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水害についての情報をください。
「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO13  
【ボランティア募集情報あり】
「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO17 8/7岸和田駅 街頭募金 「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO18
【ボランティア募集情報あり】
「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO19 「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO20 「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO21
「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO22
【ボランティア募集情報】
山形豪雨について
平成30年7月豪雨(西日本豪雨)第4報
「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO23新着マーク 「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO24新着マーク
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西日本豪雨災害情報


水害についての情報をください。

 ネットのみなさまへ

今回の水害は非常に範囲が広くなっています。
現在愛媛、広島の情報は入っていますが、その他の地域の状況がわかりません。
被害が出ている場合はゆめ風基金まで連絡ください。
また被害調査票や緊急支援用のリーフを添付します。


緊急支援のためのリーフ2.doc

被災地支援金助成要綱.docx

2018豪雨被災状況調査票.doc



よろしくお願いします。

                               ゆめ風基金 八幡

--
=====================
被災障害者支援NPO法人ゆめ風基金
〒533-0033大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662
http://yumekaze.in.coocan.jp/
yumekaze@nifty.com
=====================


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO13【ボランティア募集情報あり】

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO13(2018年7月25日)

気のせいか水害関連の報道が減って来たような気がします。ボランティア志願者の関心が薄れるのが心配です。まだ避難指示解除ができていない人たちが23,000人もおられます。
また避難所等に避難されている方々は、約4000人とのこと。
一方で、今日中にはすべての断水が解消されるようです。そして広島県坂町、愛媛県大洲市、西予市、岡山県倉敷市では仮設住宅の建設が始まりました。「みなし仮設」についてはすでに受付が始まっていますので、被災者はとりあえずの住まい確保の計画を立てることになるでしょう。

しかし、これまでの経験から可能な限り期限を決めずに、じっくりと考える時間を提供して欲しいと思います。政府は、熊本地震の際にも採用したフェリーの一時避難所使用を今回も倉敷市で採用しました。熊本では充分に活用されなかったとも聞きますが、他方少しの被災者でも活用されるならば、選択肢が増えるので継続して頂きたい。

ところで被災地でのボランティア活動も、保育ボランティアが現れたり、避難所での足湯ボランティアが動き出したり、東日本大震災でも注目された「大切な思い出を失わないように、写真洗浄ボランティア」(毎日新聞夕刊、018・7・24)も登場しました。まさにボランティアの多様性の本領発揮ではないでしょうか?長期戦を前にして、多彩なボランティア活動が期待されます。

もう被災者は披露困憊の上に、先々の生活設計に関する不安、避難生活のストレスなどから「災害関連死」が懸念されるところです。せっかく大災害を乗り越え、生き延びたにもかかわらずその後の避難生活でのストレスやエコノミー症候群発症で命を落とすということだけは避けたい。専門家の方々とボランティアが連携してさまざまなサービス提供をすることで関連死を防げることもあります。被災者の「自助」といろいろな関係者との「共助」が効果を発揮します。是非、一人でも多くの方がボランティアに参加しましょう!!
(村井雅清)

8月5日(日)神戸からボランティアバスを出します。希望者は、被災地NGO恊働センターまで申し込んでください。
詳細はこちらを↓
http://ngo-kyodo.org/201807gou/2018/07/23/(別ウインドウで開きます)


★災害救援金を募集しています。
ゆうちょ銀行一一九(イチイチキュウ)店 当座0068556、郵便振替:01180-6-68556
口座名義:被災地NGO恊働センター
*「201807豪雨」と明記下さい
★クレジット寄付のページ
https://www2.donation.fm/kobe117ngo/form.php
★マンスリーサポーターの仕組みができました!
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被災地NGO恊働センター
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10
TEL:078-574-0701 FAX:078-574-0702
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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO17

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO17(2018年8月1日)

