以上

ゆめ風への連絡は yumekaze@nifty.com までメールください。

                                ゆめ風基金 八幡


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梅雨前線の影響による記録的大雨被害についてのレポート-1


ブログはこちら
http://ngo-kyodo.org/201807gou/

   7月初めからの活発な梅雨前線による大雨被害が、西日本や東日本まで広範囲に広がっています。土砂災害が原因で亡くなられた方々、洪水の影響で流されて亡くなった方々など全国で十数名の人的被害が出ており、心からお悔やみを申し上げるとともに、甚大な被害に遭われた方々にもお見舞いを申し上げます。

この雨が降り出してから、まず思ったのは大阪北部地震で一部損壊といえども特に屋根瓦の損傷被害を受けた被災者のお家の雨漏りでの浸水被害が心配ということでした。プロの職人さんやボランティアの経験者があつまり懸命の応急措置をしていた矢先の二次、三次被害となったことと思います。地震以来日々、ボランティアにあたっている人々がなんとか、大阪の被災地に留まって欲しいと願いながらも、次から次に被害が拡大し、止む得ずご自分の故郷の被災地に戻られる方もおられるでしょう。自然のいたずらの前には対処の仕様がないほどです。

当NGOの本拠がある神戸市内においては、土砂災害による局地的な被害が相次いでおり、当NGOのスタッフが被害調査と同時にスコップなどの道具を提供を行いました。

一方で、梅雨前線が長い時間滞留し、大雨特別警報(数十年に一度の大雨になりそうなときなどが対象)が京都、兵庫、鳥取、岡山、広島、福岡、佐賀、長崎、岐阜の9府県に出される事態となっています。今後はさらに関東や東北、北海道にも被害が出ることが予測されます。今回の大雨災害は、相当広範囲に及ぼすために、可能な限りその地元の人たちによるボランティア活動が不可欠ではないかと思いながらも、被害の格差があるためにどうしても甚大な被害の方にボランティアが集中することもあると思います。被害の大きなところにたくさんのボランティアが駆けつけることは、ありがたいことですが、被災地が広い地域にまたがっているため、是非関係者の叡智を絞り、広域での被害対応の実践知を紡ぎだしていかないといけなと感じます。

                                                                   (頼政 良太)


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梅雨前線の影響による記録的大雨被害についてのレポート-2

ブログはこちら
http://ngo-kyodo.org/201807gou/

梅雨前線の影響による記録的大雨被害は日に日に拡大しています。気象庁が大雨特別警報を発令したのは、過去最大の11府県に及ぶとのことです。

当NGOは、昨日事務所のある同じ兵庫区の山裾で発生した土砂災害地域に流出した泥や木屑の片付けに行きました。3日前に被害の確認をした上での作業ですが、その時の山から噴出す鉄砲水の勢いには驚いたのですが、以後雨は降り続いているにもかかわらず、その鉄砲水は治まっていたので、カッパを着て泥を土嚢袋に詰め、今後に備えて家々の入口付近の強化をしてきました。今日は、神戸大学や県立大学、関西学院大学の学生さんたちと一般の人たち総勢16名ほどで片付けに行きました。
そもそも3日前に訪ねて来たときに出会った被災者宅が、丁度その流れて来る泥と水を一手に引き受けるかのごとくその家に集中して襲いかかるという事態になったのです。その家の70歳半ばの男性が孤軍奮闘していたので、お声がけをし少し手伝ったことから、この地域の片付けのお手伝いをすることになりました。

私たちが被害の状況を写真に収めていたときに、「物見遊山に来たんか!」「新聞やテレビは大きな被害しか見ない。こんな小さな被害でも大変や!」と怒りを私たちにぶつけていました。「ごめんね、今テレビで見て心配して見に来たんやけど・・・・・、何かあればお手伝いしますよ!」と返したら、顔色が和らぎ、「ありがとうな!」と笑っていました。
でも、こういう被災地の気持ちを考えると、「そうだよなぁ・・・」と理解できるけれど、正直複雑でもあります。そして、都市の脆弱性やコミュニティの希薄さなどが課題と取り上げられている中で、現実に超高齢化社会の中で、ギリギリの助けあいや支えあいをしている姿に「厳しいなぁ!」と感じざるを得ません。これが都市の現実なんだということを私たちはしっかりと受け止めなければならないと痛感しました。

前述の男性は、日々孤軍奮闘しつつ近くの足の不自由なお宅の家の前に土嚢を積み上げたり、「この上の方の一角に土砂が入り、土嚢が足りないから欲しい!と言われていたので持って行くわ!」と、雨が強く降るなか重たい土嚢を届けていました。そこに若い女性も加わり、その男性をフォーローするように寄り添い、私たちに指示を出してくれました。その一角の地域は、山から流出する鉄砲水の余波で、その一角にも流入したようで泥が私道に溜まってしまい、水も抜けない状態になったようです。また「ここには、独り暮らしのおばあちゃんがいて、いまは避難しているけど、家の前に土嚢を置いてくれへんか」と、小さな小さな支えあいがそこにはありました。今のところ自治会が対応されている訳ではありませんが、被害が超�
 �地的であるためか被災者とその近隣の人たちで助けあいをしていることが痛々しいほど伝わってきます。超高齢化社会の中での都市における状況を気づかせて頂きました。もし南海トラフ大地震が想定どおりに発生した場合は、こうした地域が襲われる可能性は大であり、その時には人力の限界も容易に想像できます。結局は、「この地域のように、できることは自分たちでやろう!」という支えあい、助けあいの精神がその後の“復興バネ”の一歩となるのだろうと学ばせてもらった一日です。

今回の片付けボランティアのために、いろいろ資機材も購入しなければならないので、心苦しいですが寄付を頂戴できれば幸いですよろしくお願い致します。

                                                             (村井雅清)

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO3

ブログはこちら
http://ngo-kyodo.org/201807gou/

「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO3(2018年7月13日)


西日本を襲った大雨災害から、丁度1週間になりますが、被災者はもちろん、支援に入っている人たちも、泥と暑さとの格闘でもう精神的にも、体力的にも限界のようです。
こういうときには、とにかく一人でも多くのボランティアが被災者のそばに寄り添い、水を運んだり、泥かきを手伝ったり、家の掃除をしたりとお手伝いすることが必要ではないかと思います。そのことでどれだけ被災者は喜ばれるか。ボランティアができることはたくさんあります。
ただし、ボランティアは自己完結が当たり前です。少しでも被災地の渋滞を緩和するためにも可能な限り日帰りボランティアに徹する方がいいのではないでしょうか?
また遠方から行かれる場合は、被災地の主要な駅から少しはなれたところで宿舎を確保し、徒歩か公共交通機関を使って被災地まで移動するなど工夫して欲しいですね。

今朝の毎日新聞で、倉敷市真備町での「互助」「共助」の話が紹介されていました。手伝いに来たボランティアが汚れたスコップを洗いたいのだが、その被災地は断水で水が出ない。そんな状況の中で貴重な水を下さいとは言えない。ところがその支援に入ったお宅は、井戸水があったために、水を使うことができたとのこと。こうした被災者と支援者の共助が、あちらこちらで行われているのだろうなぁと想像します。また被災者同士の「互助」もあるでしょう。
阪神・淡路大震災後、私たちは「自立は支えあいから」というメッセージを発信していましたが、まさにこのような過酷な日々の中で、「自助」「共助」がしっかり生まれていることは、こちらも元気になりますね!

