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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース

 

2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第148報

 前号に続いて石蔵の話です。この石蔵は人吉市にとっても石造建築物としては大変貴重な文化遺産でしょう。天然の石を積み上げて造られたもので、天井も高い所は5㍍ほどあるため、例えばここで奏でる音楽は実にいい音を響かせます。先日お邪魔した時には、ごく小さなスピーカーでCDに録音したクラシック音楽を聴かせて頂いたのですが、スピーカーを石の方に向け、反射するようにセットした場合と、スピーカーを視聴者の方に向けてセットした場合とは微妙に音が変わります。天然の石なので表面は平らなものではなく、いろいろな凹凸があり、同じ石は二つとないでしょう。ということは、音がこの多様な表面にあたって跳ね返り、その音がまたさまざまに共鳴するという、いわゆる“アンサンブル”のような効果を醸し出すのではないだろうかと推測します。  

 この石蔵の使い方として、一つはミニ・コンサートなどを開催するということが考えられます。先日も人吉出身の海外で活躍している歌手が訪ねて来られ、アカペラで歌い、「いい音ですね!」と感激されたそうです。この石蔵は明かり取りの窓が小さいため灯りを付つけなければかなり暗い空間になります。コンサートなどにはその暗さがちょうどいい雰囲気を醸し出しますが、その暗闇のような空間を盛り上げてくれているのが、地元の高校生がペットボトルを再利用して作った手づくりの“ミニ・ランタン”です。石蔵に添わすように並べると、非常に神秘的な明かりを灯します。明り採りの小さな窓はステンドグラスをはめようというアイデアも出ています。でも夕日が差し込むと、信じられないような灯りが石蔵内を照らします。この夕日が差し込むところに大きな仏像を置けば、夕日が映えるだろうなと思ったりしました。今のところは、窓と天井の木組み以外は、そのままで活用しようと考えているようですが、さて・・・・・?

毎年8月に人吉市内の球磨川の河原で花火大会が開催されていたのですが、昨年の豪雨水害とコロナで中止になり、今年の夏も中止の可能性が現実的になっています。そこで今年の11月13日に「人吉復興イベント」が開催される予定です。UさんやSさん、そして市内の高校生など関係者は、そのイベントに合わせて、石蔵での催しが花を添えることができればと願っています。
*筆者も熊本県立球磨工業高校の生徒さんに優しく、丁寧に指導して貰い、一個のペットボトル・ランタンを作って見ました。(村井雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、「もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」と。また、仮設住宅の見守りをされている方が、「この前戴いた2㎏入りの紙袋に入ったお米、こんな美味しいお米は食べたことがない!!」と絶賛して下さったとのこと。以前にもこの欄で書きましたが、お米を送って下さる方は、「美味しいお米を食べてくださいね」という願いを込めて、当センターに送って下さるので、こうして喜ばれることは、私たちも大変嬉しいことです。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。

【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。
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*当センターの活動内容はブログで写真もぜひご覧ください。
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  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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 被災地NGO恊働センター
 E-mail info@ngo-kyodo.org
 TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702
 〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10
 【HP】http://www.ngo-kyodo.org/
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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第149報 

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―1>

 これまで個庫茶屋メンバーさんの成り立ちおよびこれまでの活動内容などを可能な限り詳細に報告して参りました。ただ、絵画教室については大工さんが超多忙のため、工事が遅れており未だ完成していないという事情なので、完成しましたら都度ご報告致しますのでご容赦下さい。
さて、今回一般社団法人Civic
Forceさんからのご支援が個庫茶屋メンバーさんへの決定したことは本ニュース136報でお伝えしました。
(*公益社団法人Civic
Forceさんが同法人のHPで、個庫茶屋メンバーさんの紹介をしてくれていますので参考までにご覧ください
URL→https://www.civic-force.org/activity/activity-2350.php
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 そのHPの紹介タイトルは“【COVID-19】住民主体の地域づくりを続けるPOSKO「個庫茶屋メンバー」”となっています。今号から、しばらく不定期ではありますが、この住民主体の地域づくりを担っている個庫茶屋メンバーの「普段着の支え合い」が災害後の支援の在り方にもたらす意義について書いて見たいと思います。ご存じのようにコロナ下の中で発生した昨年の7月豪雨災害は新型コロナウイルス感染症との複合災害となったことが大きく影響し、いつものように全国から災害救援ボランティアが現場に入るということが叶わなくなったのです。ただ、熊本の被災地の場合は、熊本県内からのボランティアはOK!となりました。(後に九州圏内はOK!に範囲を広げましたが・・・・・。)