この間、少しずつですが避難所では環境改善のお手伝いや足湯などを提供させて頂いています。それでも広い被災地でとても私たちだけの手では足りません。
そこで、呉市社会福祉協議会のご依頼で地元の民生委員の方々に足湯を覚えて頂いて、それぞれの地域で取り組んでもらおうと、足湯講習会が呉市の吉浦という地区で開催されました。そこには呉高専の生徒さんと教師の方も参加してくださいました。
民生委員さんの中には「自分たちでも何かしないとと思ってね、水害の当時はみんなに安否確認の電話をして、避難者の人がいるから、地域の施設にお願いしてお風呂を借りたり、お弁当を作ってもらったり交渉したのよ」と話してくれました。自ら率先して行動されたことに驚きとともに、感動しました。こうして地域の事情が分かっている人たちがいて、地域力がたくさんあって、ボランティアが少ない中でも、地元住民が助け合い、支え合う姿が各地にあるんだなと思いました。

そして私たちが、避難所で段ボールベッドを作っていると、最初は怪訝な様子で見ている被災者の人も「私も手伝うよ!」とベッドづくりを一緒にしてくれます。そして「この人は足が悪いからベッドがあった方がいい!私が聞いとくから!!」と避難所の人たちに必要かどうか聞いてくれます。そして「ベッド屋さん、いくつ必要だよ!」と教えてくれて、いつしかベッド屋さんになってしまいました(汗)。

また、坂町の小屋浦地区の避難所でも、ベッドを作っていると台風で緊急避難してきたおばあちゃんが「避難所にいても何もすることないからね。私も手伝うとよ!」と段ボールベッドづくりをボランティアと一緒にしてくれました。「水害前は、プールに泳ぎに行ったり、家庭菜園をしていたり、いろいろ身体を動かしていたからね」とつぶやきながら、、、、「ささやかに暮らしていたのにこんなことになるとはね~」と淋しそうに・・・・。
そして、中には小学5年生の女の子もお手伝いしてくれました!おばあちゃんが「他の子にはできない貴重な体験ができていいね。」と笑みもこぼれます。被災し、避難生活が長引く中で、土砂の片付けまではできないけれど、避難所で何かできることがあれば一緒にして、少しでも避難所での暮らしを快適にできればと思いました。
(2018年7月30日、増島 智子)

*お詫び:前号で広島市東区の「馬木避難所」と表記しましたが、正しくは「福木避難所」です。申し訳ありませんでした。

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8/7岸和田駅 街頭募金

自立生活センター・いこらーが、
西日本豪雨・大阪北部地震の募金活動をされます。

日時:2018年8月7日(火)
場所:南海岸和田駅周辺
時間:16:30集合 17:00募金活動開始
   19:00終了

お手伝いも募集しています。
お近くの方ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※返信はyumekaze@nifty.comにお願いします。

以下いこらーより


【西日本豪雨・大阪北部地震で被災された障害者の方への募金活動】

近年、日本各地で災害が頻発し、多くの方が被災され、困難な生活を余儀なくされています。特に、障害者の方は被災すると、支援の手が届かず取り残されてしまいます。

自立生活センター・いこらーとぐっすら作業所のメンバーは少しでも被災された障害者のために募金活動を行うことにしました。

集まった募金は全額、被災された障害者を支援している「認定NPO ゆめ風基金」に送ります。

もし興味のある方はお手伝いして頂ければ助かります。

日時:2018年8月7日(火)
場所:南海岸和田駅周辺
時間:16:30集合 17:00募金活動開始
   19:00終了

みなさまのご支援・ご協力のほどよろしくお願いします。



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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO18【ボランティア募集情報あり】

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO18(2018年8月4日)

「平成30年7月豪雨」災害発生から1ヶ月を前にして、政府、地方自治体、民間企業、地域コミュニティなど各々の課題が浮き彫りになってきた。気候変動により、つい「異常気象」と言いたくなるほどの気象災害が次々と発生している現実と向き合うならば、あらためておのおのがしっかりした検証が不可欠だと言える。
一方、大阪北部地震後、一貫して大阪に踏ん張ってボランティア活動を展開している人たちがいることを忘れてはなるまい。中でも、壊れた瓦屋根のためにブルーシート張り講習会を続けている。この技術は、もちろん今回の同地震の被災者に喜ばれていることは言うまでもないが、きっと今後の地震災害には役立つことは間違いないと思われるので、大阪はじめ近隣の人たちは是非この研修を受けて欲しいと願う。
(*問い合わせは、070-3149-9333:茨木ベース代表電話)

