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令和6年(2024年)能登半島地震救援情報

 

令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.97

10月 01, 2024


水害篇―5
 能登半島支援 緊急支援のお願い!!

 9/25も輪島市内で4つの現場に分かれて活動を行いました。私が活動させていただいたのは、人の背丈ほどの高さまで水に浸かったお宅でした。
 重機ボランティアが家の前の泥を撤去したことで車庫のシャッターを開けることができ、そこから家の中の泥出しと家財搬出を並行して行いました。1階に置いていたものは全て水に浸かり、泥だらけになってしまいました。「全部ごみだから」と話すお母さん。
 確かに使えなくなってしまったもの、災害廃棄物となるものの方が多いかもしれません。けれども今は“ごみ”に見えても、時間が経ってから「捨てなければ良かった」と思う大切なものもあるかもしれません。そのような後悔をなくすため、冷静かつ慎重に作業を進めていこうと思います。
 また作業の休憩時間にはお隣に住む方にもお話を聞くことができました。飲食店を経営されており、元日の地震で被災して休業。全ての設備を新しくして4月に再オープンした矢先に水害で被災されたそうです。
「心が折れた。もう1回頑張ろうという気持ちにはなれない。」「地震の時より今の方がひどい。」と涙ながらに話す姿に、なんと声をかければよいのか・・・・・、そもそも声をかけてもいいのかさえわかりませんでした。
 「人を助けられるのは人の優しさしかない」と、以前こんな言葉を聞いたことがあります。
2度の被災で絶望の淵にいる方を前にして、この言葉を疑いたくなります。本当に助けられるのかと。それでもこの言葉を信じて今できることを続けていかなければならないのでしょうか?あまりにも悔しいです。

優しさには様々な形があると思います。少しでも能登のことを想う人が増えますように。
ご支援よろしくお願いします。(学生ボランティア三宅奈央)



*私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。

*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。https://www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html
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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.98

10月 03, 2024


水害編―6

「大変どころじゃない。」

 9/21の能登半島豪雨から1週間以上が経ったが、被災地では依然泥に埋もれている。9/21は能登中島の祭りのために小牧地区にいたが、一度神戸に戻り、27日から関西のボランティアの人たちと共に豪雨の被災地、輪島を訪れた。街は、乾燥した泥による細かな砂埃に覆われ、目を赤くしている人もいた。

この日、被災地輪島の中心部からほど近い旧市街地のKさん宅の床下の泥出しをさせていただいた。すぐ近くを流れる河原田川の川底が地震で隆起した事が影響したのか氾濫してK3宅を泥水が襲った。

このお宅には80代の男性が一人で住んでいたが、泥水が1m近く自宅に浸水した。この日、土曜日だったこともあり、Kさんの子どもや孫たちが片付けに来ていた。自宅に入る際にKさんに「大変でしたね・・・」と声をかけたら、「大変どころじゃない。」と返ってきた。息子さんは「地震よりひどいわ・・・」と言っていたが、いくつかの場所でも同じ言葉を聞いた。

70年近く経つKさん宅の床下は、コンクリートではなく土で、そこにかぶった泥を除去するのは難しかったとボランティアの人たちは口々に言っていた。

休憩時間、息子さんは「うちは他の家と違って床下が土間だから、土間の一番低いところに穴の空いたペットボトルを埋めているんだ。そうするとそこに自然に水が溜まるんだよ。生活の知恵だよ。」と少し自慢そうに語る。

よく聞いてみると、息子さんが小さい時に輪島では何度か水害があったという。「ふれあい健康センターにモニュメントがあるよ」と教えてくれたので見に行った。そこには昭和33年、昭和31年、昭和20年の水害の時のあふれた水位がひっそりと記されていた。ペットボトルの知恵はそんな経験から生まれたそうだ。

(吉椿)



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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.99 

10月 04, 2024


水害篇―7
 能登半島支援 緊急支援のお願い!!

