2021年8月豪雨(仮称)支援レポート
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー09
(武雄の現地レポートです。) 毎日暑い日差しが照りつけている被災地です。 「2年前の水害で、壁も床も電化製品もすべてきれいにしたばかりで、お盆やお正月には子どもや孫たちが必ず集まっていたのに」と、肩を落とすご夫婦。おもやいのボランティアが急遽駆けつけ、壁や床の撤去に取りかかると、思わず涙が込み上げてきました。「いままで、ずっと我慢してきて、泣いたことなんてなかったのに、おもやいさんがこんなにすぐ対応してくれて」と、張り詰めていた緊張の糸が切れたように 涙が溢れだした住民さんもいました。 「もう、大丈夫だとおもっていたのに。。。もし、住むなら六角川の堤防をちゃんとしてもらわないとここには住めない」と悔しさをにじませていました。 雨が止んで、暑さがぶり返し、家の片付けと申請書類の提出、不自由な避難生活、たった2年前に同じ悲劇を繰り返したばかり、いや三度に渡る被害に被災者の精神的ダメージは図りしれません。同行した看護師さんが身体の様子をみている間に眠りにつく人もいます。ボランティアが作業の音をたてている中でも、椅子にもたれながら、うたた寝をする住民さん。心も身体もぼろぼろに傷ついていて、目が離せません。おもやいのメンバーとそれを支える外部の支援者、コロナ禍で決して多いとは言えないマンパワーの中でも、着実に被災者に寄り添い、汗だくになりながら、それぞれ一人一人が出来ることを出来る範囲で協力しながら、被災者を支えています。 地元の人たちももちろん被災地を支えてくれています。カーテンを扱う地元業者の「窓辺」さんは無償でカーテンを提供してくれています。被災家屋にカーテンを設置に行きました。線路沿いで遅くまで走る列車の明かりに悩まされていたのでカーテンをとても喜んでくれました。韓国料理店さんは韓国風のり巻きを提供してくれたり、おもやいのメンバーのお母さんはボランティアのボランティアで、メンバーに昼食を提供してくれたりとたくさんの“おもやい”が被災地では繰り広げられています。コロナ禍で大変な時ですが、どうぞ長い目でご協力ご支援よろしくお願い致します。 <被災者の声> 高齢夫婦 武雄市内に仮住まいのアパートが見つからず、娘夫婦のいる佐賀市内に引っ越しをする。1990年、2019年、そして、今回ともう3回目で、跡取りもいないし、これからこの家をどうしようか、なやんでいます。(増島智子) -- *当センターの活動内容はブログで写真もぜひご覧ください。 http://ngo-kyodo.org/20218gatugou/ (新しいウインドウで開きます) ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605 (新しいウインドウで開きます) ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2021年8月豪雨」と記入して下さい。 -- -- ※リンクはすべて別ウインドウで開きます。 ★マンスリーサポーター募集中 https://congrant.com/project/ngokobe/632 -------------------------- ※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。 http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 被災地NGO恊働センター 〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL:078-574-0701 FAX:078-574-0702 E-mail:info@ngo-kyodo.org HP:http://www.ngo-kyodo.org/ FB:https://www.facebook.com/KOBE1.17NGO/ ◉東日本大震災支援活動ブログ http://ngo-kyodo.org/miyagijishin/ ◉熊本地震救援活動継続中 http://ngo-kyodo.org/kumamoto/index.html ◉平成30年7月豪雨災害救援活動継続中 http://ngo-kyodo.org/201807gou/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー10
(武雄からの現地レポートです。) ここ数日の暑さで体調不良を訴える人が多くなっています。加えて2度の水害で精神的ショックも大きく影響しています。近所の人からも、「○○さんの様子が心配だから、見に行ってほしい」と相談に来るケースも毎日のようにあります。看護師さんと駆けつけると、すぐに病院にいく必要がある人もいます。自力で行けない人はボランティアが送迎します。罹災証明の申請の手続き、買い物などにも同行することもあります。 水害でパニックになり、家の修復もどうしていいかわからない人も多く、建築士のメンバーや大工ボランティアなどが少しずつ提案し、一緒に考えながら作業を進めています。 コロナ禍でマンパワーが少ないながらも、おもやいに関わるメンバーの素早いきめ細かい対応は、住民さんの信頼にも厚いものがあります。疲労困憊の被災者も、家の修復が進むに連れて、「気持ちがすっきりするわ。」、「こんな丁寧にしてもらって助かる」と言ってくれます。 再建してから、一年、数ヶ月しか経っていない中での水害で、いま被災者のみなさんは、頭が真っ白な状態です。再びあの辛い再建作業をしなくてはならないのかと考えると、現実を受け止めることができません。そんな被災者に寄り添うボランティアもまた、一緒に悩み苦労して再建に取り組んできた暮らしが壊され、被災者と同じように傷ついています。それでも、時に涙しながら、歯を食い縛り、気持ちを奮い立たせて、笑顔で被災者の元に駆けつけています。どうぞ、みなさんご支援よろしくお願いします。 <被災者の声> ・高齢夫婦 もうしんどい。おじいさんの面倒をみるのに、2階への登り降りが大変で今日も足を滑らせた。食欲もない。 ・高齢夫婦 ボランティアさんが一生懸命部屋を片付けてくれて、気持ちがすっきりしてきた!ほんとにありがたい。 ・高齢女性 家がどうなっているか心配だったけど、相談にのってもらえて安心した! ・高齢女性 いろいろ愚痴聞いてもらって、気持ちが落ち着いた。ありがとう。 ・女性 おもやいさんで物資を配布していると聞いて、物資を取りに行きました。いろいろもらえて助かりました。