また、豪雨災害による西日本の被災地では、相変わらずボランティアが不足し、もう1ヶ月になるにもかかわらず、コツコツと被災者自身が片づけをされている姿も少なくないようだ。夏休みに入って各地のボランティアチームが動き始めているようだが、残念ながらまだまだ本格的とは言えない。そうした現実を前にして、当被災地NGO恊働センターは以下のように神戸からボランティア・バスを走らせる。ご協力をお願い致します。

①日時:8月5日(日)JR神戸駅南口集合
午前7時出発(集合6時40分 活動場所:倉敷市真備町
(定員になり応募は締め切りました。)

②日時:8月10日(金)JR神戸駅南口集合
午前7時出発(集合6時40分) JR神戸駅前午後6時半頃着(運行:名鉄観光)
活動場所:倉敷市真備町 定員 15名(先着順)

③KOBE高校生豪雨災害ボランティア(参加者は高校生に限定)
日時:2018年8月24日(金)6:50~19:00頃
集合・解散場所 JR住吉駅南2号線沿い(東灘区民センターうはらホールすぐ南側付近)活動場所 岡山県倉敷市真備町

*いづれも問い合わせは被災地NGO恊働センター村井まで(090-3160-3816)

今後お盆明けから、随時ボランティア・バスを走らせるつもりですので、神戸のみならず周辺の主要駅から「ボランティア・バスを出すなら、私は引率できますよ!」という方がおられましたら是非申し出て下さい。一人の引率者が手を挙げて下されば、最低20人のボランティアを被災地に派遣することができます。是非ご協力をお願い致します。
(村井雅清)


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO19

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO19(2018年8月6日)

「平成30年7月豪雨」災害から、ようやく1ヶ月が過ぎた。「被災地での死者は、岡山、広島、愛媛3県を中心に15府県で225人に上り、平成最悪の豪雨災害となった。」「死者が113人と最多の広島・・・」(神戸新聞、2018・8・6)と、広島は4年前の大規模土砂災害の人的被害をはるかに超えてしまった。災害から1ヶ月にあたっていろいろな検証報道を見ると、そのほとんどが“救えたいのち”と言えるだけに悔しい。そして未だに「3日現在で11府県約2万3000人への避難指示が続き、約3600人が避難所に身を寄せる。」(毎日新聞、2018・8・6)

一方、ボランティアはこの猛暑の中、懸命の作業に従事している。しかし、5日神戸で開かれた兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科での報告会では、「ボランティア不足が課題」と浮き彫りになった。同8月6日付朝日新聞新聞では、「ボランティア不足深刻、被害広範囲・活動内容が制限」という見出しの記事が目に止まる。
被災者(地)にとって深刻な課題であろう。その上で敢えて考えなければならないことは、根本的な問題が何かを掘り下げなければならない筈だ。それは、阪神・淡路大震災後、「ボランティア元年」と称賛され、通称NPO法が成立し、いわゆる「新しい公共」の幕開けとなり、以来23年間全国各地で「災害ボランティアコーディネーター養成講座」など再々開かれ、災害時のボランティアの有効性が説かれてきたにも拘わらずだ?