 9月21日の水害から1週間後の28日~30日に、輪島市門前鹿磯、同深見、同市稲屋仮設団地、同市マリンタウン仮設、同市西保地区上大沢、同市町野町粟蔵、同市曽々木、同市金蔵、珠洲市馬緤を回ってきた。

 偏向報道とはいわないが、何処からこれだけの倒木が流れ込んでくるのかという町野町粟蔵の目を覆うような甚大な被害の他は、神戸にいるとあまり水害の被害報道は目にしない。

 鹿磯では、2007年の能登半島地震以来おつきあいしていたU宅の前の神社(この神社は地震で全壊)の山が崩れ、空き家だった家を押し流し、U宅の隣屋に直撃。神社の真下の家は、元日の地震では大きな損傷がなかったのが、今回の地滑りで住めなくなった。Uさんは、7年前に奥さんが他界し一人暮らしだが、地震のあった元日は近くの家の姉の家で、家族5人が正月を過ごしていた。しかし姉の家が壊れ5人が生き埋めになり、奇跡的に屋根裏を突き破って全員が助かった。Uさんは、地震前に脳梗塞で倒れ、後遺症が少し残っており、加えて腰痛で悩む身体を引きずりながら、月に一度30世帯の在宅被災者に救援物資を配っている。「同じ被災者なのに、在宅の人には支援が十分でない…」と嘆いていた。(次に続く)

(被災地NGO恊働センター顧問 村井雅清)



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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.100

10月 06, 2024


水害編―8

「宝物にするわ」

 輪島の中心部に住むOさん(80代女性)は、ご主人と息子さんの3人暮らしだ。このお宅にも1m以上の泥水が襲った。

Oさんは、泥まみれになった棚を外に出してほしいという。

「もう捨ててもいいわ。どうせ主人も仕事できないし。。。」とこぼす。

 話しを聴くと、ご主人は伝統工芸である輪島塗の職人さんで、最近は認知症が進行していて、Oさんは泥まみれになったご主人の仕事道具の処分に頭を悩ませていた。

 度重なる震災や水害による疲れやショックから少しやけになっているように見えた。輪島塗の器を保管する貴重な棚を捨てようとするOさんを少しなだめて、「ご主人の大事な道具だから、少し待とうか」と声をかける。

 泥をかぶった棚がボランティアの力できれいなっていく姿を見て、Oさんは「こんなにきれいにしてもらって、もう少しお父さんに頑張って働いてもらおうかな。。」と涙を流していた。

 別れ際にボランティアと記念撮影をした時、Oさんはきれいになった木片を抱きしめて「捨てようと思ったけど、宝物になったわ。」と笑ってくれた。

2度の大災害で心が折れそうになって自暴自棄になっている被災者がいる。(吉椿)



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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.101

10月 08, 2024


水害編―9

水害から2週間が経過しました。被災地の光景はあまりにも悲惨で言葉がでません。地震の被害なのか、水害の被害なのかわからないほど被害は深刻です。

地震後、これから暮らしの再建について考えようとしていた矢先の出来事。また、ここ数日は、雨が強く降ることもあり、側溝が泥でつまり、溜まった水が家屋に浸透してきたり、

住民さんは「また、水が襲ってくるのではないか、ひやひやした」と眠れぬ夜を過ごしています。

そしてみなさん、目のまえに起こった被害に気持ちが追いつかないまま、必死で泥をかきだし、家財道具を搬出しています。一度外に出した泥だらけのものを使えそうなものから 、泥だらけになった家財を丁寧に洗い流す、途方もない作業が続いています。

ボランティアが洗ってきれいにしたものを、やはり捨てざるを得ないものも出てきます。

それをボランティアに気遣って、「捨ててしまって申し訳ない」と涙ぐむ住民さん。

そして「ごみの捨て方も複雑でわからない」と言いながら泥まみれの油や調味液をタオルに浸して廃棄しています。「こんな時くらいもう少し捨て方を簡単にしてれたら」と。「お父さんは認知症で地震後から酷くなって、介護と片付けとではとても大変」と窮状を訴えています。

また、別の住民さんは仮設に入居して、入りきらない家財道具を公費解体予定の自宅に保管していたところ、この水害ですべてがだめになったが「思い出のアルバムだけは救出したい」と。