私は、事務所番のような役割なので、日々現場からの被災者の声が、また支援者の声が入ってきます。被災者の方々が毎日たいへんな思いをしておられるのに、ボランティアが十分に入れないという状況だけは、一日も早く解消しなければならないでしょう。そして避難所支援を手厚くすることも忘れてはなりません。今回は、DMAT,DPAT、DHERTなど専門家による支援チームが頑張っておられます。是非、ボランティアと積極的に連携して、活動プログラムを組んで下されば、被災者も助けられるというものです。(村井雅清)

●長くなりますが、広島の安佐北区と坂町を見てきた代表頼政のレポートを下記に貼り付けます。ここでも、自主的なミニ・ボランティアセンターが誕生し、大変現実に適した活動をされていることが報告されています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
安佐北区口田地区では、住民の方が自ら立ち上げたボランティアセンターで活動を行なっていました。各地区で自主的なボランティアセンターが立ち上がっているようです。「ボランティアにたくさん来てくれるので、ありがたい」「7年前にも水害にあったけど、今回はそれを超えた」「罹災証明がどうなるか不安」という声がありました。大きく被災したところでは、小学生のような子どもも泥出しを行なっていました。
「どこから手をつけていいかわからない」「いつまでかかるのか、先行きが見えない」という方もいらっしゃいました。
口田地区は、電気や水道は使えるのでなんとか自宅で生活できている、という在宅避難者の方が多いようです。避難所には10数名が夜に戻ってくるだけ、ということでした。避難所には仮設住宅についての張り紙がしてありましたが、住民の方に周知されているかは確認できませんでした。今後の生活拠点となる仮設住宅についてもそろそろ動きがありそうです。

次に坂町に向かいました。坂町は人口13000人の小さな町で、広島市のベットタウンです。坂町は大きく被災をしていて、家の半分くらいまで土砂に埋まった家もあります。被災した場所を見て回っていると、「いつまでかかるのかわかりますか?」と声をかけられました。「生活道路が戻らないと生活できないし、いつになるのか。できるだけ早くしてほしい。ボランティアの人はキビキビして頼りになるけど、土砂が多すぎて・・・」とお話されていました。自治会長さんは「一気に片付くわけはないとわかっているけど、みんな自分のところにボランティアに早く来てほしいという思いもある。1週間たってみんな疲れが出て来て不平不満も増えてきた」とお話されていました。
坂町は6カ所の避難所があり、約400名が避難しておられるとのことでした。しかし、お弁当は毎食1500食配布していて、在宅の方々も取りに来られるとのことでした。坂町に古くから住む方々は、家から離れず在宅を選ぶ方が多いようです。断水もしており、生活状況はあまり良いとはいえません。避難所も暑く大変ですが、今後クーラーが順次設置されていくとのことでした。

1日も早い復旧のため、多くのボランティアの方の力が必要とされています。
また、避難所の環境もよりよくしていかなければ今後、体調面の悪化が心配されます。
                                  
                                   (頼政良太)

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO4

「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO4(2018年7月15日)

豪雨開けの最初の3連休、各地の被災地におけるボランティア活動が本格化しています。
すでに各地で、一人ひとりがこれまでも多くのご支援をして下さっていることと思いますが、今一度ボランティアへの支援金をよろしくお願い致します。もちろん被災者へ届く義援金も必要ですが、もう少し貯めてから、あまり集まっていない被災地に送って下さい。
さて、ボランティアは被災地各地で、猛暑、砂埃り、感染症との格闘の中でほんとに涙が出るほど頑張っておられます。先日、岡山のある被災地の女性が、「ここも700世帯ほど浸水しているのに、誰一人支援に来ない。こうなったら“へこたれるまで”やるしかない!」とネットで叫ばれていたのが印象的でした。

昨日、当NGOのメンバーと応援部隊の関西学院大学、兵庫県立大学、神戸大学のチームで、4年前にも大災害に遭い、今回も遭ったという兵庫県丹波市の被災者宅の泥出しに行って来ました。報道にもありますように、ほんとに猛暑の中での作業はきついですね!私も万全の装備で入ったにもかかわらず、腰を痛めてしまいました。
これから初めて行かれる方、またすでに各地で作業をしている方々、一つ是非参考にしてください。土嚢袋に土を入れる時に、スコップ3杯分位で十分です。つまり袋の3分の1程度です。何故かといいますと、重たくて男女問わず誰でもが持てないということ。加えてその土嚢袋を使用する場所によっては違うかも知れませんが、あまりたくさん詰めると、丸まってコロコロして積んでも安定しないということです。
そんな中で若い人たちが汗を拭いながらも、懸命に作業をしている姿を見ると、しんどさも吹っ飛ぶのですが、是非被災者宅の方々のしんどさも配慮しましょう。山登りと一緒で、一番ゆっくりされている人のペースに合わすのがいいようです。

今日は、今回の大雨災害で被害に遭った神戸市内兵庫区で、私道である路地と側溝に溜まった土砂の片付けに行きます。住民の方がコツコツされていたのですが、「私たちがやりますから、休んで下さい。」と一気に片付けに参ります。今日も若い大学生が応援に来てくれます。私のような前期?高齢者は若者の邪魔にならないように参加することにします。
さあ、いざ出陣!と参りますか・・・・・・。(村井雅清)


また長くなりますが、広島の安佐北区白木街道沿いを見てきた増島のレポートを下記に貼り付けます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日(7/14)は口田小学校のふれあいボランティアセンターにみなさんから届いた土嚢袋を500枚お届けしました。現場のサテライトは地域住民が自らサテライトとして建てたそうです。せっかくできたのに、どこのサテライトも資材が足りていません。午前中、土嚢袋を追加しても追加してもどんどんなくなっていきます。資器材も足らずに、ボランティさんが自前で持ってきてくれています。
そして、とにかく暑い!!ボランティアさんは現場から帰ってくるとシャワーを浴びたように汗だくでくたくたです。こちらのサテライトは水とお茶が多くて、スポーツドリンクのようなものが欲しいです。これはどこの現場もそうでしょう。
サテライトが多くて、資器材などの不足が目立ちました。

今日は白木街道沿いを見てきました。ここも安佐北区ですが、とてものどかなところだったようです。住民さんが自主的に家の軒先にサテライト作って片付けをしているようでした。安佐北区もとても広いので、ボランティアの人手がいくらあっても足りないくらいです。広範囲の被災地で重機も足りず、とにかくボアンティア頼みです!この炎天下のボランティアの地道な作業が続きます。
全国から各被災地にボランティアに来てほしい!!
                                  (増島 智子)

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO5

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO5(2018年7月16日)

連休最後の日です。通常の災害ならば、災害後最初の連休で作業は完了しないが、なんとなく終わりが見えます。しかし、今回は、ほんとに終わりが見えない過酷なロードの様相です。
さて、西日本の被災地ですが、ボランティアセンターが各地で設置されました。一方で、4年前の広島豪雨災害、そしてその後の熊本地震と“SNS”が活躍しています。ミニ・ボランティアセンターなるものもチラホラ生まれています。これだけ広範囲の災害後の支援は、ある種ゲリラ的に支援活動を展開する方が、結果的には効率がよいのかも知れません。23年前の阪神・淡路大震災を思い出しますが、災害2日後に立ち上がった地元NGO救援連絡会議(故草地賢一代表)は、災害後約1ヶ月は自由に活動をしてもらい、その後やおら「そろそろ一度みなさん集まり情報交換をしましょうか?」と呼びかけ約80団体を集め、初めてのボランティア同士の顔合わせをし、その後毎週集まることで、水が流れる如く次々と課題が整理されたのです。困
った時はお互い様というのは、災害の多い社会の文化なのかも知れません。

当センターは、昨日神戸市兵庫区熊野町の側溝に溜まった泥を書き出しました。近所の方々が休憩の度にスポーツドリンクを配りに来てくれ、もちろんその上片付け掃除をされているのです。こうして私たちがボランティアに行くと、かえって「何もせんわけにはいかん!」と無理をされるのが気になるところです。そこをまとめ役の30代の“イケメン青年”(私たちはニッカズボンのアンちゃんと言っています。)が、「地元のことやから出てきてくれるのは嬉しいけれど、熱中症で倒れられたら申し訳ないんですよね!普段、僕らの子どもが遊んでいるのを見守ってくれているんだから、元気でいてほしい。」と滴る汗を拭きながら、話してくださいました。ほんとに“困った時はお互い様”がそこここにあるようです。
みなさん、くれぐれも無理しないように、普段の半分の時間、ペースでやりましょう。