来る南海トラフ大災害や首都直下地震に対する備えが叫ばれている中、この状態では「ボランティア元年」が築いたボランティア文化が綻びたと言われてもやむを得ない。
忸怩たる思いで、昨日も神戸からボランティア・バス2台を派遣した。まさに“砂漠に1滴の水”に過ぎないかも知れないが、参加されたボランティアは猛暑の中、もくもくと活動し被災地をあとにして帰神された。下は18歳から、上は78歳まで約40人。ほんとに頭が下がる。
次は8月10日(金)に再度ボランティア・バスを派遣する。まだ空席があるので是非申し込んでください。→詳細は、078-574-0701 被災地NGO恊働センターまで。 (村井雅清)

以下長くなりますが、現地広島市小屋浦地区に入っている頼政代表からのレポートを
紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8月3日は小屋浦地区にある「たかね荘」という特養に向かいました。ここは避難所には指定されていませんでしたが、現在は避難者20名ほどを受け入れています。
この避難所では、まだダンボールベットがうまく導入されていませんでしたので、兵庫県立大学のメンバーと共に設置をすることになりました。

はじめは、「私は布団だけの方が都合がいいんよ」と遠慮していた方もいましたが、
兵庫県立大のメンバーが話をしていると、「じゃあ作ってみてもらおうかな」とダンボールベットを使ってみてくださいました。

避難所の中では、「周りに迷惑をかけるから」「狭くなるとみんなが困るのでは」
という遠慮から様々な支援を遠慮される人が多くいます。

しかし、少し話を聞いてみると被災者の方の気持ちが少しずつ滲み出てくるように思います。
町営住宅への引っ越しのお手伝いをした方は、「ひとまず半年は家賃が無料じゃけえ、その間に先が見えるように頑張るわ」また、別の方は、「やっと家が決まって一安心。ボランティアの方が手伝ってくれて地域の方もよくしてくれるので、少しずつ前向きになってきたよ」というお話をしてくれました。


災害発生から1ヶ月が過ぎた今、みなさん、少しずつ次の生活へと移るステップを踏んでいる中でなんとか前向きに進んでいこうとしている様子が見受けられました。
まだまだ先が見えない不安があるのですが、こうした被災者の方々の後押しをできるように支援を続けていきたいと思います。
(頼政良太)


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO20

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO20(2018年8月7日)

増島智子の現地レポートを紹介します。以前のレポートで、“思い出守り隊”が作業する大切な思い出の詰まった写真の洗浄ボランティア、保育ボランティア、学習サポートボランティアなどなど、ボランティアが不足する中で、こうした「痒いところに手が届くようなボランティアも求められます。今日の現地レポートは“宝もの探したい”の話ですが、阪神・淡路大震災でも、倒壊した家屋の中から大切なものを探し出すボランティアが活躍していました。多彩なボランティア活動が被災者に寄り添うことで、被災者が笑顔を取り戻したり、
暮らし再建の心の第一歩を踏み出したりされます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この間、避難所では足湯をしたり、家屋の土砂出しをして来ました。神戸で一緒に活動した仲間が久しぶりに東京と香川から駆けつけてくれました!
家屋の泥出しでは、大量の土砂を前にスコップを持つ手も力強く、台所スペースがすっきりしてきました。そして、お位牌がありそうなスペースにも捜索の手が伸びてきます。持ち主のお母さんも、「もう無理よね。でもここにあるかもしれない」と気持ちが揺れますが、土嚢袋を広げたり、時には鍬をもってお手伝いしてくれます。みんなでお位牌を探します。お陰で、次々と泥がなくなり、お母さんも「こんな風になるとリフォームできるかもしれないね~」と思わず笑みがこぼれます。長年住み慣れた家を急に失うということのつらさを感じます。夢なら覚めてほしいと・・・。

翌日には、埋まったタンスを壊しながら、中の洋服を救出しました。土砂をよけ、荷物を出しての繰り返しです。昔のタンスは、以外に丈夫なのでびっくりしました。こうしてボランティアさんの地味な活動がつながって、少しずつ大切な品や思い出を救出しています。果てしない土砂との戦いですが、確実に進んではいます。
そして、やっとみなし仮設のアパートへの転居が決まり、少しで引っ越しのお手伝いをさせて頂きました。冷蔵庫や布団、電子レンジなどここからまたあらたな生活が始まります。