他にも、昨年ご家族を亡くされ、地震に続いて水害に遭い、「もうどうしたらいいのかわからない」と途方にくれる住民さん。

地震で漁にも行けず仕事を失い、災害関連の仕事をしている住民さん。

漆塗りの箸をつくる工場で、地震でやっと片付けた矢先の水害でまだ材料が水に浸かる被害を受けた人。

地震につぐ水害と、「神も仏もない」とはこのことか!と思い、言葉になりません。

ぴんと張りつめた糸がいつ切れてしまうのか。すでに体調を崩して入院された方もいます。地震から認知症が進んだ方もいて、ご家族は介護と水害の片付けと疲労困憊です。ペットがいるご家庭も一時ペットを金沢に避難させている方もいます。

そんな過酷な状況の中、現地では少ないボランティアで必死に泥をかきだし、家財を搬出し、少しずつ町を、住宅をきれいにしています。現場では (一社)おもやい、ちーむこのへん 、コミサポひろしま、TEAM B-DASH、信州上田重機隊、四番隊、輪島市社会福祉協議会などのみなさんと連携しながら活動させて頂いています。そして、住民さんみずからもお手伝いに駆けつけてくれています。

当センターが拠点を置く、七尾市中島町小牧の壮年団のみなさんが軽トラックを持ち込み活動に参加してくれたり、地震の片付けに行った住民さんがや七尾市の職員さんがボランティア休暇を取ってきてくれたりと、困ったときはお互い様、能登の言葉でいうと「えー」(結)ですね。

また、全国各地から支援物資も届いています。みなさんのご支援により活動ができています。引き続きよろしくお願いします。(増島)



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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.102

10月 09, 2024


水害篇―10
 能登半島支援 緊急支援のお願い!!

深見集落(鹿磯から山を越えた隣の集落)も、2007年の地震後に足湯でお世話になった集落だ。元日の地震でも、停電・断水のため一時はほぼ全村避難されたが、「避難所より、やはり深見の方が、住みやすい」と、何処よりも早くみなさん帰村され、これからという時に再びこの度の水害で孤立だ。すでに何度も深みに入っているボランティアのTさんのFBでは、未だ徒歩でしか行けないと。私は、先月28日、徒歩で深見地区に入った。地震の時は集落の真ん中を流れる川は大きな被害がなかったと聞いていたが、見事なまでに河口から奥へと両岸が壊れ、車は走れない。山からの土砂と泥水が、細い道路や家、家を2m近くまで押し寄せた。国際協力を専門とするボランティアKさんが一早く泥出しに駆け付けていた。 

集落の住民も10人ほど帰っていて、片付けをされていた。スコップを持っているお母さんたちのスタイルが何か違うなぁと。よく見たら作業服の上からしっかり黒いコルセットをしていたのだ。重たい泥の除去のために、腰に負担がかからないような姿勢で泥を一輪車に乗せ、運んでいた。2007年に足湯をさせていただいた深見集会所が、川を挟んで正面に見えた。70代半ばの女性に「2007年の時に、あの集会所で足湯をさせて貰いました。深見には女性水防隊がありましたよね。男性が、遠洋航路へ出て1年の半分以上が女性だけになるので、集落を守るのは女性だ!」と聞いていましたと。その女性曰く「今では遠洋航路に出る若い者もいないし…女性水防隊と言っても、こんな年になってね…」と笑っていた。どの地域も同じように高齢化が進んでいるが、あのコルセットスタイルを間近に見ると、またこの集落に戻って暮らすという意気込みを感じられ、こちらが元気を貰った。やはり、深見はやはり「女性水防隊の魂」が残っているなぁと思った。あのコルセット姿が目に焼き付いている。深見は、素晴らしいボランティアグループの支えもあって、被災者による自主・自立の先駆的なモデルの集落だ。せめて集落の入り口まで車が通れるようにして欲しい。

(次に続く) (被災地NGO恊働センター顧問 村井雅清)



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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.103

10月 14, 2024


水害篇―11
 能登半島支援 緊急支援のお願い!!