流し台は壊れて料理ができないし、カセットコンロで多少は料理をしていたけれど、家の中は工事中でカビも酷いから、いまは、料理もしてないので、食料も頂いて助かりました!(増島智子) -- *当センターの活動内容はブログで写真もぜひご覧ください。 http://ngo-kyodo.org/20218gatugou/ (新しいウインドウで開きます) ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605 (新しいウインドウで開きます) ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2021年8月豪雨」と記入して下さい。 -- -- ※リンクはすべて別ウインドウで開きます。 ★マンスリーサポーター募集中 https://congrant.com/project/ngokobe/632 -------------------------- ※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。 http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 被災地NGO恊働センター 〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL:078-574-0701 FAX:078-574-0702 E-mail:info@ngo-kyodo.org HP:http://www.ngo-kyodo.org/ FB:https://www.facebook.com/KOBE1.17NGO/ ◉東日本大震災支援活動ブログ http://ngo-kyodo.org/miyagijishin/ ◉熊本地震救援活動継続中 http://ngo-kyodo.org/kumamoto/index.html ◉平成30年7月豪雨災害救援活動継続中 http://ngo-kyodo.org/201807gou/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー11
(武雄からの現地レポートです。) この2日間また、時折強く雨が降りました。雨が降る度に心がざわつきます。翌日、住民さんに会うと「昨日の雨は酷かったね」と心配そうに話しています。 疲労と暑さも限界を越え、熱中症などで救急搬送される人もいます。 「ゆっくり、片付けしましょう。ぼちぼちね」と声をかけつつも、目の前のカビやほこり、水に浸かったものがあると、ついつい身体が動いてしまい、疲れた身体を酷使してしまいます。気持ちは早く片付けて、早く家に戻って、落ち着きたい、当たり前のことです。でもすでに被災から2週間が過ぎ、身体は限界を越えています。 前回の水害の時は、私たちから家の再建について、床はこうしよう、壁はこうしようなどといろいろ提案していました。でも、今回被災者から返ってくる答えは「また、水害があるかも知れないから、もうあまり何もしなくていい、いい」、「前の時みたいに、次はこうして、ああしてとか思えず、頭も身体も動かない」、「もう、なんもせんでいい」など、いま暮らしに対して諦めの気持ちが心の大半を占めている方も多く、私たちもどう声をかけたらいいのか・・・・? 寄り添いとは、何なのでしょう?悩みます! ある被災者は「近所の人たちも、ここら逃げ出す人もいるのよね」とポツリと呟く言葉に返す言葉が見つかりません。 <被災者の声> ・高齢独居男性 来年もまた水害があるかもしれないから、そんなに手を掛けない。 ・高齢女性 タンスはいらない。また水害がきたら、プラスチックケースのほうが、洗えてまた使えるから。 ・高齢独居男性 カーテンもらえてうれしかった。電車の明かりも気にならないし、寒さもうんと違うよ。助かったよ! ・高齢男性 新幹線はいらないから、浸水しないようにしてほしい。台所が使えない家が地区に50世帯ほどある。お風呂も壊れて入れない人もいるし、食事とお風呂が困っている。お風呂行くにも車はない人は交通費がかかる。 ・高齢男性 3年前に心臓の手術をして、身体はこの通りで、重たいもの運べないし、思うように動けない…。(増島智子) -- ※リンクはすべて別ウインドウで開きます。 *当センターの活動内容はブログで写真もぜひご覧ください。 http://ngo-kyodo.org/20218gatugou/ ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605 ・ヤフーネット募金からも寄付できます。 (クレジットカード・Tポイントで寄付できます) https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240004 ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2021年8月豪雨」と記入して下さい。 -- ★マンスリーサポーター募集中 https://congrant.com/project/ngokobe/632 -------------------------- ※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。 http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 被災地NGO恊働センター 〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL:078-574-0701 FAX:078-574-0702 E-mail:info@ngo-kyodo.org HP:http://www.ngo-kyodo.org/ FB:https://www.facebook.com/KOBE1.17NGO/ ◉東日本大震災支援活動ブログ http://ngo-kyodo.org/miyagijishin/ ◉熊本地震救援活動継続中 http://ngo-kyodo.org/kumamoto/index.html ◉平成30年7月豪雨災害救援活動継続中 http://ngo-kyodo.org/201807gou/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー12