本ニュース最初に書かせて頂きましたが、大阪北部地震の支援活動を下記添付のように震災がつなぐ全国ネットワークの松山事務局長がコーディネーターとなり踏ん張っています。その司令塔と言いましょうか、たくさんのボランティア、NPO、NGOも日夜汗を書いています。是非、大阪北部地震の被災地も忘れないようにしましょう。(村井雅清)

・・・・・・・・・・・・・・・・
西日本豪雨災害での支援活動が本格化しておりますが、6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震の支援活動も、継続しています。

震つな関係団体の活動を報告します。

============================
大阪ボランティア協会
http://www.osakavol.org/01/saigaibousai/osaka18.html
・おおさか災害支援ネットワーク(OSN)の運営に加え、障がい者支援等のスペシャルニーズの対応を継続しています。

レスキューアシスト@茨木市(茨木ベース)
https://www.facebook.com/rescueassist/
・茨木市災害VCと連携し、屋根のシート張りやブロック塀の撤去など、特殊技術を使ったニーズへの対応を継続しています。
・茨木市では、シート張りのニーズが残り30件程度あります。今月中におおよその目処がつきますが、今後の天候等により、張り直しのニーズが上がってくることも想定されています。
・レスキューアシストでは茨木市の他、高槻市での活動も視野に入れながら、拠点の整備を進めています。

ダッシュ隊大阪@吹田市
https://www.facebook.com/DasshuDuiDaBanjia/
・吹田市災害VCが平常時対応になった中、シート張りニーズを連携団体の愛・知・人と共に手掛けています。
・7/15現在、残りニーズ数軒となっていますが、今後の張り替えニーズを想定し、ダッシュ隊大阪としてもシート張りチームを組み、今後の息の長い支援に備えています。

愛・知・人@吹田市(シート張り等)
https://www.facebook.com/npo.aichijin/
・基本は週末ごとの活動ですが、吹田市においてシート張りのニーズへの対応を継続しています。7/15現在、吹田市での屋根シート張りニーズが落ち着いていることから、活動拠点を茨木ベースにしながら、吹田市の他、高槻市のシート張りニーズに対応しています。
週末宿泊型滞在が難しいメンバーは、岐阜県関市の水害対応に日帰りで参加しています。


IVUSA@高槻市(古曽部ベース運営サポート)
https://www.facebook.com/npoivusa/
・7月14-15日に高槻市内の被災が目立つ地域に、ローラー活動&チラシ配布を行っています。IVUSAでは、この週末には岐阜県関市に170名の学生が活動しています。高槻市への対応も引き続き、細くとも長い支援を予定しています。

被災地NGO恊働センター&レスキューストックヤード
http://ngo-kyodo.org/osaka-jishin/
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2018/07/8-11.html
・7月15日、高槻市柱本団地の方を対象に、足湯と陶器市を開催。恊働Cとつながりのある神戸大学の学生の他、地元高槻市の関西大学の学生が足湯に参加しています。本日(7/15)は、団地近くにある特養のデーサービスルームにて開催された子ども食堂に合わせ、団地の方向けに、足湯と陶器市を行いました。
・陶器はレスキューストックヤードから持ち込まれ、今後も不定期ながら、継続的に陶器市や足湯など、人が集う場づくりを行って行く予定をしています。

ピースボート災害ボランティアセンター
https://pbv.or.jp/blog/?p=21678
https://www.facebook.com/PBVsaigai/
・スタッフ1名をOSN(おおさか災害支援ネットワーク)の事務局サポートとして継続派遣。7月末まで派遣予定。
============================


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO6

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO6(2018年7月18日)

大阪北部地震から今日で1ヶ月が経過しました。「えっ?まだ1ヶ月なんだ?」と正直驚きました。幸いなのは、これまで公的支援がなかった一部損壊でも、「みなし仮設」に入居できる可能性が出てきました。是非、これに加えて生活費支援も切にお願いします。

さて直後から広島に入っている増島智子から被災地広島レポートが届きましたので、下記に紹介いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・
今回の豪雨災害の特徴として、広範囲で局所的に被災しているということが一つ挙げられると思います。神戸市の兵庫区や灘区の被災現場もそうですが、ほんとに狭いエリアで大きな被害が出ています。先日広島市東区の被災現場もそうでした。3軒くらいのお宅が全壊で他の数件の家は土砂が家などに流入したそうです。

今回、この地域へのご縁を頂いたのは、前回2004年の広島豪雨災害の時に被災した被災者の方のお知り合いでした。家の1階半分は土砂で埋もれ、2階から半分が傾いてしまいました。 取り出せるものを取り出し、新たな
転居先への準備が進められています。大量の土砂に埋もれたにも関わらず、親御さんの写真は無傷で救出することができました。奥さんはその無傷の写真をみて、よかったと涙を流していました。何度となく、「罰があったのかしら、なぜ、他の家はなんともないのに、うちだけ・・・」と、返す言葉も見つかりません。

そして、仏壇の戒名も流されてしまいました。それは1階の天井にかかるくらいの高さの土砂の中に埋まったままです。スコップでかいてもかいても土砂と流木と石ころばかりで気が遠くなります。でも、被災された方の気持ちを考えると、少しでも手がかりを求めて、土砂をかきだしたくなります。容赦なく照り付ける日差しは、被災者の体力と精神力を奪っていきます。たまらず、日よけのシートを張り、日影をつくります。
小高い山の上に立ち並ぶ住宅地で、木陰に入ると涼しい風が吹き抜けます。「とても静かでいいところだったのよ」とお母さんは教えてくれます。「まさかこんな歳で、こんなことになるとは・・・」と。

そんな会話の中、地元のお寺で以前の2004年の広島豪雨水害でもお世話になった薬師寺のご住職猪さんも差し入れを持ってお手伝いに来てくれ、そして偶然にも高野山真言宗金剛峯寺社会人権局の雨貝課長と、広島に来る前に資器材を高野山現場を見に来てくれましたから運んでくれた大前さんが現場を訪れてくれました。

この人たちのような被災者がこの西日本の豪雨被災地には数多く存在します。連休を終え、被災地に行くとボランティアはまばらです。膨大な土砂を前に、茫然と立ちすくんでしまいたくなります。それでも被災者の人たちは発災から休む間もなく、土砂をかきだし続けています。それを支援する職員や地域の人、ボランティアの人たちの疲労の色も濃くなるばかりです。
どうぞ、全国の皆さん被災地に応援お願いします。遠くにいてもできること、現場に来てくれること、できることはたくさんあります。どうぞご支援よろしくお願いします。
そして、いま直近では大阪北部地震の被災地で私たちの仲間が活動しています。他の被災地にも関心を寄せて頂きぜひ、ご支援・ご協力の程よろしくお願いします。
(増島智子)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なお、代表頼政良太の動きも紹介しておきます。

広島県安佐北区、安芸区での活動活動
安佐北区や安芸区の被災箇所および避難所を調査いたしました。安佐北区は社協によるVCの立ち上げが実質的に遅れており、地域住民によるVCが先行する形で立ち上がっています。地域住民との連携がうまくできていないため、自主的に地域住民が運営するVCへ物資支援を行いました。

広島県坂町での活動(避難所運営の支援)
坂町民生課や日赤医療班、看護協会などとの連携のもと、社会福祉協議会のボランティアセンターの一環として避難所でのボランティアコーディネート業務をお手伝いしています。主としてコーディネートを担っているのは、兵庫県立大学の大学院生ですが、そのサポート役として支援を行なっています。主に、不足物資の調査・調達、避難所内の清掃道具の確保、避難所の環境整備(間仕切りの設置、更衣室の設置、談話スペースの設置など)を行なっています。今後は、避難所内で足湯ボランティアなど日中活動も展開できればと考えています。