被災者のみなさんは一部新居が決まり、安堵の表情を浮かべますが、新しい生活への不安と被害に遭った住宅をどうするか心が揺れています。
復旧作業しながら、新しい家の準備などまだまだ心は休まりません。ボランティアの手も全く足りておらず、手つかずの家屋もあります。被災者の皆さんはこの酷暑の中を汗だくでフラフラしながらひとカキひとカキ土砂をすくい、家の外に排出しています。
もっともっとボランティアに来てください。どうぞよろしくお願いします。
(増島 智子、2018年8月3日)


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO21

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO21(2018年8月8日)

 昨日8月7日、新聞各紙は政府の中央防災会議が、南海トラフ大災害の可能性が高まっていると判断した場合、「政府の呼びかけで住民が一斉避難する仕組みを導入する」ことを発表した。詳しい内容がわからないので、懸念されることも予測されるため軽率にコメントできないが、“住民が一斉避難”という表現に「ハッ!」とさせられた。
というのは、本レポート19号で「救えたいのち」について触れた。2005年頃から災害時要援護者についてかなりの議論が積み重ねられた。以後の災害でも、残念ながら犠牲者は後を絶たないまま2011年東日本大災害を迎え、亡くなった障害者の数が一般の人たちの2倍近くになっていることが明らかになった。阪神・淡路大震災でも同様の数字が出ている。16年間何も変わっていないことを露呈した。こうした現実と向き合い、政府は2013年災害対策基本法を改正し、災害時要援護者の名簿作成を義務づけた。

にもかかわらず今回の豪雨災害では、また多くの犠牲者を出した。しかも救助対象者のリストをつくっていたにもかかわらずだ。しかし、「ハッ!」としたと前述したのはこのことだ。この責任は誰にあるわけではない。換言すれば、誰にでもあるといえる。
だから、「一斉に逃げる!」ということも視野に入れなければならないということに気づいた。これまでは、「災害時要援護者」という言葉に左右されていた。しかし、特に今回のような大災害の場合、災害直後の救急救命期は誰もが要援護者だということだ。しかし、その中でも「避難行動が難しい人」など要配慮者には特により手厚い支援が必要だということになる。平時から、まずはみんなで逃げるということを意識し、その上で要配慮者支援についても考えておくことが急がれるということでないか?

 2005年のパキスタン地震のときに被災地の女性グループとの意見交換の場で、女性のリーダーが「私たちは時には弱者となるが、一方で男性よりも強いのだ!だから私たち女性は一人で4~5人の子どもを抱えて逃げることができる!」と言われた。「なるほど、だから女性を最優先で救うことを考えなければならないのか」と気づかされた。また、障害者に寄り添って40年、故大賀重太郎は、24時間寝たきりの方の介護をしていて「この人は体は動かないけど、人の生き方について指南してくれる人なのだ」とあるマスコミの社説で紹介された。つまり、「あなたを喪ってはならないから、最優先で助けるのだ!」というメッセージでもあったことを教えられた。
災害時の要援護というときに、一面的な視点で捉えていたことが“落とし穴”だったかも知れない。あらためて今回の豪雨災害で明らかになった要援護者援助の課題について、しっかりと見直さなければならないことだけは間違いない。
(村井雅清)

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO22【ボランティア募集情報あり】

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO22(2018年8月9日)

前号で、「住民が一斉避難という表現にハッ!とさせられた。」と書いた。要は、阪神・淡路大震災以後、災害時の要援護者をどのように助けるのか?という一点で考えてきた。それは最優先配慮者が誰なのかということからだった。だから一斉避難という視点はなかった。