(武雄からの現地レポートです。) 秋の気配を感じる佐賀県武雄市です。各地から応援に駆けつけた災害支援経験のあるボランティア団体のスタッフが、おもやいボランティアセンターで活動しています。 活動内容は多岐に渡ります。建築士や大工とともに被災家屋へ訪問し、被災状況を確認し、ボランティアにどんな活動をしてもらうか現場調査。被災者の住宅に訪問してお困りごとがないか確認するニーズ調査。必要に応じて物資の調達、配布、物資の整理などする物資班。炊き出しや配食、病院や買い物、入浴介助など必要に応じた送迎活動。ボランティアに対して活動を行う現場とのマッチング。避難所の環境整備。被災者への傾聴、心のケア。看護師による訪問。マッサージ、足湯の提供。写真洗浄。こどもの遊び場支援。被災者の声を聞き、行政へ要望書を提出などなどといったようにたくさんの活動があり、それぞれの得意分野を活かしながら、被災者の支援活動にあたっています。まさに26年前の阪神・淡路大震災から言い続けられている“何でもありや!”です。というより、今回のおもやいボランティアセンターの活動は、被災者の心のひだに寄り添い、できることは何でもせざるを得ない!ということですね。 当センターは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のガイドラインを遵守しながら活動にあたっています。 <被災者の声> ・高齢男性 (マッサージを受けて) 足がすっきりした!気持ちよかった! ・高齢女性 (マッサージを受けて) すっごく、気持ちよかった!!ボランティアさんに家も片付けてもらって、すっきりした。ずっと、散らかって気になっていたから。 ・高齢女性 足湯をしてもらって、気持ちよかった!!ボランティアさんにとってもよくしてもらって、助かってます。 ・高齢女性 (お弁当をもらって) いろんなおかずが少しずつ入っていて、普段はこんなに作れないから、美味しかったぁ。 (増島智子) -- ※リンクはすべて別ウインドウで開きます。 *当センターの活動内容はブログで写真もぜひご覧ください。 http://ngo-kyodo.org/20218gatugou/ ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605 ・ヤフーネット募金からも寄付できます。 (クレジットカード・Tポイントで寄付できます) https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240004 ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2021年8月豪雨」と記入して下さい。 -- ★マンスリーサポーター募集中 https://congrant.com/project/ngokobe/632 -------------------------- ※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。 http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 被災地NGO恊働センター 〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL:078-574-0701 FAX:078-574-0702 E-mail:info@ngo-kyodo.org HP:http://www.ngo-kyodo.org/ FB:https://www.facebook.com/KOBE1.17NGO/ ◉東日本大震災支援活動ブログ http://ngo-kyodo.org/miyagijishin/ ◉熊本地震救援活動継続中 http://ngo-kyodo.org/kumamoto/index.html ◉平成30年7月豪雨災害救援活動継続中 http://ngo-kyodo.org/201807gou/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー13
(武雄からの現地レポートです。) |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー14
(武雄からの現地レポートです。) |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー15
(武雄からの現地レポートです。) |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー16
(武雄からの現地レポートです。) |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー17
(武雄からの現地レポートです。) |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー18
(武雄からの現地レポートです。) |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー19
(武雄からの現地レポートです。) |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー20
昨日、今日も夏のような暑さです。そんな中、配食のお手伝いです。いつも、お弁当を作って下さるお寺の方が、アジフライとひじきと大豆の煮物を届けてくれました。その日は偶然にも地元の方が鯉こく(鯉のアラの味噌汁)を差し入れしてくれました!早速、お弁当にしてお届けしました。大きなアジの切り身も鯉こくも住民さんにもとても好評でした! |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー21
ここ数日朝晩はめっきり涼しくなりましたが、昼間は立秋だというのに夏のような暑さが続いています。住民さんも「ぬくかぁー」と汗をぬぐいながら、片付け作業を進めています。 |
2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー22
昨日は、お天気に恵まれ、朝からおもやいの事務所前ではテントの設営に追われました。この日は大分県日田市から天ヶ瀬温泉の旅館組合のみなさんが、足湯に来てくれました。昨年の7月九州豪雨で被災し、立ち上がった一般社団法人あまみら(天ヶ瀬温泉未来創造プロジェクト)は天ヶ瀬温泉の再建に取り組んでいます。また、当センター代表頼政が理事を勤める2017年の九州北部豪雨をきっかけに設立されたNPO法人リエラ代表松永さんが橋渡し役となり、今回の足湯が実現できました。 |
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