広島県呉市での活動(避難所調査)
呉市の避難所3ヶ所を回り調査を行いました。一部、ダンボールベット等の要望が出てきましたので、明日以降対応予定です。呉市については、見た限りでは坂町の避難所よりも環境は整っています。

今後については、坂町や呉市などの避難所を中心に、環境改善のお手伝いや足湯・お茶会などの日中活動の展開等を考えています。 (頼政良太)


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO7

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO7(2018年7月19日)

様々な公的支援を受けるためには、必ず罹災証明が必要になりますが、これだけ広域で対象被災者が多い場合は、同証明書を出すには大変時間がかかります。それで、被災自治体では大阪北部地震でもすでに試みている「スピード発行」に努力しています。岡山県倉敷市の場合は、即日発行しているようです。また同県総社市の場合は、職員が自転車に乗って罹災証明取得のお手伝いをされているとのこと・・・・・・。
また、先日(17日)安倍政府は、今回の豪雨水害で自宅が半壊でも、応急仮設住宅に入居できるように災害救助法の要件を緩和すると発表しました。すでに、政府は被災者のための“みなし仮設”を約7万戸確保したと発表しています。

こうした被災者の住まい支援のメニューを考えると、とりあえず該当する被災者は、至急仮設住宅や「みなし仮設」への入居手続きを済ませ、連日の猛暑で、体力も気力も限界を超えておられるでしょうから、とりあえずゆっくり体を休めて欲しいと切に願います。
場合によっては期限付きかも知れませんが、短期間でもゆっくり休息できる場所が不可欠です。こうして住まいの確保が充実すれば、ちょっと安心できるではないでしょうか。
ただ、行政の方にお願いしたいのはくれぐれも柔軟な、新設な対応で被災者へのサービス提供に徹して欲しいですね。たとえ新品の仮設住宅でも、自宅から遠いから行かないという被災者もおられます。住みなれた場所から離れたくないという心理も働きます。是非、巡回バスを走らせて、被災を受けた自宅と仮設住宅を行き来できるような配慮が欲しいですね。

一方でとにかくボランティアが足りないという厳しい現状です。渋滞もネックになっています。被災住宅からやむなく出された廃棄物が道路の脇に高く積まれていることも渋滞に拍車をかけているでしょう。車で被災地に向かうボランティアは、できるだけ現場から離れた駐車場に車を置き、徒歩で目的地まで行って欲しい。
そして熱中症や熱中症予備軍にならないように、一日2時間から3時間で作業を終わりにしましょう。 (村井雅清)


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO8

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO8(2018年7月20日)

連日の酷暑の中、被災地では土砂の撤去が行われています。そんな中ですが、2014年の広島豪雨災害でもお世話になった薬師寺の猪さんと、西福院の生村さんと江田島を訪問しました。
とても温暖な気候で、特産のオリーブやミカン畑などが名産だそうです。移住者も多いようで、新築のお宅も被害を受けているようで、いまだ断水している地域もあります。
ボランティアセンターにもお邪魔して、お話をお聞きしましたが、運営側のスタッフが少なく、今後の体制に不安を抱えておられました。今回どの地域も同じ問題を抱えています。ぜひ、運営側のお手伝いもしていただけるとうれしいです。
本当に各被災地で人手が足りません。みなさんぜひご支援よろしくお願いします。

常総の水害でも活躍したコミサポひろしまの小玉さんの呉市の現場にもお邪魔しました。小玉さんのご実家のある地域では3名の方が亡くなられたそうです。大きな岩があちこちの転がり、その土石流の勢いを感じました。地元の方や消防団のみなさん、ボランティアの方々が汗だくになって、重機を動かしながら懸命の復旧作業を続けています。

今回の水害を経験した常総市からは「あの日の恩返し隊」として、被災地にボラティアを派遣しています。物資に関しても各市町村へお届けてしています。
こうして各地で被災地から被災地へのリレーがつながって、復旧への後押しをしています。
(増島智子)


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西日本豪災害について

みなさまへ
16日から18日にかけて岡山、広島、愛媛と回ってきました。

 岡山は真備町に被害が集中していて、災害ボランティアセンターや外部団体、地元団体の連携が良くできているという感じでした。
岡山DWATは昨年発足したばかりということですが、避難所できちんと役割を果たしているようでした。
避難所は段ボールベッドも間仕切りも15日に入ってきて配置したそうで、エアコンも含めて設置され、体育館だけでなく教室も使い、それなりに環境が整っているように見えました。

 しかし広島は範囲が広すぎて、まだ全体の把握すらきちんとできていないように思えました。道路がかなりやられていたり、島などもあって、現地にたどり着くことすら困難な状況があります。岡山のようになるにはまだ2~3週間かかるのではないかと思います。
 三原のわくわく工房さんは作業所全体が水につかってしまったため、建物そのものが使えなくなってしまいました。今後の復旧にはまだ時間がかかりそうです。

愛媛は思ったほど広範囲でなく、ボランティアがかなり機能していて、かなりの部分で復旧が進んでいるように見えました。ただ宇和島市の水道の水源がやられていることで水道の復旧めどが立っていないということが、かなり心配な要素です。

細かな報告はまた改めてさせていただきますが、愛媛についてはゆめ風ネット松山の須賀さんがまとめてくれているので、ご紹介します。
                                     八幡
----------------------------

お世話になります。

ゆめ風ネットまつやま(自立生活センター松山)須賀です。

ご報告が遅くなり、大変申し訳ありませんでした。

この度の水害を受けて、愛媛水害メーリングリストを作成しました。

情報を一元化して、それぞれが持っている情報をあげて共有すること、被災地(障害者)からの声を全体でリアルタイムでキャッチして、地元愛媛を中心に行動していくことなどが目的です。

災害時は、本当にみんなで助け合っていかないと、生きていくことはできないし、そこに理由などありません。障害を持っていると、なおさらです。垣根をこえてつながり、いずれは今後起こりうる大災害にも役に立つようなものにしていきたいと願い、行動していきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

現在の構成メンバー(団体個人など、順不同)

ぶうしすてむ、愛媛県難病等患者連絡協議会、ゆめ風基金、ゆめ風ネット愛媛(ルーテル作業センタームゲン)、愛媛大学鈴木 靜 、レインボーアグリ、八幡浜・大洲圏域障がい者就業・生活支援センターねっとWorkジョイ、ワークメイト、野村福祉園 渡辺 真弓、たんぽぽ工房、NPO法人 歩、 一般社団法人 NATURE & HUMANS JAPAN(NHJ)菅 由美子、松山市議会議員田渕 紀子 、ジョージ防災研究所 防災アドバイザー小野 修平、CIL星空、自立生活センター松山、ぶうしすてむ松本恵利、味酒地区自主防災会 成瀬 一明、ひととふれあう地域生活を考える会 溝渕 裕子、ゆめ風ネットまつやま

さいごに、昨日愛媛水害メーリングリストに送ったメールを送ります。

よろしくお願いいたします。

----------------------------

【情報共有会議】
7月18日(水)
9:00 〜10:00
ルーテル作業所センタームゲンにて、情報共有会議。

【参加者】
NPO法人ゆめ風基金の八幡事務局長、ももくり送迎基金福田さん、ゆめ風ネット愛媛(NPO法人ぴあ ルーテル作業所ムゲン)の佐野さんご夫妻、愛媛県難病等患者連絡協議会の河野事務局長、ぶうしすてむ 理事長川崎さん、自立生活センター松山 篠原さん、個人参加で熊谷さん、松山市議の田渕さん、ゆめ風ネットまつやまの須賀、愛媛新聞と朝日新聞の記者さん