水害後1週間を過ぎた9月末に、これまで何度も紹介してきた「輪島市西保地区上大沢」に行ってきた。水害後、この上大沢に住んでいてNさんに電話したところ、「いつもありがとう!心配かけて…。でも今回の大雨で陥没、倒木、土砂と上大沢までの道路を塞いでおり、もう、当分上大沢には帰れないなぁ・・・」と。「今年やっとの思いで収穫した米も40~50袋は水浸し、30袋は大丈夫だけれど取り出せない。停電でもあるし、乾燥機も水に浸かり使えない。集会所も川沿いにあるので、護岸がえぐられて、もう一度大雨が降れば流されるだろう」

Nさんは、元日の地震後も早くに上大沢に出入りし、初めてお会いした4月末には、「とにかく米を守らなければ、来年に影響する。とにかく稲の苗を腐らないように管理しなければならないんだ。」と。真夏の暑いときも、Nさんのシンボルの“つなぎ”を着て、田んぼ作業に精をだしていた。いつも笑顔で迎えてくれたNさんだが、今回はかなりのショックを受けたようだ。

Nさんから水害後の上大沢のことを聞いた後、区長が住む輪島市内の仮設住宅に住むY区長宅を訪ねた。このレポートでも紹介したが、100歳のおとうさんもおられた。同区長は、「もう住めないだろうなぁ・・・」とポツリと一言つぶやかれた。いつものように言葉少ない区長さんだが、やはり相当なショックを受けただろう。

「実は、私も昨日、上大沢まで行って来たんだ!片道1時間ほどかかったけれど…倒木が大変だった。」と。「えっ、1時間。往復2時間か…」これなら行けるなぁと行くことを決意した。

しかし、道路の崩落、山々からの流木、水田に土砂が入り、上大沢の入り口の商店と住家、集会所の損傷は想像以上だった。往復2時間どころか、10ヶ所ほどの倒木を乗り越え、泥の中に長靴ともすぶりとはまり、途中河原を歩き、現地での滞在も含めて6時間もかかった。上大沢の有名な間垣は一部流されたものの、間垣の中の敷地に入ると住家は地震後のそのままで、水の被害はなかった。不幸中の幸いというか、「ホッ!」としたが、いつになれば帰ることができるのかを考えると、暗澹たる気持ちなる。(詳細は次号に)
(被災地NGO恊働センター村井雅清・顧問)

*現地に入られた記者が詳細の記事を発表されたので参考にしてください。

https://mainichi.jp/articles/20241003/k00/00m/040/233000c
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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.104

10月 15, 2024


水害篇―12
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豪雨被害に襲われた被災地では毎日泥との格闘が続いています。

床下には、水分を多く含んだ泥や大きな固まりになった泥、サッシの隙間や断熱材、あらゆる隙間に泥が入り込んでいます。

そして、水害の被災地は色をなくし、辺り一面茶色に覆われています。今週は地震被害から定期的に活動を続けてくれている新日本宗教団体連合会や氷見市からの阿部んじゃーずのみなさんが参加してくれました。

みなさん、泥だらけになって活動に参加してくれています。

認知症の旦那さんが一時避難している病院から帰宅する前に、なんとか泥だしまで終わらせようと思っています。お母さんはお父さんの介護と家の片付けで女性陣も小さな身体を器用に使い、狭い床下に潜り、きれいにしてくれました!

ふと!キッチンに目をやるとピンク色の一輪のバラがありました。お母さんが「これが、いまの私のとっての明かりなの」と。

色をなくした町並みにひとつの明かりが見えました。 (増島)



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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.105

10月 17, 2024


水害篇―13
 能登半島支援 緊急支援のお願い!!