 こうした感染症との複合災害となった場合に、特にボランティア不足が深刻な課題となります。とは言え、ここ数年を振り返って見ると、年々被災地にかけつけるボランティアは減少傾向になっていたことも事実なのです。ということは、特に災害が多発するこの国において、支援のためのボランティアの減少をどのように解決すればよいのか?私たちに求められている課題ではないかと思います。(次号に続く)
(村井雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、「もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」と。また、仮設住宅の見守りをされている方が、「この前戴いた2㎏入りの紙袋に入ったお米、こんな美味しいお米は食べたことがない!!」と絶賛して下さったとのこと。以前にもこの欄で書きましたが、お米を送って下さる方は、「美味しいお米を食べてくださいね」という願いを込めて、当センターに送って下さるので、こうして喜ばれることは、私たちも大変嬉しいことです。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。

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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第150報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―2>

 さて災害時(複合災害を含めて)におけるボランティア減少を補完する課題は、どうすればいいのでしょうか?その答えが、個庫茶屋メンバーが熊本地震(2016)から続けてきた“普段着の支え合い”にあるのではないかということです。
おそらくこれまで紹介してきた個庫茶屋メンバーの活動を読んで頂くと、「これって、私たちの地域でもやってるよ!」という反応を多くの方がされると思います。ただ、敢えて“普段着の”とつけているのは、いわゆる平時の災害の備えや災害時の助け合いをしっかりと取り組んでおられる、いわゆる「自主防災組織」とは、少し違うイメージかも知れません。「どこが?」と聞かれても上手く表現できないのですが、“ふ・だ・ん・ぎ”なのでしょうね?

 そもそも大規模災害の場合は、外部からの支援はすぐには届きません。また、被災現場から「SOS」を発信しても(現実には被災が激しくSOSを発信することすらできないケースが多い。)多彩な支援団体や救援組織、その属する基礎自治体には届かないものです。となると、辛くても、しんどくても外部支援が届くまでは、その場に居る被災当事者やその関係者(友人・知人や親戚など)で、耐えるしかないということになります。だから可能な限り、災害に遭ってはじめて大変な体験するのではなく、平時から被災することを前提に「備え」ておかなければならないということです。ただ、これまでの悲劇的な事例から考えると「備え」として取り組む時には、例えば「誰が誰を助ける」というパターンではなく、「誰もが助かるには
?」という発想の転換が必要ではないでしょうか?(次号に続く)
(村井雅清)
(*参考文献:『誰もが〈助かる〉社会 まちづくりに織り込む防災・減災』(渥美公秀・石塚裕子編、2021年3月11日新曜社発行)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第151報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―3>

 2018年7月豪雨災害で甚大な被害に遭った岡山県倉敷市真備町では、死者の8割が要援護者でした。関係者にとっては大変衝撃的な結果となりました。 おそらく災害時の備えの取り組みとして、平時か
ら「誰が、誰を助ける」という活動をされていたのでしょう。にもかかわらず、このような悲惨な結果を招いたが、誰の責任でもない。「犯人捜し」をするのではなく、「誰が、誰を」という発想に限界があったのでは、とあらためて「備え」の在り方を見直すことが求められているのではないでしょうか?前号で述べたように、発想の大転換をし、「誰一人おきざりにせず、みんなが助かる」ための知恵が求められるのではないかと思います。前号で紹介した著書に書かれているのですが、例えば、1年に一度正月より賑わう地域の祭りに注目しようということです。その祭りには、普段地域を離れている若者も帰省して参加されると思います。おそらく正月よりも、その祭りの方が盛り上がるというケースは少なくないでしょう。
ただ、こういう時に災害時要援護者と言われる人たちにも、“誰一人おきざりにせず”、遠慮をさせずに、喜んで参加してもらえるような働きがけをしているでしょうか?

平時の防災訓練でも、要援護者には「無理して参加しなくてもよいから」と遠慮して貰っているやに聞くことも多い。こうした1年に一度の地域の行事に、誰一人おきざりにしないで取り組んでいると、“いざ”という時にもその効果が発揮できるはずである。個庫茶屋メンバーの活動は、年金の日に高齢者が集まったり、同メンバーが担うパン工房に障害者が働いていたり、農家がパン工房やリヤカーマルシェに販売の為の新鮮な野菜を持ってきたり、ものづくり工房では昨年の水害で被災した方が縫製の仕事に加わっていたり、さらに活動をとおして見事にメンバー+地域の人たちがつながっている。つまり日々の暮らしの延長だと痛感する。そもそもが熊本地震(2016)をきっかけに活動を始めたこともあった、災害時を意識した“普段着の支え合い”なのです。同メンバーには昨年の災害をきっかけに、実にいろいろな人がかかわっていることが特徴です。(次に続く)
(村井雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、「もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」と。また、仮設住宅の見守りをされている方が、「この前戴いた2㎏入りの紙袋に入ったお米、こんな美味しいお米は食べたことがない!!」と絶賛して下さったとのこと。以前にもこの欄で書きましたが、お米を送って下さる方は、「美味しいお米を食べてくださいね」という願いを込めて、当センターに送って下さるので、こうして喜ばれることは、私たちも大変嬉しいことです。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。