さて「ボランティアが足りない!」と繰り返してきた。この対策について、同じように

「ハッ!」とさせるような大胆な発想が必要ではないかと思う。災害後のボランティアについてのことなので、どうしても経験豊富なボランティアが、最近ではプロ的なボランティアが、リーダー的に振る舞い、“若葉マーク”のボランティアをお世話すれば効率よくボランティアが活動できると思いがちだけど、果たしてそうだろうか?と疑問を持つ。
というのは、23年前の阪神・淡路大震災では1年間で137万人というボランティアが国内外から被災地に集まった。その内、なんと若葉マークすなわちボランティアなんてしたことがないという人たちが、6割~7割もいた。評論家の故加藤周一さんは「ボランティアの意義といえば、“多様性”につきる」と評価された。つまり、十人十色の人間としてボランティアが活躍する意義はそこにあると言っても過言ではないだろう。
いや、むしろ支援の対象になる被災者も多彩であることを踏まえると、単純には数字合わせができるものではないが、例えば被災者が100人いても、漏れなく、落ちこぼしなく対応しようとすると100人でも足りないということになる。だからこそ、最低でも考え方も感性も違う多様なボランティアが必要になる。というのが筆者の考え方である。

つい、ともすれば災害後の支援の話なので、いかに組織的に、また効率的に動くことが必須だと考えがちだが、以外に未経験、未組織の人たちが活躍するものだと阪神・淡路大震災では教えられたのだ。こうした過去の実績を踏まえると、今回のような広域大災害の場合はとにかく現場に駆けつけ、できることをやって引き上げるという手法が最も現実的で、かつ結果的には効率もよくなるということだ。

以下の事例は、今回の水害で広島のある地域で被災者同士が工夫して支えあっている風景なのだが紹介したい。ここの被災者たちは紛れもなく初心者ボランティアだ。こうして被災者自身が築くコミュニティの場に、支援に入るボランティアがどのようなお手伝いができるのかも、これからの課題であるような気がする。
「呉のある地域では断水になり、住民が自ら洗濯機を購入し、被災地に設置し被災者のみなさんが洗濯場に集まり、その場が井戸端会議の場となり、結果コミュニティづくりのきっかけを提供したおばあちゃんがいたり、民生委員の女性が地元の福祉施設に掛け合い、お風呂などの提供を持ちかけたり、避難所で炊き出しを提供した人もいます。」
このように災害時のボランティアのあり方も、大胆な発想の転換があってもいいのではないかと関係者に再考を促したい。

さて、何度もこのレポートでお伝えしている被災地へのボランティア・バス派遣だが、山口県、島根県からは以下のように決定したので、該当する人たちがいたら各々の連絡先に申し込んで欲しい。

■日時:平成30年8月19日(日)出雲市総合ボランティアセンター集合
午前6時出発(集合5時40分)、午後7時帰着(運行:フラワー観光)
活動場所:広島県坂町小屋浦地区 、定員:20名(先着順)
※詳細は、〒693-0002 島根県出雲市今市町北本町3-1-2
出雲市総合ボランティアセンター 岸 幹人
電話:0853-21-5801 ファックス:0853-21-1831
メール:volunteer@local.city.izumo.shimane.jp

■日時:8月22日(水)玖珂インターパーキング集合
午前5時出発(集合4時30分) 7時30分着(運行:岩国観光)
活動場所:呉市 定員 20名(先着順)
※詳細は、災害復興支援団体 山口災害救援 事務局
杉本邦夫 080-1932-2934 FAX 0827-84-3457
E-mail 1192tukuroujapan@kpd.biglobe.ne.jp

■なお神戸発のボランティア・バスは、8月10日に第2便を実施しますが、残念ながらもう早々と定数に達したので募集は締め切った。
(村井雅清)


★災害救援金を募集しています。
ゆうちょ銀行一一九(イチイチキュウ)店 当座0068556、郵便振替:01180-6-68556
口座名義:被災地NGO恊働センター
*「201807豪雨」と明記下さい
★クレジット寄付のページ
https://www2.donation.fm/kobe117ngo/form.php
★マンスリーサポーターの仕組みができました!
http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html
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被災地NGO恊働センター
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10
TEL:078-574-0701 FAX:078-574-0702
E-mail:info@ngo-kyodo.org
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山形豪雨について