【内容】
水害から現在に至るまでの、各自活動報告。

三間町
 ゆうの里さんは吉田町の浄水場から水を引いていたらしく、
 水が使えないため、主力商品の食品加工ができないため、
 別の場所を確保することを検討している。


西予市
 コスモス(西園寺さん)は大した被害はないが、利用者さんの1人が床下浸水の被害にあった。
 レインボーあぐりさんには10日にパソコン3台、プリンター1台とインクを届けた。
 ネギの販売を急がないといけないので、別の場所を確保している。
 たんぽぽ工房さんは1階はダメになったが2階は大丈夫。車は流された。
 野村育成園さんは高い所にあり、被害はなかった。
 透析のためヘリコプターで2名を病院に運んだ。火曜日まで透析できない人が2名いた。


大洲市
 NPO法人すたぁと 浸水したが水は使える状態。
 NPO法人 歩  PC、車がダメになった。

吉田町
シェイクはんどさん、青空どり〜ムさん不在のため会えていない。

本日行動予定確認

宇和島市吉田町
シェイクはんどにて、代表宇都宮さんと、宇和島市議会議員浅野さんと直接お会いしてお話を伺う。



西予市野村町
レインボーアグリ、たんぽぽ工房、西予市社協



大洲市
NPO法人 歩

今後の方針等
見舞金5万円の申請とりまとめは、各団体に委ねる。
たんぽぽ工房、レインボーあぐり、大洲の歩さん(すたぁとに情報もまわっている)等にも申請書は渡している。
ゆめ風のほうに共同連えひめの白石さんより、見舞金申請の件がきている。

障害者手帳も流されて紛失しているケースも考えられるので、事業所や社協の職員、相談支援員さんなどが、この人は障害者手帳を持っていますということを言ってもらったら見舞金を支払うなど臨機応変に対応していく方針。

日本カーシェアリング協会さんより、車椅子を積める軽のバンを9月末まで貸してもらえる方向で固まった。野村町に配車する予定。どこで使うようにするか要検討。

物資の支援はAAR(難民を助ける会)に担ってもらい、パソコンやプリンターはイーパーツさん、その他足りない支援をゆめ風が担うなどする。

野村は日頃より顔と顔の見える助け合う関係性が地域の中でできているので、被災地障害者センターを立ち上げるのではなく、事業所や社協など互いに連携して、今ある社会資源の中で復興していく形をとっていくほうが現実的。

今後、被災地支援をしていくにあたって情報を一元化した方がいいだろうということで、愛媛豪雨災害メーリングリストを作成した。これをきっかけに、ゆるやかなネットワークを愛媛の中で築いていく。


【被災地訪問報告7/18】
ゆめ風基金八幡
ももくり基金福田
ゆめ風ネット愛媛 佐野、矢野
ゆめ風ネットまつやま 須賀
NHJ 菅(野村から合流)

シェイクはんど(宇和島市吉田町)
シェイクはんどにて、代表の宇都宮さんと、元吉田町長で現在宇和島市議会議員の浅野さんから話を伺った。断水しているので事業の再開がまだ見込めないのが課題。

物資に関しては特に問題ないとのこと。ここは財源のある社会福祉法人が経営しているので、特段の心配もひとまずのところない様子。

給水所まで水を取りに行けない災害弱者等への対応は、基本的に自治会レベルで把握して配っているとのこと。保健師さんが各家庭もまわっている。

レインボーアグリ(西予市野村町)
野村地区では500軒前後の浸水被害があった。
現在は断水も解かれ、ライフラインは確保されている。
通常業務に急ピッチで戻る状況を作っている。西予市社協ボラセンのボランティアの力で、かなり片付けは進んだ。

野村は日頃から顔と顔の見える関係性ができており、社協と住民の距離感が近く、職員が高齢者や障害者の状況を把握している。社協が包括を受託し、同じ事務所内にありうまく連携も取れている。

しかし災害ボラセンとしてニーズを受け付けた案件は浸水した世帯全体の半分程度である。今後全世帯の聞き取り調査などの必要があるかも。(小野さんの方からまた情報いろいろといただけたらと思っています)

被災地障害者センターを立ち上げるのではなく、事業所や社協など互いに連携して、今ある社会資源の中で復興していく形をとっていく。

たんぽぽ工房(西予市野村町)
車がないので事業が再開できない。早急に車が必要。
大阪から7月末あたりを目処に野村に軽のバンを持ち込むことが可能という話をした。
また、室外機やエアコン、細かいところでいえばスリッパなど、支援が必要な物資は多くあるなと見受けられた。AARにつなぐ。
日本カーシェアリング協会さんが用意してくださる見込みの車椅子対応の軽バンについては、小野さんにふりました。

NPO法人あゆむ(大洲市)
車はすでに購入手続きを済ましている。
チャイルドシートや細かい物品等、支援する必要のある物資は多数と思われる。
お見舞金についての確認など。

【その他】

ゆいの里さん
昨日からひとまず水が出るようになったとのこと。一時は半年は水が出ないかもしれない、ということをお聞きしていたので、本当に安心しました。
 ゆいの里さんの地区は、隣の地区の水源から分水してもらう形でひとまず落ち着いたようです。といっても、紙皿を使ったり、節水している状態。
 同じ三間町でもまだまだ断水している地域は多いとのこと。必要な支援が届いていない可能性もあります。
ただ今日(7/19)のお昼の防災ラジオで、宇和島市長より、8月末を目処に宇和島市内 全戸水が出るような形で整備していくとの発表があった模様。加工事業を一旦移転する、という話もなくなりました。
 利用者さんで、床上浸水の方がいるとのことで、ゆめ風からのお見舞金の話を伝えました。
その利用者さんは67歳知的の方。自宅は現在住める状況にない、避難所にも行けないのでショートステイを利用している。住み慣れた家に戻りたいとのことで、まずは自宅の片付けの必要がある。人的支援の必要があるか確認しましたが、地元の社協の方に片付けに入ってもらう段取りができているので大丈夫とのことでした。

AARからいただいたご報告(抜粋)
たんぽぽ工房
利用者の中には、何もせずに家にいるということが非常に難しいというご家族の声もあり、ご家族のご協力を得ながら来所している利用者もいる。水道が復旧して、その後車があればすぐにでも送迎をはじめて以前のように開所できる。

・本日19日の昼に冷房が問題ないか見てもらう。
・施設一階部分は破損しているが、市所有の建物であるため市の対応で問題ない。
・今後利用者の靴箱や灰皿など、細かいものが様々出てくることも考えられるが、調整しながら対応していく。
・必要な車両の見積もりを現在依頼中
◆配布物資
扇風機2台(AAR購入)

野村育成園
就労支援事業所まんまや作業所(野村保健センターの地下)
利用者3名。B型。職員、5名 一日220~30食作っている。

・ダムの放流によって天井まで水没。
・全て弁当事業にかかわる資器材が流された。
・建物は借り物
・本事業所は地域に根付いており、利用者の方が計算できなかった。挨拶ができなかった方ができるようになったなど運営してきた中で良い効果も数多くある。
地域の雇用などの観点からも、法人としては再開しようと考えている。
しかし、今回利用者がたまたまいなかったからよかったが、同じことが起こる可
能性も考慮に入れると、別の場所で再建する必要がある。

・国の方針次第でスケジュールが決まる。
特別にすぐに動けば年内には再開できるのではないか?
国がすぐに動かなければ1年後2年後になる可能性はある。
4000万ほどあれば建物ごとすぐに立てられるが、資器材は助成対象外で、建物の助成に関しても100パーセントはあり得ない。

激甚には指定されていないが今後指定される可能性がある。
今の現状を見据えて国や県と調整し、資金繰りや再開のスケジュールを考えていく。目星のついている移転先の建物の修繕や資器材の購入など、総額2000万円は超えると思われる。