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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第152報 

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―4>

 前号で、みんなが助かるにはどうすればいいのか?と投げかけた。昨年から続くコロナ禍において、菅義偉総理は「誰一人とり残さず、国民の命はまもる」と繰り返している。そして当NGOは26年前の阪神・淡路大震災後に発足したが、あの時から「一人ひとりに寄り添い」「最後の一人まで救う」と言い続けてきた。同じことを言っているように聞こえるけれども、何か違う?何が違うのだろうか?それは、私たちNGOはあくまでも暮らしの延長で考え、虫の目で見て行動している(鳥の目でも見て、考えているが。)菅義偉総理は組織のトップとして、トップダウンで上から見おろして発言している、この違いだろうと思う。個庫茶屋メンバーの活動は、メンバーの各々が虫の目で地域に暮らし、その延長として行われている。暮らしの延長とは、例えば5月に入ってオープンした「パン香房むぎ」では、地元で育てた麦から挽いた小麦粉を使っている。輸入物を使うのとは魂の入り方が違う。そうしたプロセスの中で、麦畑で麦踏みをしているSさんのお顔を浮かべ、早朝から仕込みをしてパンを焼くAさんの顔が浮かぶ。Aさんも、Sさんも被災者だ。というふうにいわゆる小さな地域における一人ひとりの個が尊重されて、そこに暮らしがあるということでしょう。普段着のこうしたつながりが、いざ災害に遭うと、率先して誰かが救援に走り出すと、地域のつながりが動き出す。だから、みんなが助かることにつながるのでは。前号で例として祭りのことを出した。祭りは、何日も前から準備し、そして本番を迎える。そのプロセスでは、地域の人間関係がどれほど大切かを感じつつ、祭りへの準備=暮らしをしている。ある地方に行って喫茶店に入ったとき、店主が「ここでは、祭りのために1年が回っているよな!」と常連さんと話しているのが耳に入ってきた。

 さて、2018年の西日本や中部地方襲った水害では200名を超える尊いいのちを喪った。その原因は「避難して下さい!」「いのちを守る行動をとって下さい!」と叫び続けても、実際に避難行動をとった人は、全体の極わずかであることが明らかになっている。この現実を受けて、2018年の暮れに政府での関係者によるワーキング・グループがまとめたのは、「災害時における避難行動は、行政に頼らず住民主体で考え、行動するように」ということでした。同ワーキングのメンバーの一人片田敏孝教授は下記に紹介している発言をし、「限界」であることを認めている。こうした意見を踏まえてのことか、政府は「住民主体」であり、「自分のいのちは自分で守る」ことを強く望んでいる。しかし、とりわけ災害の度に人はひとりでは生きて行けないと実感しているので、自分だけでは守れないことは明らかで、だからこそ地域でみんなが助け合う知恵を生み出すことが大切だという事ではないか。(次に続く)(村井雅清)

(*片田敏孝;日本の防災が混迷を深めている。ハード対策にもソフト対策にも限界がある。災害対策基本法に則った行政主導の防災にも限界がある。予知・予測にも限界がある。科学で解明し技術で制御しようとするこれまでのわが国の防災に、明らかな限界があることは認めざるを得ない。それがここ最近の大規模災害を経て、やっと国民にも、行政にも、学界にも理解されはじめた。(中略)今、日本の防災に求められることは、自然は時には抗えないことを前提にした防災への回帰なのではないだろうか?
片田敏孝(東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター(CIDIR)特任教授)「CIDIRニュースレター42号・2019・3・1より)

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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第153報 

(*お詫び:前号152号で、一部文字化けがありました。原因が分からないのですが、「祭りの準備=暮らしを�!��てい���。」となっていますが、「祭りの準備=暮らしをしている。」でした。ご迷惑をおかけしました。)

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―5>
さて、前号で紹介した片田敏孝教授のコメントの最後に、「今、日本の防災に求められることは、自然は時には抗えないことを前提にした防災への回帰なのではないだろうか? 」と問うている。災害と向き合うと
いうことは、この問いかけは根源的な課題だと思う。古くは、『方丈記』で4つの自然災害(大火、竜巻、飢饉、地震)について語っている。水害については、現代語訳で紹介すると「{15}養和のころだったかと思うが、ずっと昔になってしまったので、確実に記憶しているわけでもない。二か年のあいだ、どこもかしこも飢饉になって、あきれるようなひどい事態だった。ある年は、春と夏に旱魃、ある年は、秋と冬に大嵐とか洪水とか、わるいことがつぎつぎに続いて、農作物は全然みのらない。こうしたわけだから、ただ骨折り損に、春の耕作と夏の田植えだけはやっても、秋の稲刈りや冬の収納というにぎわいがない次第だ。{17}前の1年が、こんなふうで、やっと終わった。年が明けたら、よくなるだろうと期待したのだが
、それどころか、飢饉の上に伝染病までが加わって、悲惨は増大する一方、まるでめちゃめちゃだ。(後略)」と記述がある。(『方丈記』鴨長明 簗瀬一雄訳注 現代語
訳付き 角川ソフィア文庫より引用)