さて、前号水害編―NO11の最後で、「上大沢の有名な間垣は一部流されたものの、間垣の中の敷地に入ると住家は地震後のそのままで、水の被害はなかった。」と書きました。21日の大雨は予想されていたので、住民のほとんどは20日までには輪島市内の仮設住宅に避難していたのです。(当日、緊急避難し、九死に一生を得たのは区長とその父だけです。)

冒頭で述べたように、上大沢の場合は水害での住家の被害は(ゼロではないですが)ほとんどなかったのです。川沿いの物置などの倉庫にしていた建物が流され、海外に近い間垣の外の道路が陥没していたので、その向こうにあった軽トラックは出せないままです。

住家は地震後の被害のままで、修繕や再建が終わっていない状況で、水害での被害はなかったけれども、そこに住むことはできないので、みなさん“着の身着のまま”逃げてきたのです。

そのため、そろそろ肌寒くなってきたにもかかわらず、「半袖しかない!」「すぐに帰られると思ったので、冬物の衣類を置いてきたまま!」という声が出て来ました。確かに、私も一度水害の後歩いて上大沢の集落まで行ってきたので、(口には出せないが)正直「当分、帰られないだろうなぁ・・・」と思っていました。「寒さ対策で冬用の衣類が急ぐ!」と思い、29年前の阪神・淡路大震災より共に災害救援活動を行なって来た“コープこうべさん”に依頼して、緊急に冬用のセーターやズボン、ダウンなどを集めていただき、また白元アース株式会社より提供戴いた“湯たんぽ”とともに皆さんが避難されている輪島市内の仮設住宅に届けて来ました。

その日は日当たりもよかったのですが、風が強かったので、ほんとうにみなさん寒そうな恰好でしたが、出迎えてくれました。地震の後、4月に初めて上大沢に行き、その後足湯を3回実施してきただけに、当NGOのスタっフや二度連続水害にあった佐賀県武雄からのボランティアさんが届けてくれ、大変喜んでくれました。こうして顔を見せるだけでもボランティアとして大事なことなんだとあらためて教えられました。水害がなければ、4回目の足湯活動を計画していたところでした。婆さんから「兄ちゃん、兄ちゃん!」と頼られているNさんの仮設住宅の一室だけが裏山の水が入り、残念ながら少し床上浸水という被害に遭いました。

ところが、なんと一昨日、そのNさんと他5人とともに、また上大沢まで歩いて行ったというのです。これにはびっくりしました。早速Nさんに電話したら、「私たちは、こういうのは慣れているから…」と“こともなげに”言われたので、「え~?」とまだびっくりでした。(続く) 

             (被災地NGO恊働センター顧問:村井雅清)

(*ちなみに本レポートの上大沢編はNO54,NO71,NO73,NO74,NO77,NO79です。参考にしてください。)

*現地に入られた記者が詳細の記事を発表されたので参考にしてください。

https://mainichi.jp/articles/20241003/k00/00m/040/233000c
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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.106

10月 18, 2024


水害篇―14
 能登半島支援 緊急支援のお願い!!

以前にも何度か、この支援ニュースでお伝えしたが、輪島市西保地区には、西二又、上大沢、大沢、上山、赤崎、下山、小池の7集落があり、今回の水害でこの7集落のすべてが一時避難をした。当然、着の身着のまま避難された方が多く、そのうち大沢、赤崎、下山、小池の人たちは輪島市内の「宅田第一仮設団地」に住んでいた。元日の地震後、この仮設団地と元の集落とのニ地域居住をしていたのだ。全員が集落に戻り生活をしていた訳ではなく、ニ地域を行ったり来たりしながらの生活を送っていて、9月21日の記録的大雨に遭ったのだ。

そこで、先日その宅田第一仮設で上大沢と同じようにコープこうべさんに衣類を集めてもらい、当NGOのスタッフが集会所でバザーを開いた。40人くらいが集まってくれ、“古着バザー”となった。かなりの量を持って行ったが、瞬く間に全部がみなさんの手もとに届いた。9月21日の記録的大水害があったものの、みなさん「また、すぐ集落に帰れるよ!」と思っての避難だったので、まさに“着の身着のまま”だった。タイミングが良かったのも功を奏しただろうが、喜んで下さって「ホッ!」とした。

午後には、この水害で仮設住宅が浸水し、しばらく住めなくなった被災者が二度目(被災者にとっては3度目)の避難所生活となった「輪島市市立中学校」避難所で足湯をさせてもらった。

被災者や参加したボランティアの声を参考に!