 障害者自立生活支援センター フリーワールド(山形県新庄市)と、自立生活センターほっとらいふ(北村山郡大石田町)に状況を確認しました。

 自分たちの事業所とまわりの事業所、知人たちには被害はなかったとのこと。

 引き続き被害情報などあればゆめ風に連絡いただけるようにお伝えしています。

とりいそぎご報告です

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平成30年7月豪雨(西日本豪雨)第4報

 西日本豪雨(平成30年7月豪雨)から1ヶ月以上が経過しました。

 西日本を中心に、河川の氾濫や洪水、土砂災害などの大きな被害が発生しています。2018年7月31日8時45分現在の消防庁による被害状況は次のようになっています。

「亡くなった方220人、行方不明の方10人、怪我をした方402人。住宅全壊 5236戸、半壊5790戸、一部損壊3024戸、床上浸水13259戸、床下浸水20942戸」。

また毎日新聞によると8月3日日現在で、11府県約2万3000人への避難指示が続き、約3600人が避難所に身を寄せています(毎日新聞、2018・8・6)。

まだまだ手つかずの被災地も多く、住民たちの窮状は、はかりしれません。
その中で、障害者拠点も多く被災しています。
ゆめ風基金は、直後からゆめ風ネットワークと連絡をとり、ネット愛媛、ネット広島、ネット尾道がすばやく調査に動き、ゆめ風事務局、障害者救援本部大阪、移動送迎ネットワークのメンバーが被災地に赴き、障害者の被災状況の把握につとめています。

昨日、広島の坂町の被災障害者を訪問したネット広島の障害者団体「てごーす」松尾さんによると、砂防ダムが破壊されたため、土砂が下流にまで流れ、川床にたまっている為、降雨があればあふれ出ている状態だそうです。今後、大雨が降ると、建物への浸水が憂慮されます。早急な対応が必要ですが、追いつかない状態とのこと。また、山手では、直径3メートルほどの巨石が流れてきており、危険な状態だということです。個人や、自治体ではどうにもならないレベルの状況なので、一刻も早い国の対応が求められます。

 8月8日現在、支援が必要と思われる被災拠点は次のとおりです。ゆめ風基金としては早急に支援を実施します。

【愛媛県】
大洲市

 ○共同連愛媛南余支部 ヘルパー事業所75センチ浸水 車両備品など被害額102万円、自立生活体験室3メートル浸水 被害額97万円
 ○地域活動支援センター 1階部分浸水、備品全滅
 ○放課後デイ事業所 1階天井まで浸水、備品全滅、車両5台水没

西予市

 ○野村福祉園レインボーアグリ事業所 2ヶ所建物浸水、備品被害→パソコンなどお届けしました。

西宇和島市

 ○障害者作業所 送迎車水没

【岡山県】
倉敷市 真備町 

 ○障害者B型事業所  2階までの浸水被害、備品全滅
 ○障害者地域活動支援センター 1メートル浸水 備品全滅
 ○障害者生活介護事業所 2メートル浸水 備品全滅
 ○障害者作業所 3.5メートル浸水 作業機械故障

【広島県】
福山市

 ○障害者事業所 ビニールハウス浸水 作業機械必要

広島市安佐北区

 ○障害者事業所  土砂流入で移転希望

【長崎県】
松浦市 

 ○障害者作業所 ビニールハウス倒壊

☆このたび、豪雨被害で被災した障害者世帯に5万円のお見舞金の支給を発表しました。障害者団体、福祉事業所、社会福祉協議会などを通じて申請していただくものです。
現在、愛媛、岡山、広島県の被災障害者から56件の申請があります。多数の支援金が必要とされています。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。

【西日本豪雨災害救援金のご送金はこちらにお願いします】
・郵便振替口座 00980-7-40043 ゆめ風基金
 (備考欄に「ごうう」とお書きください)

・他の金融機関からお振込みをされる場合の口座は
 ゆうちょ銀行 店番099 当座0040043 ユメ カゼ キキン
 (他行からお振り込みされる場合は、お手数ですが振込日、金額、お名前、ご住所、電話番号をゆめ風基金までお知らせください。1月末に税制控除に必要な領収書をお送りします)



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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO23


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO23(2018年8月14日)