 さすがに枕草子」「徒然草」と並んで名著と称賛される「方丈記」だと感心させられるが、2014年の広島土砂災害に始まり、毎年豪雨災害や土砂災害、そして昨年は7月豪雨災害と水難続きで、その上新型コロナウイルス感染症が併発し、“飢饉”といっても決して過言ではない惨状もあるのが現在のこの国であると言えないだろうか?まさに片田教授が言われるように、「自然は時には抗えない」のは事実だろうが、災害前の備えの不備、そして災害後の人災と言える対応等も看過することはできない。政府は「被災者主体で」と叫ぶならば、こうした災厄を乗り越えるには、どうすればよいのか、ほんとうに真剣に考えて欲しい。そう言えば、パン工房に使う麦はメンバーの関係者の麦畑から提供されるのだが、この梅雨で「早く刈り取らなければ・・・・」と心配されていた。ちょうど「刈り取って原麦が届きました!」と朗報が入った。農作物は待ってくれませんからね!(次に続く)
(村井雅清)

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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第154報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―6>

前号で片田敏孝教授の「今、日本の防災に求められることは、自然は時には抗えないことを前提にした防災への回帰なのではないだろうか?」というコメントを紹介しました。2016年の熊本地震で、当センターは熊本県西原村に入りました。その時、西原村の農家ではサツマイモの収穫時期でした。ところが地震の影響で農家も被災を受け、その作業が順調にいかず、ボランティアセンターに応援のボランティアをお願いしても、社会福祉協議会は「農家は生業に関るお仕事をされているので手伝えません。」???と断られたのです。やむ得ず私たちは隣県大分県の地域おこし協力隊のメンバーと「農ボラを受け付けます。(略称「農ボラ」」)と受付を開始したのです。社会福祉協議会は黙認していました。つまり黙って協力してくれたのです。
 この事例で考えますと、災害時におけるボランティアの在り方として、農ボラを断るという姿勢は、自然のサイクルに抗うことになるのではないでしょうか。何故ならば、日々天候と闘いながら育つ生き物を相手の生業ですから、この時期に収穫しなければ次年度の生活が厳しくなるわけです。

 このように被災者(地)支援に徹する災害救援ボランティアは、可能な限り自然に抗うことなく、被災者支援を行うことが望ましいということになりますね!昨年の豪雨水害の場合は、原因の大きな要素は清流球磨川の氾濫はじめ支流のウォーターバック現象や内水氾濫的な水害と土砂災害などですが、この災害を受けて熊本県知事は早々と上流の川辺川ダム建設容認の姿勢を示しました。いうまでもなく大災害を体験し、復興途上の中で、球磨川の流域治水をどうするかは重要課題です。自然との共存を追求しつつ、災害に遭っても減災を目指して取り組むことが不可欠です。災害後、マスコミで「暴れ川 球磨川!」という表現がところどころありましたが、球磨川の恩恵を受け
て暮らしてきた人たちからは、「球磨川が悪いわけではない。暴れ川と言ってくれるな!」という悲痛な叫びもありました。また、「川だけではなく、山とも向き合え!」という指摘もあります。「森は海の恋人」というメッセージもありますが、災害から身を守るには、自然に抗うことなく、自然と共存し、暮らしていくことを第一義的に考えることが必要でしょう。被災者主体というのは、言うまでもなく「自然と共存する人(被災者)の主体性の尊重であることを肝に銘じなければならないことを痛感する次第です。(次号に続く)
(村井 雅清)
(*『枕草子』の有名な「春は曙~~」で始まる冒頭の歌を詠み、球磨川の四季の変化を想像すると、ほんとうに「清流 球磨川」の美しさを共感することができるでしょう。)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

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※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。
http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html
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 被災地NGO恊働センター
 E-mail info@ngo-kyodo.org
 TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702
 〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10
 【HP】http://www.ngo-kyodo.org/
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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第155報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―7>