「今水害がちょっと落ち着いてきた。やっとちょっと。」

「台所のカレンダーが1月のままだったのがぐっときた。」

「やっぱり今回も国が何もしてくれてなかったけれど、ボランティアの人がめちゃくちゃ助けてくれた。」

元日の地震と9か月後の水害の二重被害を物語る“つぶやき”です。

(なお、以前宅田第一団地の足湯をさせて頂いた様子は、支援ニュースNO87に書いています。ご参考に…)(続く) 

             (被災地NGO恊働センター顧問:村井雅清)



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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.107

10月 20, 2024


水害篇―15
 能登半島支援 緊急支援のお願い!!

去る9月14日、輪島市町野町粟倉にある「もとやスーパー」で足湯をさせて貰った。元日の地震で大きな損傷を受け、電化製品や家具などを展示していた別棟の至るところのガラスが割れ、地震の凄さが想像できた。もとやの女将さんの足湯は私がさせて貰った。女将さんは、「こんなことで、へこたれん!絶対再建して見せる」と気丈だった。

しかし、その1週間後の9月21日、午前9時ごろから記録的大雨が降りだした。翌日のテレビには、流木が数本突き刺さってる無惨な「もとやスーパー」の映像が目に止まった。 

私は9月30日、もとやスーパーを訪れた。車は辛うじてスーパーの前も通れるように片付けられていた。とはいえ、同スーパーの前の駐車場には、大型ダンプが3台止まっており、片づけをしていた。スーパーのすぐ近くの支流となる川は崩壊し、夥しいほどの流木が至るところで折り重なっていた。私の知る限りでは、水害でこれほどの流木が集まっているのは、過去にも見たことがない。珠洲道路から県道6号線(宇出津・町野線)を曽々木海岸方面に走ると、粟倉に行きつくが、かなり手前の方から流木が車道の両側に積まれていたが、「こんなところまで、これほどの流木が流れついているということは、粟倉は相当酷いことになっているだろう」と予測はしていた。

この流木の多さは、元日の地震で地盤が緩み、そこに記録的大雨が降り、山々の各地での地滑り、土砂流下などが至るところで重なり、斜面崩壊が集中して、川に流れたのではないかと思う。粟倉の隣の金蔵は、少し山間部にあり、その金蔵から粟蔵を見下ろすような山々の地滑りあとを見ると、それを裏づける斜面崩壊を目にすることができ、粟倉に夥しい流木が重なっている理由が分かる。

もとやスーパーは創業70年で、この町野町には1件しかないスーパーだ。輪島市と石川県が早急にこのもとやスーパーの再建支援計画を提示するべきだ。それが、何よりもの支えになる。

            (被災地NGO恊働センター顧問:村井雅清)



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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.108

10月 22, 2024


水害篇―16
 能登半島支援 緊急支援のお願い!!

 元日の地震で孤立し、地域の学校や集会所に避難していた地域が少なくない。その一つが珠洲市の外浦にある「大谷地区」だ。私はこの大谷地区には、4月中旬に初めて訪問した(本ニュースNO49参照)。その時には、大谷小・中学校の避難所には約40人が避難していた。その時点で、区長さんに今後のことを少し聞いた。「お一人暮らしの方や、施設に入っている方もおられる方は少ないだろう。ここに帰って来ても生活ができない…」と区長はおっしゃっていた。それでもこの地区に帰って来て、「元の暮らしを…」と始めた人たちはいた。しかし、地震後9カ月が経った9月21日に記録的大雨によって、再び避難所生活に戻った人たちが約30人にも上る。辛うじて在宅生活が可能な人たちは約160人。(水害発生で避難指示が出た時は90人)。また、4月の時点に逆戻りとなった複合災害だ。ここの地域に入って、支援をされている専門家は、「みなさん、『これでもか、これでもか』」と被害に遭いながらも、前を見て進もうと力強いです。」とおっしゃった。