大洲あゆむ2
・送迎車に関して
全部で7台を児童デイ2施設と、生活介護事業共用で運用していた。既に2台、ステップワゴン、フィットを購入した。リースの車の入れ替えは遅れており、9月になるが、新しいものが送られてくる予定。
水没した車(セレナ8人乗り)を被災後も何とか使っていたが、昨日動かなくなった。
今のところ、1台の追加購入が必要となっている。

修繕に関して
・法人に出入りしている業者に声をかけているが、どこをどのようになおすというところはまだ決まっていない。
・夏休みになるとたくさん来る。施設が復旧しないと子供によっては苦手な組み合わせの子たちを分けることができない。のぞみ2が再開しないと利用者も遠慮して家での生活をしてしまうこともある。

すぐにでも必要と思われるもの。
・エアコン2台
・家庭用冷蔵庫(てんかん発作を持っているこの座薬、薬をのみやすいゼリーなどを入れるため)
・家庭用キッチン。パソコン、プリンタ、机、電子レンジ。
 床下の消毒はまだ入っていない。大工はあゆみ1に入っている。

 2はまだ入っていない。消毒実施の見通しは不明。
・パソコンノート2台デスクトップ2台ディスプレイ双方大きめ

修繕とエアコン供与を一緒に行うかなどを含め業者、あゆむ、AAR3者で調整していく必要あり。車とパソコンの購入が優先順位高。
見積もり取得を依頼。

すたぁと
2階に事務所は無事、一階の作業所が被災した。
電気、水問題なし。

すぐにでも必要と思われるもの。
・高圧洗浄機
・机、椅子
・電話機(子機2台)
・延長コード
エアコン2台も怪しい。
特殊な機械は必要ない。
利用者は臨時で関連グループホームに避難か、在宅で避難。
エアコンと修繕の見積もりは現在取り寄せ中。
早くて8月半ばくらいに修繕を開始できる可能性はある。
保健会社と修繕の費用に関して調整中。国が補助金を出してくれる?
申請期限が26日まで。ゆめ風基金のお見舞金(利用者用)に関しての助成を申請中。

復旧後にほしいもの
・机椅子
・単身用冷蔵庫
・書類を入れるキャビネット
・ホワイトボード
→明日調達して持っていけるものは持っていく予定

被災地のニーズは状況等によってめまぐるしく常に変化しています。気づいていない問題も多くあると思います。今後丘の上に仮設住宅が建設されれば、孤立、移動の問題も起こってくる。ただ今のことでいえば、広島の広範囲な被害に比べると愛媛は大分落ち着いてきています。みなさまのおかげです。ライフラインの復旧の見通しもたちつつあります。被災した地域は、基本的に日頃より顔と顔の見える関係性でもって成り立っており、その温かい社会資源を生かしていく側面的支援をわたしたちはしていく必要があると考えています。それではまた今後ともご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。取り急ぎご報告まで。

                         ゆめ風ネットまつやま 須賀 智哉


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO9

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO9(2018年7月21日)

大阪北部地震から1ヶ月を過ぎましたが、なんと「住宅被害の99%以上が「一部損壊」だった」とのこと(毎日新聞、018・7・19)とにかく十分すぎる公的支援の手当てをして頂きたい。

一方、「平成30年豪雨」災害による住宅被害は3万8000棟にも及ぶようです。これだけ連続した災害で、かつ甚大な被害となった二つの災害による被災者救済には、従来の制度内での救済ではなく、特別措置が必要ではないかと訴えたい。今日、政府は「激甚災害指定」を発表したが、ハードに対する支援措置に偏らず、被災者に対する住まいをはじめとした生活支援を充足するべきだと思われる。
さて被災地では高校生の活躍が注目されている。この暑さで無理をしないことを切に願いたい。早いところでは夏休みに入った。またこれからは大学も夏休みに入り、大学生ボランティアにも期待がかかる。今日21日の毎日新聞夕刊によると、広島南部だけで5000ヶ所の土砂崩れを確認したと報道されていた。当NGOが入っている呉では住宅の2階にも土砂が入り込み、途方にくれる状態だ。このような被災者宅が実は、岡山でも、愛媛でも同じだ。ほんとにボランティアが何人いても足りないと天を仰ぐ。

そんな中で朗報なのは、被災地広島ではボランティア・バスでボランティアを被災地に運び始めた。他県からも被災地周辺からのボランティア・バスが何台も動き始めました。
ボランティアの作業は、一日3時間を限度にしよう!被災者が気遣って作業を続けられるので、倒れることが心配です。心身共に限界を超えていることは容易に想像がつきます。

これからの最大の課題は「災害関連死」です。いまだに避難指示が解除されていない人たちは約16000人もおられます。自然の怖さを思い知らされるが、避難生活が長引くとこの災害関連死を惹き起こしやすくなるのです。ボランティア不足の中で厳しいが避難所で寄り添いボランティアも求められます。
おたがいが思いやりながらボランティア活動を続けよう!!
できることはいっぱいあります。ご支援をよろしくお願いします。
(村井雅清)


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO10

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO10(2018年7月22日)

今回の豪雨災害で、9割が自宅で亡くなったという衝撃的なニュースが報道されました。(毎日新聞)「(亡くなった方の)発見場所は寝室や居間、台所などで、ほとんどが1階で水に飲み込まれたと見られる。」(同紙)これは、つまり「垂直避難」ができない避難行動の限界を表しているものです。場所によって、十数分で襲ってくる南海トラフ大災害ならばどうなるだろうと考えると絶望的です。とにかく「避難準備情報」が流れた時点で早い目に逃げるしかないのです。地震は突然襲ってくるので逃げる間もないでしょうが(だから耐震強化すること。)、水害は何日も前から雨が降り出し、気象情報を見ていると早い目の批判が可能になります。あらためて「自分の命は自分で守る。」という行動がとれるように誰もが自分の行動�
��式と向き合う必要があるのです。もう一つ衝撃的な事実が明確になりました。「土砂災害による広島県の死者68人が発見された場所の7割弱は、県が「警戒区域」に指定するなど指定していた場所だったことが分かった。」(朝日新聞、018・7・21)という事実です。
これも同じく、如何に自分の命は自分で守るのかが問われているのです。

さて、前号で「これからの課題は災害関連死」と書きました。残念ながら今回も福祉避難所が不足しています。まだまだ避難指示解除が出されていない危険な地域が少なくない現状では、「災害時要配慮者」がかなり取り残される可能性があるでしょう。取り残されると災害関連死を惹き起こす可能性が高くなります。熊本地震では指定避難所にもなってなかった熊本学園大学は、同学園内に避難所を儲け、一般の避難者と障害者や妊婦、子ども、言葉の通じない外国人などいわゆる「災害時要援護者」との共同避難所を運営したのです。今回も福祉避難所が足りないなら、早急に一般の避難所を整備し、共同避難所としての使用ができるようにする必要があるのです。 (村井雅清)

●広島に入っている頼政代表から昨日21日の活動レポートが送られてきましたので、以下に紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・
坂町では、坂町たすけあいセンター(ボランティアセンター)との連携のもと、兵庫県立大学減災復興政策研究科とともに、避難所の環境改善に取り組んでいます。本日は、愛知医科大学の佐々木先生もお手伝いに駆けつけてくださいました。佐々木先生は、2015年の常総市水害の際も避難所の改善でご一緒しています。
今日は、ダンボールベットを集中して導入するということで、ボランティアさんとともに作業を行いました。ベットを運んだり、段差の解消などの整備をする中で様々な被災者の方にお話をお聞きしました。

「糸と針が欲しいの。服をもらうんだけど、サイズが大きくて少し手直しし たいんよね。昼間は時間はあるから自分でできるんだけど、材料があればねえ。兵庫から来られたの?遠くからありがとうね。ボランティアさんも暑いから倒れんように休み休み回ってね」(80代女性)