 日航ジャンボ機墜落事故から33年、多くの遺族の方々が「御巣鷹の尾根」に慰霊に訪れ、さまざまな祈り、言葉、あるいは複雑な想いをもって、亡くなられた方々の供養をされた。
一方「平成30年7月豪雨」災害で、初盆として亡くなられた方々の供養をしたいのは山々だけれど、仏壇も何もかもが流され、お盆を過すこともできないという複雑な被災者も・・・・。岡山県倉敷市真備町のあるお寺は、檀家さん400軒のうち300軒が被害を受けているため、檀家さんへの配慮から供養を中止したという。
お盆だけはゆっくりと休んで頂きたいという思いで、各地のボランティア・センターは休んでおられるところも殆どのようだ。ボランティアの心配りではと拍手を送りたい。
そんな中でも、お墓の掃除や泥出しを淡々としておられた姿が目に焼きつけられた。

 お盆が明けたら、またボランティアの作業が始まる。お盆が明けたら少しは気温が下がることを期待したい。仮設住宅(みなし仮設を含めて)の入居受け付けも始まったようだ。
被災者にとっては、将来に道筋についてはじっくりと「あ~でもない、こ~でもない」と考えたい方々も少なくないだろう。是非、ボランティアは被災者の想いにも寄り添って欲しいと願う。
(村井雅清)


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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO24

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「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO24(2018年8月20日)

 大阪北部地震発生から2ヶ月が過ぎたが、なんと住宅被害が発災直後の10倍以上の4万4000棟の被害に増大しており、益々暮らしの再建が遠のいている。このレポートで何度も触れてきたが、特に一部損壊の被災家屋については被災自治体独自の支援しかないので、応急修理をして住むにも厳しい家庭があるのが現状だ。政府は是非、もう少し被災者の再建を後押しするような支援メニューを是非提示して欲しい。

 さて、「平成30年7月豪雨災害」に遭った「広島土砂災害」は、4年前に77名の尊いいのちを喪って4年になる。当然だが、被災者にとっては何年経っても忘れられないだろう。
しかし、皮肉にも再び広島県内はじめ西日本などには平成最悪と言われる水害が覆い被さった。しかも、亡くなった方々の約50%が救えたいのちではないかという結果が出た。
こうした実態を受けて広島県は被災者から聞き取りをし、「豪雨避難遅れ心理調査」を実施するようだ。この調査に踏み切ったもう一つの理由は、「土砂災害による死者の半数近くが被害の想定されていた「土砂災害警戒区域」で亡くなった」(毎日新聞、2018・8・20)ケースが少なくないからだ。同県は、「どのような方法なら危機感を持って避難してもらえるのか、行動心理学の分野から今回の災害対応を検証していきたい」と。(同紙)
専門家の意見のみならず地域の取り組みで、グッドプラクティスといえる事例も少なくないだろう。同県でも4年前の経験を生かして、今回迅速に避難し犠牲者を出していない地域もある。隣の岡山県倉敷市の自治会でも、消防団が活躍して迅速に非難させたという事例も聞こえてくる。政府のある担当者も「どうしたら逃げてくれるんだろうか?」と天を仰いでいる職員もいる。

 敢えて提案したい。発想の転換が必要ではないか?特に要援護者の援助に関しては、政府も2005年から「一人ひとりの救援プランを!」というかけ声で全国的に取り組んできた筈だ。しかし効果が芳しくないことを今回露呈した。広島県が今回実施しようとしている「被災者の聞き取り」の結果を待たなければならないが、ある意味そこに暮らしている住民の一人ひとりの声に耳を傾けるのは行政の姿勢としては基本でもある筈だ。是非、丁寧な聞き取りをして頂きたいと願うばかりだ。
 ところで、同県は災害対策本部を廃止し、「災害復旧・復興本部に移行する」と。行政としては、当然の経緯かも知れない。しかし、被災者に暮らし再建には一人ひとり事情が違う。
くれぐれも丁寧に寄り添って欲しい。「復興」というメーセージを発すれば発するほど重荷になる被災者もおられることを忘れないで欲しい。
(村井雅清)


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