一方、私が隣の馬緤町を訪ねた9月30日、珠洲市内からう回路を通って大谷町に抜ける道は全く通れない状態だった。地元の住民に聞くと、「大谷峠は何とか通れる」と聞いたのだが、そもそも元日の地震後はその大谷峠を抜ける道は通行禁止だったが、そちらが通れるようになり、う回路が通行止めになっていた。さすがに地元の人はよく知っている。

また、大谷町の東隣の「仁江町」では、元日の地震後に大規模な地滑りで海岸線(249)が通れない状態が続いていたが、今回の水害でさらに地滑りが起きた。その西隣の真浦地区は、水害後また孤立生活が余儀なくされた。

こうしてこの地域は、道路事情が完全に回復しないことには、生活道路のう回路を使ったりしての生活が余儀なくされているので、落ち着かない日々が続くだろう。支援も十分には届かないことが心配される。

ただ、救われるのは、この地域は昨年の5月にも地震の被害を受けていた経験もあって珠洲市はじめ支援センターに集まる専門家集団による徹底した巡回見守りやNPO,NGOの支援ネットワークがしっかりしていることである。ちなみに、珠洲市には未だ、断水地域が少なくない。

(被災地NGO恊働センター顧問:村井雅清)



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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.109

10月 26, 2024


水害篇―17
 能登半島支援 緊急支援のお願い!!

衆議院選挙も中盤に入った。各党は、「防災庁設置」を主張している。“災害大国日本”といわれ、また“防災大国日本”ともいわれているので当然だろうといいたいが、正直「今さらか?」と皮肉の一つもいいたくなる。しかし、30年前から災害時支援活動を展開してきた立場から敢えていうと、元日に起きた「能登半島地震」に対する国及び自治体の対応を観ていると、「さて、防災大国といえるだろうか?」と疑問を持った。

そうした中で、記録的大雨による水害が発生し、被災地にとっては“踏んだり蹴ったり”という声、“もう心が折れた!”という声を聞くと、やはり「防災大国」とはいえないだろうと断言する。特に、今回の複合災害で「被災者主体」という言葉はどこに消えていったのかとさえ思う。30年前の阪神・淡路大震災で掲げた「神戸宣言1995」では、「復興は被災者主体で・・・」と宣言した。この言葉は、あの時亡くなられた6434名の方々の魂の叫びだということを忘れたのだろうか・・・・?

“だからこそ”と言われればそれまでだが「防災庁設置」はほんとうに実現するのだろうか?

先日、テレビを観ていると、地元石川県の候補者3名はいづれも地震後から走り回っている議員たちの姿を私は見ている。被災者主体の被災者の声を集約する一つは、こうした議員の声をまとめる必要もあるだろう。同時に、被災地には元日以来NPO/NGOが100団体以上が入っており、実質一日も休みなく支援活動を展開している。何故、県も市もこの有意義な被災支援に奮闘しているボランタリーな人たちに、もっと活躍する場や機会を提供しないのだろうか?10月21日付神戸新聞によると「石川県によると、豪雨による住宅被害は18日時点で1487戸。大半が床上・床下浸水だ」とのこと。上からトップダウンの対応で済ますのではなく、わずか1487戸だと数団体に丁寧にお願いすれば、マンツーマンの寄り添い支援が可能だ。もちろん、「丁寧に」ということの意味は活動がしやすい環境を整えるということが大前提だが・・・・・。

数日前に輪島市西保地区の大沢町の住民がお一人、体調を崩しヘリで救急搬送されたと連絡があった。西隣の上大沢町には数時間かけて歩くしかない手段がないのに、一人、二人と日帰りで集落に帰っている住民がいるという報告も…・。

今、衆議院選挙で走り回っている候補者たちは、一日一言でいいから、「私たちは能登を忘れていません!」と言って選挙活動したらどうか?そうすることで、実は各々の選挙区の住民に対して寄り添うことの大切さも分かるというものだ!!

             (被災地NGO恊働センター顧問:村井雅清)



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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.110 

10月 28, 2024


水害篇―18
 能登半島支援 緊急支援のお願い!!