 政府は2018年の西日本の水害を受けて、同年12月複数の視点から“限界”を認め、「避難行動は被災者主体で・・・・」と発信しました。26年前の阪神・淡路大震災後、すでに被災地KOBE(KOBEは、神戸市という意味ではない。)の市民たちは「大切なことは自分たちで決めよう!」と被災者(住民)主体を掲げました。もちろん、避難行動のみならず災害後の応急対応期、復旧・復興期、そして事前の備えも含めて、被災者主体は、ごくあたり前です。 
 そして被災者と一括りにするのではなく、誰一人取り残さず、一人ひとりの被災者に寄り添い、最後の一人まで救うと掲げたのです。一人ひとりに寄り添い、その一人の暮らし再建を見届けるまで〈支援〉を続けなければ、最後の一人までには到達しないということです。とは言え、すべてのケースに十分対応できているのか、と問われるとまだまだですと吐露せざるを得ません。(この件については、いずれこの支援ニュースでも触れることになりますので、その時に説明させて頂きます。)

 さて、最近よく「我がこと化」、日常化」という言葉を目にします。個庫茶屋メンバーの“普段着の支え合い”とは、これまでにもこの支援レポートで再々紹介してきたように、被災地域での被災者と非被災者の支え合いの活動のことです。だから「我がごと化」を身近に感じ、「被災者主体」の活動となるのです。おのずと活動を通して、一人ひとりに向き合うようにもなります。ただ、約1年間おつきあいをさせてもらって気づいたことは、代表はじめメンバーの皆さんは、特に「ボランティアをしている」とか、「支援をしている」という身構えた感覚はなく、いつもの暮らしの延長に過ぎないのです。つまり「日常化」しているのです。これが、まさに普段着ならではの感覚ではないでしょうか。こうした普段着の感覚が平時から定着していれば、いざ災害時においても一人ひとりに向きあい、支え合い、助け合うすばやい活動ができると確信するのは、夢物語に過ぎないでしょうか?(次号に続く)(村井 雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第156報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―8>

 そもそも個庫茶屋メンバーの成り立ちは、熊本地震(2016)に遡ることは、すでに説明しました。それから4年後に昨年の豪雨水害が発生したのですが、熊本地震の被災者に手作りの帽子や新鮮野菜、生活雑貨などの救援物資を届けることを第一歩として始めたことから、自分たちが住むこの人吉・球磨に災害が襲ってきたら、今のような体制では駄目だ!と思い、救援活動をしながら、地域の支え合いの強化を意識したようです。こうした4年間の取り組みを踏まえて、昨年の豪雨災害直後から救援物資として食器・衣類・寝具・電化製品などの生活雑貨、そして被災児童のためにランドセルも集め、被災者救援を始めました。救援と言っても、地域でともに暮らしている知人・友人が被災を受けているので、身構えることもなく当たり前のように、できることをしようと動き出したので、“救援”という意識はないと言っていいでしょう。一方で同メンバーの物資拠点に遠く離れた球磨村の集落からも、日に日に物資を貰いに来られる人が増え、そうした被災者にも目配りをしていたのです。同時に、熊本の経験から「いつまでも物資の提供を続けるのは・・・・・?」と疑問も持っていたので、その物資を再利用することを考え、8ヶ月後にはものづくり工房へと転換したのです。他の同じような物資提供をはじめたPOSKOでは、このようにタイミングよく転換した話は耳に入っていません。いわゆる被災者の自立の第1歩をお手伝いする活動をはじめたのです。これは支援とか、ボランティアとかの意識がないからこそ、できたのではないかと想像するのです。(次号に続く)
(村井 雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第157報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―9>

 前号の最後に「これは、支援とか、ボランティアという意識がないからこそ、できたのではないかと想像するのです。」と書きました。もちろん、支援とか、ボランティアとか意識しても自立の一歩をお手伝いすることは可能でしょう。ただ、「支援」を意識するとどこか身構えるところが出てくるのでは?また「ボランティア」を意識すると、これも「なんとなくむず痒く、自然じゃない」となるのでは? 
同メンバーの代表は、救援物資を貰いに来られた被災者には、自然体で丁寧に現状を聞きつつ、時にはてらいなくアドバイスや洋服のコーディネートまでして差し上げるという光景によく遭遇します。どことなく、普段のようにてらいもなく話しかけ、例えば「このお洋服がお気に入りなら、こういうお帽子を被ればお似合いですよ!たまには、少しおめかしをして買い物にも行かれたらどうですか?」とお声がけされます。「そろそろ被災者も気分転換があってもいいと思うのね!」と私に話されます。ここの救援物資置き場は、少しだけブティック風に工夫もしています。こうして、さりげなく普段着の助け合いができるのは、何げない気遣いが拍車をかけているように思います。

