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03月 21, 2026
能登半島地震から2年が過ぎました。被災地には更地が広がり、これからこの町はどうなっていくのだろうという不安な声が聞こえてきます。過去の被災地でもあったように仮設住宅の暮らしも長引いています。そして、震災から七尾市以北の奥能登の人口が1万2000人以上減少しています。市別でみると輪島市が3582人、次いで七尾市が2963人、珠洲市は2233人減少しました。七尾市に関してはこの2年間で毎月約100名ほどの人口が減少しています。
被災地ではくらし再建への道筋がはっきりと見えない中、復興住宅の建設整備方針も進んできています。
輪島市では。「既存のコミュニティに配慮し、被災前に居住していた地区住民に限定した募集方法、同じ仮設住宅で形成された数名のグループでの募集方法を検討します」「ペット飼育可能な災害公営住宅の整備を検討します」という方針を出しています。
珠洲市(入居申し込みはまだ)では「被災前に居住していた地区住民に限定した募集方法の採用や、同じ仮設住宅で形成された数名のグループでの募集方法を可能とするなど、被災前から続くコミュニティの持続に配慮します。」という方針を出しています。
当センターが拠点を置く七尾市では、すでに災害復興公営住宅の申し込みが終了してしまっています。ここにいくつかの被災者の声を紹介します。
・申請期間中に入院していたので、申し込みができなかった。和倉出身だから和倉を進められたけど、本当は中島に住みたい。
・ペットを飼っていると言ったら、「じゃぁ、復興住宅の申し込みは取り下げておきます。」と言われた。
・生まれ育った地域だから中島に住みたい。中島なら散歩していたら声をかけられるけど、上町に行ったら誰も知っている人がいないから引っ越しはしたくない。
・上町に行ったら、自宅から遠くなって不便。これから車も乗れなくなるので、中島のほうがお店なども近いからそっちのほうがいい。
・これまで仲良くなった人と離れてしまう。その人を頼りにしていたのに、別れるのは寂しい。
などという声を聞いています。終の棲家となる災害復興公営住宅ですが、復興住宅が建設されるまでには、まだまだ時間がかかります。またペットも家族です。過去の被災地では震災当時に飼っていたペットも一緒に入居できました。まだ2年しか経っていない中で、建築資材の高騰、業者は順番待ち、体調の変化などに加え、環境の変化により再建の方向性が変わる人もいます。復興住宅をたくさん建てると長期的には市の財政を圧迫してしまうので、安易に増やすのではなく最適な数を建設するために調整しているけれど、住民の想いとは少しギャップが生まれています。七尾市の場合は住宅の本申し込みは入居3ヶ月前となっていますが、すでに申し込みは終わってしまっています。すべての被災者が安心して暮らせるように最後まで被災者に寄り添い、柔軟な対応をお願いしたいです。
(増島智子)
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