本レポートNO107で少し触れたが、9月21日に発生した記録的豪雨による土砂災害の現実を目の当たりにしたときに、これまで見てきた水害による災害現場で、とにかくこれほどの流木が地域に流れ込んだという事態は、見たことがない。

今朝の毎日新聞の記事では、「国土交通省によると、石川県では10日時点で116件の土砂災害が確認された。内訳は土石流57件、崖崩れ45件、地滑り14件。・・・・豪雨とは別に、元日の地震では、石川県内で424件の土砂災害が発生した。豪雨との累計は540件。過去約40年の全国での土砂災害は年間平均約1100件で、今年は半数近くが能登半島地震で起きた計算となる。」と報じられていた。

また、今年3月に防災科学研究所の酒井直樹さん(水・土砂防災研究部門副部門長)が発表された「2024年能登半島地震による土砂災害の特徴」では、・強い揺れと地質構造の影響を受け、2000箇所以上発生。・今後の復興に対して余震や雨期の土砂災害発生が懸念と注意喚起がされていた。先の新聞報道の数字と、この酒井直樹さんが懸念された数字とを見ると、今回の水害が、起こるべくして起きた言っても過言ではない。

「金沢大学の青木賢人准教授(自然地理学)は、「地震対応に追われている自治体が別の災害リスクを周知する対応の難しさが露呈した」と指摘(神戸新聞 2024・10・21)

 災害大国日本に住む以上、覚悟しなければならないのかも知れないが、私たち一般市民の取り組みだけでは限界だ。普段からの山の手入れや災害発生時の避難対応などは、ある程度可能だと思うが、同時に自治体による事前防災としての「ハザードマップ」作成が急務だ。同マップをもとに、地域総がかりで事前防災に取り組む必要がある。しかし「石川県能登半島の28河川の流域で、浸水範囲や避難場所などを示した洪水ハザードマップが作成されていないことがわかった。」と報道された(神戸新聞同日)あらためて、事前防災の強化が必要だという教訓となったのでは・・・・・。

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令和6年(2024年)能登半島救援ニュース No.111

10月 30, 2024


水害篇―19
 能登半島支援 緊急支援のお願い!!

9月21日の記録的豪雨により浸水した被災者宅の泥だしや家具などの運び出し、そして清掃などの活動のため「やさしや足湯隊 第21便」のスタッフが25日から被災地に入っている。そして2019年、2021年と連続して水害に遭った佐賀県武雄市などで活動している一般社団「おもやい」のスタッフも水害支援活動に入っている。両団体のスタッフが翌26日、輪島市内のOさん宅)と輪島市稲屋仮設団地に、コープこうべさんにお願いして集めて貰った冬物衣類を届けた。水害による土砂災害や流木の道路が寸断され、元日の地震以来2度目、あるいは3度目の通行止めとなった被災地の集落には、残念ながら当分帰れそうにない。冬物衣類などは集落の各家庭に置いたままなので、古着であってもこの衣類配布は想像以上に喜ばれている。また、輪島市内で地震の被害で大規模半壊だったOさん宅は、今回の水害で床上浸水という二重被害になった。Oさんは、地震後やっとこれからは前を向いて行こう!と一歩を踏み出したところに、この9月の水害で床上浸水となった、Oさんは、「もう心が折れた!」と塞ぎ込み、一時は体調不良で入院もした。Oさんはもともと自営業を営んでいたこともあって、Oさん宅には被災者同士がよく集まっている。古着と言っても新古品というか、新品に近いダウンジャケットなどもあり、Oさん宅でも大変喜ばれた。

Oさんから、「ありがとうございました 皆さんに助けてもらつて 幸せものです ありがたいことです。元気出さないとね…」という嬉しい返事が届いた。

以前にも書きましたが、ボランティアが寄り添う形は多彩だが、こうして“黙って被災者の傍に寄り添う”ことがボランティアの第一歩なんだと、29年前の阪神・淡路大震災の時に、当時神戸大学医学部精神科教授の中井久夫さんが言われた名言だった。

 Oさんのこのお礼の言葉を聞いて、29年目にしてやっと中井久夫先生のこの言葉が身に染みて理解できた気がする。

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