「洗濯を干す場所がないから、できたらそういう干し場があれば助かるんだけどね。洗濯機もあれば嬉しいけど・・・」(80代女性)

「私は嫁いできたから坂の生まれじゃないけど、旦那は生まれも育ちも小屋(小屋浦地区)。息子が下の家(町有住宅)におるからお風呂は入らせてもらっているからまだ他の人より楽をさせてもらいよるんじゃけどね。」(70代女性)

(間仕切りが完成して)「新築祝いじゃ。ありがとうね」(70代男性)


小屋浦地区では、断水が解消されたものの、避難所では洗濯機などがまだありません。設置してくれたらみんなで当番を決めて管理もやるよ、という声も出てきたそうです。避難所の環境整備は、一声かけるだけではみなさん遠慮されてお断りされることが多いですが、じっくりと話をしてみたり、実際に間仕切りやダンボールベットが入ってくると、徐々にみなさんの気持ちが出てくるように思います。

早急な環境改善が求められている避難所ですが、焦らずじっくりと住民の方とお話をしながら進めていく大切さを改めて感じた一日となりました。 (頼政良太)


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO11

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO11(2018年7月23日)

 とうとう懸念されていた事故が起きてしまいました。昨日(22日)、広島県東広島市の男性(63)が熱中症のような症状で、病院に運ばれ、残念ながら亡くなられました。ご冥福をお祈り致します。
報道によると自宅の片づけをされていて、自宅までの道のり約2kmを徒歩で通っていたようです。被災者も休むことなく、一日も早くもとの暮らしに戻したいというお気持ちから、無理をされてしまうとこうした事故につながるのではないかと推測します。

どこも同じですが、ボランティアがお手伝いをしていると被災者の方も気遣って休む時間もなくお世話をしてしまいます。難しいことではありますが、可能な限り被災者の方が休めるような智恵を出しましょう。先日被災地に入られたボランティアグループの方が次のようなことをおっしゃっていました。すばらしいアイデアだなあと感心させられました。
どういうアイデアかと紹介しますと、被災者宅に行ってまずやることは被災者が休憩できるように、一部屋だけを集中して片付けるというのです。これはいいなぁと思いました。
できれば小さなテーブルと簡易の椅子をセットしてあげればいいでしょうね!
可能な人は、自宅から離れてホテルや企業の保養所で休息されることを進めます。

毎日「猛暑との戦い」「熱中症に気をつけましょう!」という声が飛び交っていて、「余計、暑いわ!」と怒られそうですが、ほんとに気をつけましょう。被災地でのボランティア活動アは、2時間を限度にしましょう!
(村井雅清)

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO12

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO12(2018年7月24日)

 昨日の本ニュースで「被災者宅に行って、まずやることは被災者が休憩できるように、一部屋だけを集中して片付ける」というボランティアのユニークでかつ、被災者の心理を配慮したアイデアを紹介しました。偶然でしょうが、今朝(24日付け)の毎日新聞の「不安でも我が家に」という見出しが飛びこんできました。やはり、多くの被災者は「住み慣れた環境で暮らしたい。」(同紙)と願っているようです。一方で避難指示が解除されていない世帯もまだまだ多く、不安と同居しての暮らしになるようです。こうした被災者の思いを考慮すると、仮設住宅(みなし仮説)への入居という選択肢のみではなく、一部修理してとりあえず住んで見たいという(すでにこの救済制度はあるのですが)選択肢も可能にして欲しいものです。現行制度では、こうして応急修理をしてすむ場合は「仮設住宅への入居」はできないという制度なのです。被災者が一日も早く自立するとすれば、まず住まいの確保なのです。
とは言え、決断するまでにいろいろ考えることが“ヤマ”ほどあるということを理解して欲しいと願います。今日報告する広島からの現地レポートにも「暮らしに仮はない!」というメッセージを紹介しているように、どのような状態で住むにしても「仮ではない!」ということが自立の第1歩であることを受け止めたいと思います。 (村井雅清)

以下に広島で活動する増島智子からのレポートを紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 広島の被災地にきて初めて避難所で足湯をしました。本当に被災者の皆さんは連日の暑さの中と砂が堆積した悪循環な道のりを行ったり来たりして、疲れも限界を過ぎています。いまは気力でがんばっているように感じます。

 今日の足湯は、坂町の小屋浦地区の小屋浦小学校の体育館でさせて頂きました。いつもお世話になっている地元のボランティアグループコミサポ広島の植木さんとゆめ風基金の会員で神奈川在住の宇田川さん、避難所改善で連携している兵庫県立大学減災復興政策研究科院生の立部さんが一緒に活動してくれました。

「こんなこともしてくれるの??」
「うわ~気持ちいい」
「昨日はマッサージで、今日は足湯でダブルで嬉しい」
「汚い足でごめんね」
「あー温かいね」
「毎日の片づけで、足がほてっているのよ。気持ちいいわ」
ととても好評でした。

 ひとつ印象に残ったつぶやきですが、「ここは本当に快適ですよ。みんな優しいし、普段は3人家族だけど、たくさんの人もいるから、楽しいですよ」と笑顔を話してくれました。そして「息子がね、家に帰るってお友達にいったら、お友達がびっくりして、“お前の家は浸水したでしょ”と。そして息子は“うんそうだよ!いまは体育館が家だから、家に帰ると”というんですよ。そのくらい居心地がいいんですよ」と話してくれました。阪神・淡路から言われていることですが、まさに『暮らしに仮はない』ということですね。今回、あらためてそのことを実感しました。避難所でさえ、被災者の方にとっては、仮ではなく、そこが暮らしの場なのです。

 また、女性の方では、食事について尋ねると、「毎食美味しく頂いています。残さずきれいに食べていますよ」と答えてくれました。「でも野菜が少ないんじゃないですか」と聞くと、「はいそうなんです。この間野菜はほとんど口にしていないですね。便秘になっています」と。これもまた毎回被災地で起こる課題の一つです。パンとおにぎり、お弁当など炭水化物や味の濃いお惣菜が多くて、この2週間でかなりの野菜不足になっています。

 他にもボランティアに頼まず、家族だけで家の掃除や浸水した家具の運び出しをしている人も多くいるようで、ボランティア不足ではありますが、「ボランティアさんにお願いしてくださいね。」とお伝えしました。

 それでも今日はごく一部のつぶやきで、もっともっと声を出せない方がいることは容易に予想がつきます。今後も各所で足湯を展開していきたいと思います。

 なお、今回足湯の道具を提供してくださったのは、薬師寺の猪さんです。どうもありがとうございました。足湯用のタオルも岩手県遠野市さんはじめ全国のいろいろな方々から送られてきたものです。また足湯をするときに飲んでいただくお水は高野山金剛峰寺社会人権局さん、そのお水を入れる紙コップは、神奈川の総寺院さんなどたくさんのご支援をいただいております。

 みなさんのお陰で活動できています。どうぞ今後とも長期支援が予想されますので、ご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。
(増島智子)


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO13【ボランティア募集情報あり】

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO13(2018年7月25日)

気のせいか水害関連の報道が減って来たような気がします。ボランティア志願者の関心が薄れるのが心配です。まだ避難指示解除ができていない人たちが23,000人もおられます。
また避難所等に避難されている方々は、約4000人とのこと。
一方で、今日中にはすべての断水が解消されるようです。そして広島県坂町、愛媛県大洲市、西予市、岡山県倉敷市では仮設住宅の建設が始まりました。「みなし仮設」についてはすでに受付が始まっていますので、被災者はとりあえずの住まい確保の計画を立てることになるでしょう。

しかし、これまでの経験から可能な限り期限を決めずに、じっくりと考える時間を提供して欲しいと思います。政府は、熊本地震の際にも採用したフェリーの一時避難所使用を今回も倉敷市で採用しました。熊本では充分に活用されなかったとも聞きますが、他方少しの被災者でも活用されるならば、選択肢が増えるので継続して頂きたい。