 本ニュース第151報で書きましたように、理想的には、「誰が誰を助けなければ」というようにシステマチックに対応するより、できれば「誰もが気軽に助けて!」と言えるような社会にしたいものです。コメディアンで俳優でもあった「たこ八郎さん」(1985年7月24日没)の座右の銘は「迷惑かけてありがとう!」だったそうです。奥深い言葉だと思いますね! (次号に続く)(村井 雅清)   


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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第158報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―10>

 前号で「誰もが気軽に助けて!と言える社会を」と、理想的なメッセージを紹介しました。2016年台風10号の影響で岩手県岩沼市にもたらした豪雨により高齢者グループホーム「楽ん楽ん」の入所者9人全員が死亡しました。一方で同ホームの隣の民家で一人暮らしをしていたお婆さん(87歳)が九死に一生を得たのです。どういうことかというと、このお婆さんは以前から近所の家に「もしもの時は避難させて」と頼んでおり、間一髪で逃げ込んで助かったのです。
 「誰もが気軽に助けて!」という事例は、ずっと前から長野県で実践している地域があることは情報として知っていましたが、この岩手県岩沼市での事例を聞いて、正直「えっ、ほんとにこんなことってあるんだ!」と感動させられたものでした。ただ、コロナ禍においてよく耳にする「監視社会」とか、「自粛警察」という普段着の助け合いどころか、弱い者いじめをする現象が横行している現実を目の当たりにすると、「誰もが気軽に助けて!」と言える社会の実現には、残念ながらまだまだ時間を要するのだろうか・・・・。
でも一方で、コロナ禍で苦労している大学生に、無料で弁当を配り始めたレストランがテレビやマスコミで紹介されたり、子ども食堂や留学生として日本で学ぶはずの外国人、技能労働者として日本のためにも働く外国人の方々の支援をしている人たちが少なくないのは、「まだまだこの社会も捨てたものじゃないなぁ!」と元気づけられる現実でもあります。

 さて、平時においてどのような人間関係が成立すれば、「(例外なく)誰もが気軽に助けて!」と言える社会になるのでしょうか?
26年前の阪神・淡路大震災では、全国から(海外からも若干名)集まった空前のボランティアは、「困ったことがありませんか?」「何か必要な物はありませんか?」と毎日ご用聞きのように被災者宅を訪問しました。この時、ほとんどの被災者は、「ありがとうございます。」「人は一人では生きて行かれへん!」と涙を流しながら受け取られた方々も少なくありません。あの時は、「助けて!」とは声は出さなかったかも知れません。でもボランティアが寄り添っていくと、受け取ってくれたのです。そして「ありがとう!」と言われたボランティアは、逆に「ありがとう!」という言葉に、「ボランティアに来たのに、反対にボランティアされたわ!」と恐縮した方々も少なくなかったのです。まさにこの関係は、「誰もが気軽に助けて!」「困った時はお互い様」と言っていいんだよ!ということではないかと思うのです。(次号に続く)
(村井 雅清)

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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第159報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―11>

 阪神・淡路大震災から25年を目前にした昨年1月16日、日本での新型コロナウイルス感染症の陽性者第1号が厚労省から発表されました。

 その後、今に至っても識者の口々から「このウイルスは宿主が人間なので、そう簡単に終息しない!」と警告が発せられていました。そしてこの国では1年半が経過し、政府が描いているシナリオのまま7月に予定されているオリンピックが開催され、拡大防止対策を失敗すると第4派が終息しつつある現状にもかかわらず、間違いなくリバウンドし“第5波”を覚悟しなければならないと専門家から警告がなされています。事実、兵庫県の場合は緊急事態宣言が解除されましたが、新規感染者数が前回の解除を上回っているとのこと。
 そもそもこのコロナは、感染症災害であり緊急事態宣言を発する前に、当初から自然災害同様の対応を迅速に、かつ適格に対処していれば、例えばDMAT(災害派遣医療チーム)の活用などによって、ギリギリのところで医療の逼迫も乗り越えられたのではないかと思われます。

 さて本支援レポートでも何度か触れましたように、自然災害である豪雨災害による犠牲者を減らすために、「避難行動は住民主体で・・・・・」と政府は2018年12月にメッセージを発信しました。考えて見れば、コロナ禍においても「自粛」「行動制限」を叫び続け、人々に協力を要請するということは、災害対応としての住民主体を要請することと同じロジックではないかと思います。
 しかし、主体となる住民は、コロナ禍の中で何度も反復してきた「果たして人間としてどう生きるのか?」という究極的な問いと向き合いながらの生活は限界に近い。自然災害に対しての事前の対応として、平時からの支え合い、助けあいが住民主体で為すことができれば、甘いかも知れないがこれほど苦しまなくてもよかったかも知れない。決して自己責任ではなく、住民主体が実践できる社会を築き上げることは、至難の業でしょう。でも私たち人類は幾多の天変地異を乗り越えてきたのも誇るべき事実でありましょう。こうした経験を踏まえて第二次世界大戦後、世界人権宣言は「個の尊重」の大切さを第一に掲げてきたのだと思います。そして26年前に阪神・淡路大震災で、いのちがけで学んだ「最後の一人までを救おう」という振る舞いは、終わりのない実践でしょうが、災害の多いこの国では回避できない命題でもあるのです。しかし、そもそも日本国憲法で「主権在民」が保障されており、それに基づく地方分権論議も1993年頃から活発になり、1995年(阪神・淡路大震災が発生した年)に地方分権推進法が成立した事実は、まさに私たちが獲得した知恵の賜物かも知れません。「市民主体」という表現は、コンクリートでガチガチに固められた感もする言葉だが、「同調圧力」「自粛警察」「監視社会」のコロナ禍の今、「息ができない!」ほどの我慢を重ねながらも、ギリギリの支え合い、助けあいをし続けているのも現実ではないでしょうか?26年前、被災地の各地で「人間、一人では生きて行けない!」と気づきました。コロナ禍で今、再びこのことを噛みしめたいと思います。(次号に続く) (村井 雅清)

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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第160報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―12>

 阪神・淡路大震災が発生した26年前の1995年に、地方分権推進法が成立しました。一日2万人のボランティアが被災地の最前線で被災者に寄り添い、被災地の惨状と被災者の実態を、さまざまな形で被災地内外に発信していました。それを受けて、メディアも最前線の姿を多様に配信していたのです。
つまり、災害が発生し、被災者主体の第1歩をサポートするには、こうしたボランティアの振る舞いに向きあうことが大変重要なことだったのです。当時、神戸大学医学部精神科医教授を務めておられた中井久夫さんは、『こころのケアセンター活動報告書 平成7年度「手さぐりの1年」』の中で、当時の貝原俊民兵庫県知事に「ひょうご心のケアセンター」の初代センター長を引き受けてくれないかと依頼され、その時に次のようなことを思慮されました。
—これは、日本の災害において初めて大量に投入されたボランティアの活動を引き継ぐものだという設立の由来を考えた。しかし、約40名の人数でボランティアの役割を肩代わりできるものではない。そこで、センター独自の役割を模索した結果、「行政とボランティアとの谷間を埋める」という定義を考えだした。—と。

 被災者主体を具体的な行動に結びつけるには、こうして触媒となるボランティアを受け止める構造が被災者を支えるものとして不可欠だということを中井先生は見事に看破していたのです。昨年の豪雨災害で被害に遭った熊本県人吉市内の地域を中心に支え合い、助けあいの活動を展開し続けている「個庫茶屋メンバー」は、「公」に代わってこの構造を築き上げたようなものなのです。この活動がやがて人吉市の復興につながり、そして周辺の球磨郡球磨村や八代市坂本町という被災地に伝搬することでしょう。(次に続く)(村井雅清)

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■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
   https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
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    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第161報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―13>

 前号で神戸大学名誉教授の中井久夫先生は、「行政とボランティアの谷間を埋める」といわれたことを紹介しました。これはいうまでもなく「被災者のために・・・・」です。(少々諄いかもしれませんが)私なりに詳しく解説すると、被災者の要望をはじめつぶさに被災地の状況を見てきたボランティアが、例えば「○○避難所では温かい食べ物が全く届いていない!野菜もなく、毎日冷たいコンビニ弁当では、身体によくないだろう。焚きだしでもして、温かい栄養のある食料を提供してあげて欲しい!」と提案した時に、対策本部の担当者が上司に相談したが、基礎自治体の対策本部では判断がしかねるという場合、さらに上位の市、県に相談して判断する、ということになっては迅速な対応にはならないので、提案の内容による各々の専門家が、迅速な判断ができるように助言するということでしょう。

 日本では自然災害が発生した場合、まずは住民に最も近い基礎自治体(市町村)が災害対策本部を設置して、被災者支援にあたることになっています。そして基礎自治体だけでは対応できない大規模な災害の場合には、都道府県が被災市町村の支援を行い、都道府県でも対応できない巨大災害の場合には国や被災していない他自治体が支援するのが基本となっているので、被災者の最も近くに存在する基礎自治体の部署が判断して決めればいい筈です!災害時なので、スピーディーに援助体制が動かなければならないことはいうまでもないことです。緊急事態の場合に、「○○に相談してから返事する」と悠長なことは言っておれない出来事が多発するのです。