ところで被災地でのボランティア活動も、保育ボランティアが現れたり、避難所での足湯ボランティアが動き出したり、東日本大震災でも注目された「大切な思い出を失わないように、写真洗浄ボランティア」(毎日新聞夕刊、018・7・24)も登場しました。まさにボランティアの多様性の本領発揮ではないでしょうか?長期戦を前にして、多彩なボランティア活動が期待されます。

もう被災者は披露困憊の上に、先々の生活設計に関する不安、避難生活のストレスなどから「災害関連死」が懸念されるところです。せっかく大災害を乗り越え、生き延びたにもかかわらずその後の避難生活でのストレスやエコノミー症候群発症で命を落とすということだけは避けたい。専門家の方々とボランティアが連携してさまざまなサービス提供をすることで関連死を防げることもあります。被災者の「自助」といろいろな関係者との「共助」が効果を発揮します。是非、一人でも多くの方がボランティアに参加しましょう!!
(村井雅清)

8月5日(日)神戸からボランティアバスを出します。希望者は、被災地NGO恊働センターまで申し込んでください。
詳細はこちらを↓
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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO14【ボランティアが足りません】

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO14(2018年7月27日)

豪雨災害から3週間が過ぎました。赤十字による洗濯ボランティアが現れ、被災者も一歩一歩もとの暮らし感覚に戻りつつあります。一方で、未だに家に堆積した土が撤去できず、また家の前の道路も土や流木や車はじめ流されてきた電化製品などが重なり合い、元の暮らしには程遠いという被災者も少なくありません。

とにかくボランティアが足りません。8月5日(日)神戸から出すボランティア・バスも、希望者が多くマイクロバスを1台追加しましたが、すぐに定員に達し、申し込みは締め切りました。もし「私が20人ほど集めて引率しますよ!」と言う方がおられましたら、バス代金は当方が負担しますので、村井まで相談してください。(村井:090-3160-3816)
*8月末には、神戸市内のある高校がバスを出したいと言う申し出がありました。


九州北部水害の被災地である「大分県日田市」からも宇和島市にボラ・バスがでます。

また、県内の被災地の片づけを終えて島根県出雲市からも近々でます。鳥取地震のあった被災地からも今準備中です。
こうして、いろいろなところからボランティア・バスを出すために資金が必要です。何度もご寄付の呼びかけをし恐縮ですが、何卒ご理解下さい。バス代への寄付は、通信欄に「バス代」と書いて下さい。
(村井雅清)

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO15【ボランティアバス引率者募集】

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO15(2018年7月28日)

昨日の本レポートで、被災地支援ボランティア・バス派遣プロジェクトのご案内を差し上げましたところ、大分、島根、岡山、神戸から早速の問い合わせがありました。ありがとうございました。やはり、過去の被災地や近隣地域の方々は、今回の豪雨災害により被災者(地)支援に少しでもお役に立ちたいという思いを強く持っておられるようで、大変勇気づけられました。こうしたしくみを特に西日本で拡散することで、「今までボランティアの経験はないのでひとりで被災地に行くのは不安だけど、バスでみんなで行って、一緒に活動するなら、是非行きたい!」という方々のお手伝いができます。
しかし、このしくみを限りなく継続するのは資金の面で難しくなります。是非、被災地にボランティアを送り込むために、このプロジェクトにご支援ください。
日本には、お盆に亡くなった方々をお迎えするという習慣があります。もちろんすべての被災者ではありませんが、「お盆はゆっくりしたい!」という気持ちになるでしょう。従ってこのボランティア・バス派遣プロジェクトは、とり急ぎお盆までに可能限り派遣したいと思いますのでご理解下さい。
“ボランティア・バス プロジェクト”ではボランティアバスの引率者を募っています。詳しくは下記URLをご参照ください。
https://www.facebook.com/KOBE1.17NGO/posts/1975498372469989
(別ウインドウで開きます)

豪雨災害発生から3週間となり、各報道でも被害実態の詳細が発表されています。まず被災者にとっての暮らし再建の第1歩は、「住まいの確保」です。神戸新聞、7月28日付け朝刊に「被災者用住宅7500戸確保」と出ていました。すでにお伝えしましたが、政府は今回住宅を約7万戸用意したと発表していました。今朝の被害実態では、一部損壊・床上・床下合わせても約4万5000棟です。全壊・半壊をあわせても6万戸に達しません。ということはすべての被災者が一時的な住まいを求めればクリアできるということにもなります。
しかし、制度上はいろいろな壁があるため、今回の水害被災者に関しては、被害に遭った現在の住まいと用意された新たな住まいとの二重居住を時限的に認めれば、相当な被災者にとって朗報となるでしょう。東日本大震災の場合も、「東日本限定」という時限的制度が幾つもありました。これに倣って、こういう二重居住を認めると予想外の効果が表れることも期待できます。例えば、いわゆる「災害時要援護者」の方々が、場合によっては「今後、もし健康上の心配ごとがあればより医療機関や福祉施設に近いところに住まれる」ことで、対応する機関やNPOのサービスが届きやすくなるという利点が出てきます。南海トラフ大災害を想定しますとこうした社会的実験を思い切って実施して頂きたいと願います。
(村井雅清)


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO16

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO16(2018年7月30日)

1951年以来の観測史上初めてという、東から西に向かって進む台風12号が西日本の被災地を舐めるように過ぎ去っていきました。幸い大きな二次被害にはならなかったようですが、住民の多くは不安と恐怖の数日間を過されたようです。さすがに今回は早めの避難をされた方が多かったことで、今後の対策にいろいろな教訓を残したのではないでしょうか?

下記に29日の現地レポートを紹介します。今回の豪雨災害被害の80%が、土砂災害危険区域と指定された箇所で発生しています。また広島の場合は、近年において3度目の被害です。同県も何度も避難勧告や指示を発令したにもかかわらず、早期避難が徹底していない現実を浮き彫りにしました。しかし、このレポートでもわかるように、さらに根本的な問題が何なかを考えなければならないように思いました。
(村井 雅清)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一部地域で被害が出てしまった異例の台風12号ですが、幸いにもここ広島では大きな被害がでることなく、通り過ぎたようです。この日は、被災地域ではほとんどで避難指示や避難勧告など出ていました。避難所では、みなさん“雨の音が怖い”“また、家がどうなるのか”心配と不安な声が聞こえてきました。そんな中で、足湯をさせて頂きました。神戸と岐阜から駆けつけてくれたボランティアさんと一緒に避難所を訪れました。

「今日はお風呂がないから、足湯ができてよかった」
「あー足が軽くなった~」(足湯をする前は膝を引きずるように歩いていました。)
「こんなことしてくれるのね。」
「私は足湯が好きだから」


中には、昭和20年の水害を経験した人もいました。その男性の話によると、「大きな岩がごろごろと地響きをたてながら転がってきた。今回も同じように地響きが聞こえた。でも今回のほうが大きな岩がごろごろ落ちてきて、当時より酷いよ。」と話してくれました。広島県内には50基以上の水害の碑が建立されていて、その教訓を先人は伝えようとしていました。東日本大震災でも同じように大津波の碑が三陸沿岸の各地にありました。多くの方が犠牲となってしまいました。
他の地区でも「明治40年の水害を経験したおじいさんが、「わしに金があったらお前にこの土地は買わせとうない。と言ってくれたのじゃが、その土地を買って今回こんなことになってしもうた」と話してくれた悲しそうに話すおばあちゃんもいました。

今回の台風12号のように異例のコースをたどるなど、これまで以上の豪雨をもたらす気候変動のなかでどう災害を防ぐのか、私たちはあらためて考えさせられます。
いまだ被災地では行方不明の方がいらっしゃいます。一日でも早く見つかることを祈っています。
(増島 智子)

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