 そもそも地方分権推進法が成立したのは、まず住民を尊重し、基礎自治体を尊重し、財源移譲も含めて十分政策の反映させるためのキックオフ法だったと思います。主権在民、住民自治という本旨に基づくと、ボトムアップで被災地からの要望を受け、迅速に解決に導くしくみが、地方分権の根本なのです。つまり地方分権の原理とは、「自分たちで出来ることは、自分たちで成し遂げ、自分たちで出来ないことは、身近な行政(市・町・村)に補完して貰い、市・町・村ではできないことは、さらにより上位の行政(州とか連邦)に補完して貰うという体制。」(新野幸次郎 階段NO36(2010) エッセイと詩 “無料と税”より引用)なのです。26年前に、市民主体、住民主体の後押しをしたのが、60万人、70万人といわれた“初心者ボランティア”だったのではないだろうか。(次に続く)(村井雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。
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  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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 被災地NGO恊働センター
 E-mail info@ngo-kyodo.org
 TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702
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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第162報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―14>

 災害後にはよくあることですが、ボランティアが被災現場で被災者と話していると、被災者からいろいろな相談を受けます。

 先日(5月訪問の時)被災者から直接受けた相談は、仮設住宅(みなし仮設を含む)に住む被災者、在宅避難者などを見守る「生活支援相談員」さんに関することです。その内容は「冬用の布団はあるのですが、そろそろ夏用の布団が欲しいと思っていたら、友だちが夏用の布団をあげると言ってくれているのです。でも、車もないので布団のような嵩張るものは運びようがないのです。それで申し訳ないですが、生活支援相談員さんにお願いして運んでもらえないですか、と聞いたら『生活支援相談員はそういうことは出来ないのです』と言われました。生活支援相談員さんって、何をする人なんですか?」と不思議そうにつぶやかれました。布団を被災者宅まで運ぶくらいは、ボランティアにお願いすれば簡単に運んでくれるでしょう。生活相談支援員さんは、そもそもNPOはじめいろいろな支援機関と連携しているようです。生活相談支援員さんの仕事の範囲ではないとしても、「ボランティアセンターに聞いて見ますね!」と一旦こうした依頼を預かり、出来ないではなく、どうすれば被災者の願いを聞いてあげられるのかを考えなければならないのではないでしょうか?こういう話をすると、「それくらい自分でやれよ!」とか、「何でもかんでも支援員に頼むな!」と言いたくなるかもしれません。正直、私もそう思わないでもないです。ただ、“被災者主体”をいざという時に発揮しようとするならば、平時からそうした生活習慣が身に就くにはどうすればいいのかを考えなければならないのではないでしょうか?とは言え、人間は一人では生きて行けないということを26年前に学びました。助けあう、支えあう、学びあうということは、お互いが補完し合うということではないかと思います。(次に続く)(村井 雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
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2020年7月豪雨災害に関する支援ニュース 第163報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―15>
 前号で「“被災者主体”をいざという時に発揮しようとするならば、平時からそうした生活習慣が身に就くにはどうすればいいのかを考えなければならないのではないでしょうか?」と問いかけました。以前、事前防災に関する研究調査で、ある地域の集落内での懇談会に参加した時の話です。「最近は豪雨による災害が多いので、とにかく早い目に避難して下さいね!」と言うと、参加者のお一人が「避難ってどうすればいいの?」と応答されました。一瞬「えっ・・・・?」と二の句が出ませんでした。でも考えて見ると、災害に一度も遭っていない地域によっては、こういう感覚が当たり前なのだと気づかされました。その方は続けて「どうしていいか分からないから、ここより上流のAさんの家に逃げるわ!」と。「あっ、これが普段着だ!」と大発見です。でも、こういう場合、被災者主体といってもこの現実にはどう向き合えばいいのだろうか?正直悩むところです。
おそらく、寝たきりの障害者の方たちも同じでしょう。「とにかく逃げてください!」と叫んでも、一人ひとりのとらえ方が違うのが現実です。そうすると、いざという時に「とにかく逃げる」には、普段の防災訓練などでサポートするボランティアは、実際に一人ひとり違う逃げる行動から確認し、一人ひとり違うとらえ方にどう対応するのかを考えることが非常に大切なのではないかと思います。

 例えば南海トラフ大地震が発生すると、最大34メートルの津波が襲ってくると言われている高知県黒潮町では、訓練の時に一人ひとりの住民に大学生ボランティアが同行して、住民自身がスマホを見ながら「こっちの道なら、以前の避難路より5分早くなるなぁ」と確認し、その人にとっての避難路を決めていく。この瞬間に一人ひとりが主体的になるのではないだろうか。つまり、災害時における被災者主体とは、普段根気よくこの“瞬間の気づき”を数多く経験するということではないでしょうか(津波避難訓練アプリ
逃げトレ/nigetore.jp)を参照)。もう一つ、この黒潮町では「日本一短い避難訓練」なるものも取り組んでいます。詳しくは次号をお楽しみに。
(村井 雅清)

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